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立春

昨年の公演を延期し、ずっとリハを続けていたヴァリアス・マダム・カプセルの公演が無事終演。

緊急事態宣言の中に足を運んで下さった皆様には感謝しかなく心から御礼申し上げます。

小道具や衣装、舞台セットまで吉沢ワールドに溢れた公演で、久々に役割を与えてもらった感じが新鮮でもあり、楽しくもあるけれど力不足も感じました。まだまだまだ足りませんな…さらに精進していきたいと思っています。

さて昨年の振り返りなどを少し^ ^

昨年は身体の痛みに悩まされた年でした。シアターカイの6月のソロのリハの時は足の痛みがでるとヨチヨチ歩きになってしまうので思いつくかぎりの対策をして用心深くリハをしてました。この時は劇場がコロナで空いた舞台を出演者に貸し出してくれましたので出来る限り劇場でリハしていました。シアターカイの舞台は正方形に近く奥行と巾が同じくらいあります。いつもの感覚で振付を考えてカイの舞台でやってみると全く違うものになるので作り直しの連続でした。この時苦労したのがこの後のソロ公演でチカラとなったように思います。なんとかシアターカイの本番を乗り切り次はソロ公演だ!となったのですが、近しい親戚が脳出血で入院となったりして…プライベートはかなりバタバタしてました。ただ頭はやけに冷静にソロ作品を考えていて「片腕」の朗読にダンスを合わせるシーンをプラスするのを思いついたのもバタバタの最中でした。

朗読をお願いするのは平井光子さんしか浮かばなかったので速攻でお願いしました。彼女は多くを聞かずギリギリの私の依頼にさささっと朗読を録音しプラス音響の加工もしてくれて素晴らしい朗読作品を作ってくれました。ソロ公演はタカさんの素晴らしい演奏、ムリウイに響くマリンバの音、たけしさんの照明、そして「片腕」。やれる事やってきた事を全て入れ込めて片腕では自由になれた感がありました。

痛かった身体もこの頃にはマッサージ方法を研究したりセルフお灸をしたりしながら痛いながらも踊れるように調整できるようになってきていました。

そして昨年10月と今年1月配信の公演に参加することができました。もちろん初体験です。『塔をめぐる話』重力/Note平井企画×Media工房。こちらも昨年本番を予定したものが感染症で延期になり、ワークインプログレスとしてライブ配信をするという試みでした。平井さんとMedia工房のロブさんがスタジオに配信の機材を運びテストを繰り返します。その時間と作業にかける情熱に感化されてダンスも熱を帯びたように思います。そして、ロブさんの高い撮影技術と平井さんの緻密な構成と泉のように湧いて出るアイディアで素晴らしい作品になったと思っています。リンク貼っておきますのでよろしければご覧くださいませ^ ^

TPAMフリンジ2021『塔をめぐる話』
重力/Note平井企画×Media工房
● 2月13日11:00 配信URL→ https://youtu.be/PUNUgmendW4

また、24日15時回/18時回の配信アーカイブもございます。
ご都合あわない方もぜひお暇な時間を見つけてご覧ください❗️
1月24日(日)15時回→ https://youtu.be/9bJ3uceLBc8
1月24日(日)18時回→ https://youtu.be/XPsrR5kxa40

さてさて

ちょっと一息ついてまた創作にはいりたいと思っています。今後、再共演したい方もいるのですが…感染症の事もありまして企画しずらい状況です💦

即興もやっていきたいですし創作もしていきたいし、誘われたいし、とにかく踊りたい^ ^

今年もよろしくお願い申し上げます!

今村よしこ