[WSレポート]千代田国際中学校・千代田高等学院にて講師を務めました🌈
こんにちは!ダンサンブルです。
7/25-26にかけて、株式会社LX DESIGN様、千代田国際中学校・千代田高等学院様にお声がけいただき、中高生向けのダンスワークショップの講師を務めてまいりました!
テーマは「歌の世界を身体だけで表現しよう」
さまざまな挑戦にあふれた2日間(合計4時間)の様子をレポートします✨
ワークショップ中のルール
今回のワークショップでは、下記をルールに設定しました。
身体表現に馴染みのない中で今回のワークショップに取り組むことは、とても大きな挑戦と察します。
「正解も間違いもないからやってみよう!」というダンサンブルのモットーを大切に、参加者がのびのびと表現していけるように、このようなルールを設定しました。
特に「自分を否定しない」「自分を傷つけない」ことについては、大人でも「自分にはできない」「こんなんじゃ下手でだめかも」と感じることがあるのではないでしょうか。
そのような否定をすることなく、自分なりに挑戦してみたことを称える環境づくりを、ルールをはじめ心がけました。
[Day.1]身体を自由に動かしてみよう!
1日目では下記を目標に、様々な身体表現のワークに取り組みました。
テーマ「歌の世界を身体だけで表現しよう」をいきなり実践するのではなく、まずは自分の身体の動きに着目し、身体は自由に動かせること、心の動きを身体に乗せて表現できること、を知るところから始めました。
イントロダクション
最初は一人ずつ、ニックネームと好きな色を言っていきます。
そして近くの人とお互いの手のひらを見せ合いました。
「手のしわや好きな色が一人ずつちがうように、今回のワークショップでみんなから出てくる表現もちがっていいんだよ」
そんなメッセージを最初に伝えて、ワークショップを開始しました。
身体ってどんな風に動くのか動かしてみよう
まずはダンサンブルメンバーの真似をして動きながら、身体がいろんな風に動くことを知っていきます。
ダンサンブルメンバーの動きは、日常の動きみたいなものもあれば、綺麗な動き、ヘンテコな動き、中には寝てしまう時も…
「これってダンスなの?!」
戸惑いと笑いの混じる中、生徒さんは一生懸命に真似していました!
自分で考えて動いてみよう
次は真似だけでなく、自分で動きを考えてやってみる番です。
まずは部屋の中を歩き回りながら、「ストップ!」の掛け声に合わせて<座る、寝る、ジャンプ>のどれかをやってみます。
「どうしよう〜〜」と言いながら、毎回ちがった動きを試行錯誤してみる様子が見られました。
今度はリーダーの動きを<真似するか、ちがう動きをするか>を選んでやってみるワークに挑戦。
ここではダンサンブルメンバーだけでなく、生徒さんの中からリーダーをやってくれる人が出てきました✨
発想力や瞬発力が求められるワークですが、皆さんいろんな動きを楽しんでいるようでした。
自分からはでてこない、人からの影響を楽しんでみよう
次に挑戦するのは「ミラーリング」と言って、2人1組でお互いの動きを真似して動いてみるワークです。
最初はどちらの真似をするのか合図しながら、近距離で動いてみますが、慣れてきたらどちらの真似をするか言わずに自然と交代しながら、お互いの距離も離していきます。
重要なのは相手に向けて自分の動きを伝えようとすること、そしてその伝えようとする気持ちを受け取ろうとすることです。
言葉のないコミュニケーションをとりながら、いろんな動きにチャレンジする時間でした!
みんなで一曲を作って一緒に踊ってみる
最後はみんなで振付のアイデアを出し合って、曲に合わせて踊りました。
少人数のグループに合わせて振付を考えますが、「わからない…」と困る様子も。
それでも過去の経験を思い出したり、ダンサンブルメンバーのヒントを受けながら、アイデアを出すことができました!
[Day.2]歌の世界を身体だけで表現してみよう
2日目は下記を目標に、ワークショップのテーマに取り組みました。
今回は一つの歌の表現について完成度を高めていくのではなく、様々な歌に触れながら様々な表現を試みることを重視しました。
「上手い、下手」にとらわれず、自分で考えてやってみることを肯定するよう、ダンサンブルとしては心がけました!
ウォーミングアップ
2日目の最初は身体をあたためるところから!
身体ほぐしや簡単な振付を一緒に踊るなど、音楽に合わせて動いていきます。
1日目でいろんな動きをやってみたからか、身構えることなく振付を踊ることができていたように感じました。
トーク&デモンストレーション:歌の世界を表現するには?
いよいよワークショップのテーマ「歌の世界を身体だけで表現してみよう」に取り組んでいきます。
でも、歌の世界を表現するってどうやったらできるんだろう?
まずは自分で考えてみてもらうことにしました。
最初はみんな黙って考えていたのが、次第に周りと話すようになり、こちらから促さずとも「テンポに合わせる」「喜怒哀楽を表現してみる」など意見が出てきました!
それを受けて、ダンサンブル側からは5つのヒントを提示し、実際に曲に合わせてみんなでみんなで実践してみました。
歌の世界を表現してみよう①日本語の曲
先ほどのヒントを参考に、まずは日本語の曲から挑戦していきます。
最初は「ひとり2カウント」の短い動きを、どんどんリレーでつないでいきました。
2曲目は「ひとり4カウント」に。
3曲目はロック調で雰囲気がガラリと変わったため、グループで動きを相談してアイデアを出し合いました。
1日目はみんなの前でひとりで動くことを避けていた生徒さんたち。
今回のリレーダンスも大きな挑戦だったと思いますが、全員がみんなの前でひとりで動いてみることができました!
歌の世界を表現してみよう②日本語以外の曲
4〜6曲目は日本語以外の曲で、あまり聞いたことのない曲ばかりだったと思いますが、曲のテーマや曲調などをヒントに表現にチャレンジしました。
4曲目は「座ったまま表現する」というしばりでやってみました。
「あなたはあなたのままで美しい」という曲のテーマや、ゆったりとした曲調に合わせ、感情や想いを込めた動きが多くみられました。
5曲目、6曲目はグループに戻り、長いカウントの創作に取り組みました。
フランス語や造語など4曲目以上に聞き馴染みのない曲だったと思いますが、中には意見がたくさん出てなかなかまとまらないグループも(!)
自分が何をやりたくて、何をやりたくないか。そんなことに気づくのも大事な経験だったのではないかと思います。
生徒・先生の皆様の感想
1日目、2日目と、たくさんのことに挑戦した生徒さん達。
ワークショップの最後にはこのような感想を話してくれました。
また、生徒さんの様子を見ていた先生からはこのような感想をいただきました。
ワークショップを振り返って
2日間を経て、生徒さんには身体を動かして表現することの楽しさを感じてもらえたり、様々な歌や表現の世界があることに気づいてもらえたりしたのではないかと思います。
1日目にはできなかったことが2日目に自然とできていたり、生徒さん同士「その動きいいね!」と声を掛け合っていたりする様子に、ダンサンブルメンバーもたくさんの刺激と学びをいただきました!
身体で表現するとは、表現の中でも特に恥ずかしいことだと感じます。
それでも今回勇気をもって挑戦した生徒さん達は、これからどんなことでも恐れずにやっていけるのではないかと思います。
特にコミュニケーションにおいて、身体表現が言葉を補い、伝えるパワーを与えてくれる場面があるはずです。
それでも人生の中で、疲れたり、傷ついたり、気持ちが落ち込んだとき。
今回のワークショップで感じた歌の世界、表現の世界が、癒しとなるといいなと思います。
好きな歌の世界に浸り、自分の感じた素直な感情やイメージを少しでもアウトプットしてみることで、気持ちが楽になることもあるのではないでしょうか。
今回のワークショップを通して得た楽しさ、恥ずかしさ、勇気、戸惑い、全て経験として今後に活きていってくれたら幸いです。
最後になりましたが、株式会社LX DESIGN様、千代田国際中学校・千代田高等学院様、貴重な機会をありがとうございました!
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