里帰りせずに夫と二人で育休を過ごすと決めたけれど。。インターネットや書籍の情報だけでは計り知れなかった苦労と幸福のログ。
母が亡くなって11回目の命日の2日前に、 私は母になった。 とにかく自分がしっかりしなければという思いが強かったので、 育児がこんなに人に頼ることを前提にしていることに驚いた。 両親が遠方で助けを借りられないという話はよく聞くが、 ちょっと迷うことがあっても聞くこともできない。 まあ料理も買い物もそんな感じで初めからGoogle先生流だし、 口うるさい人が一人少ないというメリットも存分に感じていたが、 今までと明確に違う孤独さもあるなと思う。 母が亡くなってから、私は実家
2ヶ月を過ぎると子供はよく笑うようになり、 私の顔を見ただけでにっこりするので辛さがほぼゼロになった。 もう一つ、だんだんベビーカーや抱っこ紐に慣れてきたので、 私一人でもひょっと散歩に連れていけるようになったのは大きかった。 軽いノリでスーパーに行って気の向くままに買うこと、 昼食用に(その日の気分で)マックや吉野家をテイクアウトすること、 パズルのような毎日から抜け出して自由になれる気がした。 ちょっと足をのばしてスタバのフラペチーノした日には、 フラペチーノってこのた
ある日の夕方、夫に子供を託して整体に行き、帰ってきたら、 私の枕の上で子供が寝ていた。 あまりにもサイズがぴったりだったので、 もとからこのためにここにあったかのようだった。 と同時に、お腹の上じゃなくても寝るのか、と面食らった。 私が昼間過ごしているときは、 抱っこすると寝るのにベッドに置くとすぐ起きるので、 日中はずっと抱っこしていなければならず、 そこで私は仰向けになって子供をお腹の上に乗せることで、 力を温存しながら時間を消費していた。 というか、そうしなければなら
2ヶ月を過ぎると予防接種が始まる。 私も近所の小児科を予約した。 夫と3人で行けばいいのに、 何を思ったか「2人で行ってみる」と宣言してしまったので、 私はベビーカーを押して、 子供と2人で冒険することになるのだった。 2人での外出に慣れれば行動圏が広がると安易に考えていたが、 赤ちゃんを連れた外出は、 持ち物や出かける前の準備など考えることが山ほどあった。 それに加えて初めての注射だし何が起こるかわからない。 前日くらいになって急に不安になって、 2人で行くと言ったこと