わたしとうつのようなものの変化

鬱という病気がある。
わたしは一時期そのようなものにかかっていたらしい。詳しくはわからない、お医者さんはあまり言わないし今はそうではないようだ。

現在も病院に行き治療中だ。といっても注射とかの物理ではなくノートに自分の気持ちを書いていったりお医者さんと喋ったり、マイナスの気持ちを整えて平常に戻す、ようなことを行う。辛い時もあるし心が痛い時もあるが今はかなり楽になった。

鬱というとあまり良いイメージはないだろう。わたしもそう思う。けど他の鬱の人を見たことないが色々あると思う、みんな違う人生を生きているからどれがきっかけになっていくのかは違うからと考えている。

不幸自慢になってしまうのではと思うこともある。
でも最近は信頼してる人に話したりしてる。
一人で抱え込むのが辛くなってきたからだ。
誰かに話す。そうすると、気持ちが分裂する、気がする。
今では頑なに隠してきた。母からの言葉もあったし。
けど自分を守ることをしようと自発的に最近し始めた。成長した。
なので、自分を整える為に書く。

鬱になった原因は自分ではわかってない。分かることができない。あまり過去のことが思い出せないから。中学校2年から辛かったことは覚えてる。短かったがいじめがあったせいか、引きこもって学校に行かなくなったせいか、家族とうまくいかなかったせいか、浪人のせいか。それとも他にあるかもしれない。
そのくらいしか思いつかないし細かい思い出は思い出せないのだ。何でかは分からないけど思い出したいとも思わない。空白だ。嫌なことは忘れちゃう頭なのかもしれない。
冗談ではなく本当に知らない出来事があったりする。酒を飲んでなくてもあるのでビックリしちゃう。

わたしは中学から病院に通っている。違う病院を転々としているし、薬も何を飲んでいるかとか覚えてない。
親が全てを管理していたから。診察には絶対親が同席していて、薬も親が管理していた。薬はわたしが死にたい時全部飲んでしまったのが理由なので管理はしなきゃいけなかったのだろう。
後に親が勝手にお医者さんにもわたしにも言わず量を減らしたことで調子を崩し悪化した原因の一つにもなるのでどっちも悪いことしてるのだけど。

変化がある。
今年から自分一人で病院に行くようになったことだ。
親のスケジュールが合わなくなったからだ。
そこから、わたしはちょっと変わった気がする。親がいないときにお医者さんと話すことができるからだ。悩みごとを誰にも見られずに話せる。これはすごいことだ。
親同士の話題になることもあった、わたしの悩みごと。もう我慢して隠さなくていい。本当のことも言えるのだ。
少しずつだけどお医者さんの力を借りながら変化した。
去年まではどうやったらこの世から居なくなれるのか。をずっと考えていた。ここは高い場所だから飛び降りたら。今は料理してて包丁があるから一思いに。など気づいたら色々方法を考えてたり焦ってパニックになったり、何もないのに泣いたりと、はちゃめちゃに苦しかった。でも楽しいという感覚もある、友達と話したり遊んだら楽しい。でも苦しいという感覚はその倍あった。辛かった。

今年に入って治療法を変えた。
そうしたら、いつのまにか、死ぬのが怖くなっていた。あんなに死を望んでいたのに、怖くてたまらなくなったのだ。とりあえず自分の葬式は今年は行われないだろうと思ってる。
親と私の考えの違いを発見した。今までは親の言ってることが正論で、間違いない。その通りにすれば私は大丈夫。と安心していた。だから鬱っぽいことも隠していた。
人に嫌われるから、傷つけられるからと言われていたから。
でも違った。話したら受け入れてくれた。私の汚点をどうってことないように聞いてくれた。まあ、中には私の親のことを批判する子もいたけど。(でもわたしは親のことを嫌いにはなれないかもしれない。これはまた別で書こう)
親が絶対的に悪いとは思っていないし憎んでいない。あ、でもちょっとあるかも。叩かれるのは嫌いなので。
少し、変われた。そんなことを思える一年を過ごした。嬉しい。

周りの人に恵まれてるとお医者さんは言ってくれる。わたしもそう思う。周りの人のおかげで前を向いた感じがするからだ。だからわたしはこれからもきっと変われる。うつのようなものもきっと変わってくれる。よくなってくれる。まあ、時間はまだかかるだろう。
死にたくてたまらない中学2年生から25歳までの長い間、多くの迷惑をかけたし本人のわたしもよく苦しんだ。大変だった。
自分を鬱だからと言い訳に落とし込んだときもあった。でもその自分も受け入れていけたらいいな。

わたしの中のうつのようなもの、は良い方向に変化してってる。もっと良くなりますように。

あと、願わくばお薬無しで生活したい！不味い甘い薬はもう勘弁なのである！