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クジラを眠らせる

わたしは一体いつになったらマウントの取り合い輪廻から抜け出せるんだろう

相手が一番返信がほしいのは自分の言葉に反応が来るであろうと期待した時

それを知っていて
己の根底の醜悪さに頭を掻きむしりたくなりながら

今日も既読無視でいつも通り振る舞う

はぁあニルヴァーナニルヴァーナ

心のままに生きることは、正直、しんどいことばっかりだ。

それでも、心のままに生きねばならぬ
と、知ったから。

ならぬものはならぬのだ。

耳障りの良いことだけを言っていたかった。
みんなに好かれたかったから。嫌われたくなかったから。

でも

たらればに付き合わず、感じたことを口に出し、
思いを言葉にして

ありのままを晒して

時に嫌われて、
逆にますます好きになってもらって、

人間関係も代謝され

目の前の問題に取り組んで

未来の影響を考える。

単純なことほど、実際にやりとげるには難しいと知った。

狭い崖を飛んで向こうにいくのに、いくらでも崖の底を深くすることができるから。

どうして嫌われるのが怖いんだろう?
わたしは今この他人を自分の中でどこに位置付けている?

不安の正体は何だ?

きっと深く掘るなら、そっちの方だ。

把握しよう。
このやりとりがマウント合戦だと気づいたことが始まりだ。

自分と相手の器量をはかる。

なにかの形の全体を見るなら、高いところから。

抽象化しよう。
掴み合いをやめて離れて見たら、不安の正体がわかるかも。

一旦手放して、見つめる。
ネガティヴも観察すれば怖くなくなるはず。

結局、自分も相手もちっぽけな人間という生き物なんだから。

嗚呼、
偉そうに語って、気持ちよくなっていたのは自分だ。

相手もそれを感じて、距離をとってくれたんだな。適切な距離を。

今まで仲良くしていたけれど、今夜のやりとりで
もしかしたらレールが離れるかもしれないな。

寂しいけれど仕方がないな。

いつも覚悟する。『覚悟が全て』だから。

全部吐き出して並べて整理すると
要らないものもわかる。手放してまた繋がって

繰り返していくしか、結局できることはない。

ここに書いたことはみんな、誰かの言葉の受け売り。
自分の中に貯めた大切な人のメッセージを
自分の形に繋げただけ。

そうやってまたいつも通り生きていく。

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