解説!よくわからない「あの世」 16俺の名前を言ってみろぉ!

ジャギ。では邪気の話をしましょう。どうも龍斬です。薮からスティックですね。まあ毒気とかそう言うのですよ。大抵の迷惑な霊道に流れてるものとかそんな感じ。きったね。

まあ邪気ってまずどこから来るかというと人の生体活動から来るわけです。だいたいマイナス思考が変換されて胸のあたりで凝って出来上がりますね。人によって生産能力は当然違い、人によっては自家中毒を起こします。そういう人はまあ対症療法くらいしかすることはありません。思考の仕方を変えるとか無茶ですしね。んではそうでもない人は邪気をなんとかして綺麗にしてるかっていうとそうでもない。そりゃしてる人もいますが大抵は捨ててます。知らないうちに。そういうのが溜まって流れていくのが前回言った霊道とかになるわけですね。まあ排泄物なんですよね。

こうしてひり出された邪気はそこら辺ほっとかれると誰も掃除しない……のかと言うとそうでもなく、街中においては神社の神様が掃除してくれています。どんなに人間を嫌ってようがまともに機能する神は掃除してくれます。ありがたいですね。まあドブになるサイズまで溜まってしまう環境ですと、いくらドブさらいをしていただいても汚いものは流れてくるのでキリがないんですが。

そうして集められた邪気は神社で浄化されています。ゴミ処理施設でもあるんですね。その仕事は主に夜中やってますので、夜の神社は危険とかいうわけです。なお、ゴミが多すぎると処理設備が溢れてぶっ壊れます。

そうなると神はどうなるか?壊れます。闇堕ちします。私はマガツ落ちと呼んでいますが祟り神を思い出すとわかりやすいですね、もののけ姫のアレ。そうなるともう普通はどうしようもありません。掃除もしないし荒ぶり災厄を振り撒きます。神主さんが拝んだりして治らないのか、というと治りません。

例えるとメンテナンスなんですよ、日々の勤行とか人々の与える力って。ではメンテナンスが壊れちゃった施設に効果があるかというと今更遅いんです。修理業者を呼びましょう。はーい霊能者です。こう言うことはがっちり見える人間が鍛え上げた力で修復するしかありません。というか知る限り一般の霊能力者では修復は不可能、てゆーかより効率的に祟られてアウトなのでどうにもならないと思った方がいいです。

一応こう言う状態に対して古代人はある解決策を用意してはいます。まあ大変問題ある方法ですが。それは廃棄です。壊れたなら買い替えようです。野山に御神体もってって捨てちゃうんですね。それが野山の荒ぶる神になるわけですから結局解決できてないとも言えます。まあできないもんはできないしデメリットも仕方ないとは言えますけどね。まー薄情やるのは嫌なので私も見かけたら修理するようにはしてますがどうにもならん時はなりません。今日も神様がレレレのおじさんしてくれてることに感謝しましょう。おでかけですかー?


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