ミュージカル『ウィキッド』- ブロードウェイの観客500万人目の公演にいた不思議
ブロードウェイ・ミュージカル『ウィキッド』。映画『オズの魔法使い』tろ並行する世界を描きます。
初演から20年目。
僕は初めての一人旅でニューヨークのブロードウェイに行ったとき、日本からチケットが取れませんでした。ダメ元で劇場窓口に行きチケットをゲット。
この公演が本当に素晴らしく、今でも鮮明に覚えています。
というのも、このとき500万人目の観客がいるという記念公演。
そして、人生を前に進めてくれた公演でもありました。
『For Good』
僕が1番好きな歌『For Good』です。
生きる道を違えた2人が最後決断します。オリジナル・キャストのクリスティン・チェノウェスとイディナ・メンゼルです。
日本語で訳すと「for good」は「永遠」という意味になります。長く続く習慣を終わらせて今後やることはない、という意味の「永遠」です。
サントラは未だに聞くほど大好きです。
初めての『ウィキッド』
僕が初めて見たのはニューヨーク、ブロードウェイ。
絶対に見たかったものの、日本からはチケットが取れず……。
ダメ元で劇場に行くと数日後の水曜日の昼公演(マチネ)のチケットが残っていました。
1階席が空いているとのことだったのですが、自分が想定したよりも安くてラッキーと思っていました。
テンションも上がり、チケット販売の人と談笑。「初めてですごく楽しみにしてる」と伝えたら、何やら真剣に PC をカチャカチャ。
用意してくれたのは5列目あたりのセンター。
良席!!
一人ということもあり、スポッと入ることができました。
良い人!!
本当に感謝です。
観劇当日
実際に見た舞台は、自分の想像する世界を超えていました。世界観にすっかり魅了され、脚本、音楽に大感動しました。
当時、英語力が足りていないこともあり、細かいニュアンスなどはよくわからかったのですが、言葉を超えた感動を体感することができました。
終わったと思ったら、カーテンコールで主演2人からスピーチがありました。
ブロードウェイの舞台はカーテンコールもそこそこにスパッと終わるので、不思議な気持ちに……。
そして一言。
テレビの撮影隊が客席後方からスーッと通路を通り、僕の斜め前にいた人にフォーカス。その人が舞台上に呼ばれ、イギリス旅行とイギリス版『ウィキッド』をプレゼントされていました。
アメリカ特有の異常な盛り上がり!
「いいなー」と思うところですが、その日の公演に満足しすぎてどうでもよかった。
すぐに劇団四季のことを調べます。ちょうどオーディションの締切が1週間。
即、応募しました。
劇団四季では志望動機として、400字詰めの作文を書く必要があります。
このときの出来事を熱く込めて書きました。
そしてこの年のオーディションに合格しました。
残念ながら僕が入団した年からしばらく『ウィキッド』の公演はなくなってしまい、出演することは叶いませんでした。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?