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日記:タオルの歯形の記憶

Youtube見るのも、音楽聴くのも、絵を描くのも嫌になって本屋に行く。けやき通りのキューブリック。村上春樹の「一人称単数」(1500円)と、小津安二郎(500円)の本を買う。ベローチェでミックスサンドを食べながら、村上春樹の本(この本は短編集なのだ)のひとつ目「石のまくらに」を読む。朝飲んだ鼻炎の薬のせいで眠たい。瞼が重い。上唇の裏にできた口内炎がズキズキと痛む。熱を持っている。八重歯が口内炎をえぐるからうまく治ってくれない。外は小雨。緑色の折りたたみ傘をさして歩く。ここまで237文字。俺の一日は237文字で説明がついちゃうらしい。

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