憂い

優しいという字は
憂いを抱えて生きること
だからこそ
他者の憂いに
寄り添うことができるのだ
憂いのない人生なんて
まがいもので
幸せだけで生きることなど
人の世では不可能だ
正しい眼を持っているからこそ
憂いが生まれるのだから
本当の幸せとは
この世ぜんたいに憂いが無くなってはじめて
現れるのだから
そのために生きること
それを忘れてはいけないのだと思う

2024.07.10

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