見出し画像

お金って何の対価なのか考えてみた

おはようございます。

社会福祉士×ダウン症児パパのTadaです。
Tadaのイントネーションはチャカ🔫と一緒です。


小噺です

先日、息子の通う支援学校に獅子舞がらやってきたらしい。

おかげでその日の息子は獅子舞モード。

僕が帰るなりキラキラした表情で
自分の頭頂と顎を両手でサンドしてみせる。

「あぷぅ」

???

妻に獅子舞が来たという説明を聞き理解。
そして息子に問いかけた。

「獅子舞に頭噛まれたの?」

息子は目を大きく開き

「じぃーまぃ!あぷぅ!」

と再度頭頂と顎を両手でサンドしてみせた。

そう、滑舌は悪いものの

「じぃーまぃ」は「獅子舞」

「あぷぅ」は「カプ」か「ガブ」
いずれにしても噛み付かれた音を表現してくれていたようだ。

「今日も可愛いじゃないか」

息子の行動をみてこう思うことは僕の日課だ。
もはや7年以上続いている日課。

こんなに長く続いている日課はこのことと、
もうひとつ息子の保湿くらいだ。

彼は生まれてこのかた、風呂あがりには毎日ボディミルクを全身に塗っている。
そのせいだと信じているが彼は羨ましいくらいに上質なモチモチ肌だ。
さすがにICUに入っていた期間は無理だったので、その時はリップクリームだけ塗っていた。

長期に続いている日課はこの二つ。
どっちも息子に関するものだ。
やはり彼は僕の人生を大きく変えてくれたありがたい存在だ。

さて本題

このnoteの目指す先は

誰もがお気楽に過ごせる社会

なんだけど、資本主義社会だから
やっぱりお金の話は切り離せない大切なこと。

ある程度のお金がないと生活は出来ない。
もし国がベーシックインカムみたいな最低生活を保証する制度を取り入れたとしても、国にお金がないとその制度は成り立たない。

そんなわけで資本主義経済が崩壊しない限りはお金は絶対必要なわけで、強い力を持っている。

じゃあ

「お金ってどうやってもらうんだっけ?」

という問いにどう答える?

「働いて」

が一般的な回答になるだろう。
確かに合っている。

じゃあ
なぜ働くとお金がもらえるのだろうか?
働くしかお金をもらうことはできないのだろうか?

僕は
お金をもらうことについてこう考えている。

お役立ち料

わかりやすいのは、物、技術、サービスみたいに色んなものを自分以外の誰かに提供し役に立つからこそ、その対価としてお金をもらうのだという図式。

しかし、お役立ち料なのだから、これらのように直接的な何かを提供せずとも、つまり働かなくてもお金をもらうことはできると考えている。

そうすると、子どもは、高齢者は、障害者は、
働かない人、働くことの出来ない人は、お金がもらえないというわけではないということになる。

誰かの役に立てばいいんだから。

その誰かは近くにいる誰かでなくても
今いる誰かでなくてもいい。

遠くにいる誰かや、
未来や過去にいる誰かの役に立っているのであればお金をもらうべきだと思う。

ちなみに我が家では
息子のことを息子には内緒で
「産まれた瞬間から人間国宝」と言っている。
親バカここに極まれり。
しかし僕と妻にとって息子とはそれ程までにいてくれてありがたい存在なのだ。

ちなみに家族以外からどれくらいのお金をもらえるかは、現代の制度や需要と供給の尺度で決まっていると言っていいだろう。

この制度や尺度は時代によって変化するのだ。

そうやって富は再分配されていく。

富の再分配は富を持たない人たちの為だけでなく、富を持つ人たちの為にもなっている。

富を持つ人たちは、人がいないと富を集めることが出来ないからね。

ただ僕はもう少し時代にマッチした
富の再分配が必要なんじゃないかと思っている。

こと国内のことだけで言うと
例えば年金。

国民年金は満額掛けていても
もらえる金額は約65,000円。
これは生活保護の最低生活費を下回る。

バランスが崩れている。

同じく障害基礎年金2級も
国民年金の満額掛けと同じ金額だ。

他にも公費で賄っている事業
医療、介護、子育て、福祉などもアンバランスだ。

相当な能力や責任を要する医師は確かに高給でよいのかもしれない。僕はそこには不満はない。いや、人にもよるから少しはある。

しかし、それ以外の職種への公費負担はかなり低くアンバランスだ。

人生を支える大切な人たちなのに
その仕事に就く人たちへの対価が低いものになっている。

このままでは需要は増える一方で質が下がることは避けられない事態だろう。

もちろん公費だから財源がないと分配もバランス調整も難しいことは理解している。

だから僕は二方向からアプローチしていく。

公費の財布を大きくするには社会が潤わないといけない。だから僕は社会を活性化させる方法を提案していく。まだまだ小さい規模ではあるもののそれでもアプローチし続ける。

そして公費負担の少ない方や職種については、その必要性や重要性を伝えていく。

この2つの先にきっともっと誰もがお気楽に過ごせる社会が待ってると信じて。

そんな大層なことは出来ないかもだけど、
小さなとこからコツコツと。

おわり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?