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dancing 24 ★ こころとあたま


2月16日(木)


今日は1時間年次を取った。
仕事も落ち着いたし、何より家に早く帰りたいからだ。
帰りの新幹線も、たった1時間早いだけで込み具合が全然違う。
いつもよりちょっとリラックスして日記を書ける。

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Hi-STANDARDのドラム、恒岡章さんが亡くなったそうだ。
今もショックの最中にいるファンも多いことだろう。
大学時代の先輩達もハイスタ好きが多かった。ショックだろうな。

ハイスタ、と言えばそれだけで説明不要のバンドだ。
メロディックで激しく、それでいてキャッチー。
カッコつけている訳じゃないのにちょーかっけえお兄さんみたいな。

初めて聴いたのは中学生の頃で、大ファンとは言えないけど、時折、聴きたい衝動に駆られて気付いたら聴いてる。そんな感じでずっと身近にあった音楽だ。

チャットモンチーのドラムが抜けた後、サポートメンバーとしても活動していて、2015年「求愛ツアー」の「こころとあたま」、恒岡さんのドラムソロから始まるとこがたまらなく好きだった。

28歳の私が言うのも何だが、51歳で亡くなるなんて、早すぎるよなあ。

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ここからは非常に野暮な話になる。
今そんなこと語って何になるのかって。
ま、ただの日記だからしゃーない。

「27クラブ」という言葉がある。
言葉というより「そう呼ばれる人達」のことか。

自分も詳しいことはよく知らないのだけど、才能あるミュージシャンの多くが27歳で亡くなることが多いという都市伝説が海外にはあって、それに該当するミュージシャン達(や俳優、芸術家)のことをグループ化してそう呼ぶのだそうだ。

「27歳で亡くなる表現者が多い」というのは、統計的に見ると決してそんなことは無いみたいだが、時代の寵児達が若くして死ぬってことが与えるインパクトはやはり大きいのだろう。


特徴的なのは、自殺、薬物やアルコールへの過度な依存が関係している死など、病死や自然死とは違う、ある種の破滅的な死を遂げた人達が多いということだ。

ショットガンで自殺したNIRVANAのフロントマン、カートコバーンなんかが特に有名みたい。27クラブという概念を実質的に形作ったのも彼の死みたいだ。
他にもジミヘン、バスキアなんかも有名だ。

という前置きはここまでにして。


やっぱり、と思ってしまうのは、自分を表現することを職業にする人達は皆、繊細でギリギリの感性を持っているんだろうなってこと。

決して恒岡さんがそうだったとか言いたい訳では無い(死因も分かっていない)のだが、いわゆる「スター」と呼ばれる人達の輝きには、その眩しさと同じくらいの翳りがあるんだろう。
命を削りながら激しく生きて、儚く終わるってのもすげぇカッコいい人生だとは思う。
でも、だからって長生きしちゃいけない理由なんて絶対にないのだけどね。

なんてことを考えていたら、福岡の友人が電話をくれた。最近どうよ?大丈夫?って電話だったみたい。
嬉しくて、やっぱり長生きしなくちゃと思った。
友よ、俺達はどんなにカッコ悪くてもしぶとく生きようじゃないか。
ちなみに、アメリカハードロックバンドの雄「KISS」のベース、ジーンシモンズが、27クラブについて独自に調査・考察した本が面白いので、URLを貼っておく。

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ヘッダーは、みんなのフォトギャラリーからsoikickさんのイラストをお借りしました。
素敵なイラスト、ありがとうございます。

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