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会いたいと思える人が増えていく人生

今朝の息子(ダウン症・7歳)から学んだこと。

流れそのまま書いていきます。


①謎の早起きと宇宙語

僕の通勤の関係もあり
毎日5時半には起きる我が家。

最近は息子が最後に寝室から出てくることが多かったのに、なぜか今日は5時すぎに起床。

僕を寝室から連れ出し早々にリビングへ。

朝のトイレルーティン(まだ付添い必須)もあるから、トイレに行きたくなったのかなと思い尋ねるも、どうやら違う様子。

ちなみに息子はダウン症で
知的発達に遅れがあるので
会話らしい会話はまだまだ。

聞いて理解する力と
言葉にして伝える力がアンバランス。
前者の方が圧倒的に高い印象。

ただ、長く関わっている
身近な親族にならわかる
宇宙語的なものをよく喋っている。

そんな宇宙語との会話のなかで
今日早起きした理由がわかった。

②フライングサタデー

どうやら彼は
土曜日、つまり休日と勘違いしていたらしい。

土曜日に会う予定の祖父母の愛称を
しきりに言い、さらには

「ピンポン!ピンポン!」

と言いながらインターホンを指差す。

これは

「じいちゃん、ばぁちゃんが、遊びにきて外のチャイムを鳴らすんじゃないのかい?」

といった意味だ(と思う)。

一点の曇りもない眼で僕を見つめ
全力で表現する姿に若干気圧されつつも

違うことは違うので
丁寧に説明。

説明を理解してもらうには少し時間を要す。
意味はわかるが腑に落ちないと
次の行動に移れない。

時として厄介だが
父としては悪くない習性だと思っている。
しっかり自分の頭で考えている証拠だからだ。

周りに流されるのではなく、
時間がかかってでも
自分で考え、噛み砕き、理解して、動く。
素晴らしいことじゃないか。

そして数分
ようやく理解した
今日が金曜日だってことを。

③会いたいと思う人が増えていく

金曜日と理解した息子をトイレに誘う。
もう切り替えは完了しているので
ルーティンがハマりやすい状況。

予想どおり見事にハマった。
すんなりトイレへ。

便座に座ってる間も
一生懸命僕に話しかけてくれる。

いつもよくわからない言葉を連発するので
基本笑顔と汎用性の高い返事でその場を取り繕って、用を足すのを見届ける方に神経を注ぐ。

ただ今日は結構言ってることがわかった。
いや、わかりやすかった。

好きな人の愛称を連呼しているからだ。

両家祖父母、叔父、
と、
ここまでは頻繁に会うメンバーなので
会う予定日を伝えた。

今回はここからさらに
僕や妻の友達の愛称まで連呼。

息子は会いたい人、やりたい事を
連呼して要求する傾向にある。

会いたい人が増えていってる。

親としてはとても嬉しいことだし
人としては尊敬見習いたいことだと思った。

子どもの頃は
住んでいる地域、通う学校、与えられた環境で
少なからず人との接点が生まれやすい。

しかし大人になってからは
良くも悪くも自由。

人付き合いを避けるも広げるも
全て自由。

だから差が開く。

自立とは
「頼れる先を増やすこと」

という考えをもっている僕としては
人付き合いが多いにこしたことはない。

いや、少なくてもいいんだけど
ちゃんと人付き合いできるようになっていたい。

それには相手に興味をもって
また会いたいと思える人を増やすこと

そして相手からと興味を持ってもらって
また会いたいと思われる人になること

この2つが大切だなと思った。

朝から成長を見せてくれ
考える機会を与えてくれた息子に感謝。

おわり。

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