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ぼくらは「おもしろい宇宙」探検隊

あなたは、自分が好きなもの、おもしろいものを見つけた時にどう思いますか?

私は、こんなにおもしろいものがあるんだったらもっとおもしろいものがあるんじゃないか?あるはずだ、いや、あるに違いない、と思います。

もちろん、この世の中にはおもしろくないものがいっぱいあるので、自分が本当におもしろいと思うもの、感動するものを見つけるのは非常に大変なことです。だからこそ、自分が好きなもの、おもしろいと思うものを見つけた時の嬉しさと感動もそれはそれは大きいものです。

そして、「もっとおもしろいものがあるんじゃないか?」
こう思った時に探検と開拓が始まります。

探検には地図が必要です。何を頼りにおもしろいものを探しにいくのか。その手がかりの一つに人物があるでしょう。

例えば、おもしろい映画を見たら、監督を調べる。この監督の他の作品はもっとおもしろいんじゃないかと思って色々見てみる。すると、自分はこの映画で使われる音楽が好きだったことに気づく。音楽を担当している人を調べる。その人が他に劇伴を担当している映画を見てみる、その人の作っている曲を聞いてみる…

おもしろい本を読む。その作者の他の作品を読んでみる。その作品のあとがきが非常におもしろいことに気がつく。そのあとがきを書いている人の本を読んでみる。その人がどんな作家や映画に影響を受けていたのかを知る。その本を読んでみる。映画を見てみる。すると、前におもしろいと思っていたのと同じ監督の映画だったりする。

人物以外にも手がかりはたくさんあるでしょう。こうして探検と開拓を繰り返していくと、様々な自分の好きなもの、おもしろいものが複合的につながっていることに気が付きます。あの作品とあの作品はここでつながっていて、その作品とある人物がここでつながっている。そうした人物や作品たちが互いに影響を与えながら、まるで惑星や恒星のように相互に関わりを持って動いている。自分の中に小宇宙が広がっていることに気づきます。それはまるで太陽系のように、自分の中に世界が出来上がっています。これを「おもしろい宇宙」と呼びます。

「あ、私もその映画好き」

自分の好きな映画や本その他何でも、が他人の好きなものと同じだった時、それはあなたの「おもしろい宇宙」にある一つの星が、他人の「おもしろい宇宙」にもあることを意味します。

自分の「おもしろい宇宙」の中にある作品や人物が、他人の「おもしろい宇宙」にも存在していた。自分の宇宙の中にある惑星が他人の宇宙にもあった。そしてその惑星は、他人の宇宙では自分のとは全く違う場所にあり、違うつながりを持っている。そしてそこで全く違った働きをしている、ということに気が付きます。

自分の「おもしろい宇宙」が他人の「おもしろい宇宙」とつながる。今まで太陽系だと思っていた世界が他人の太陽系とつながることで、それが銀河系であったことを知ります。というか、銀河系になります。

現在のダンチブロードキャスティングが目指していることは、その宇宙をサイト上に構築すること。そして、今はまだ太陽系かもしれませんが、銀河系、さらには銀河系の外へとさらにその宇宙を拡大していくことです。

宇宙が無限大に広がっていくものだとすれば、「おもしろい宇宙」が無限大に広がっていかない理由ってどこにあるの?

ヘッダーの画像はイラストレーターであるエノシマナオミさんが描いたものです。彼女のインスタグラムも覗いてみてくださいね!


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