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自己主張するとクビにされる。

前回の記事の補足ですが、アメリカで働いていた時は、スキルに見合った給料をくれたし、自分でスキルを売り込んで給料の交渉ができた。
たとえば外国語が少し(本当にあいさつ程度)話せるだけでもスキルありとみなされ優遇されたりした。
「これができる。あれができる」と言ったもん勝ちみたいなとこもあった。

なので、当時働いていた日本の職場で英語が話せるのは自分しかおらず、外国人が来るたびに担当にされていたので、他の人より仕事を多くこなさなきゃならなくて、なのに皆と同じ給料ってちょっと不公平だなと思ったから、「能力(スキル)分賃上げ欲しい」って言ったら「無料でその能力を使わせてくれないと雇った意味がないんだけどな」みたいなこと言われて驚いた。
「なんだ、金とんのかよ」みたいな感じで。

だからアメリカみたいに自分の能力を武器に交渉するって日本じゃあ難しいんだろうなぁと思った。
ただ、これは随分と前の話なので今は日本も変わっているのかもしれない……とおもったけど、友人の職場の話を聞いていると今でも「働いてもらってるんじゃなくて、働かせてやってる」的な考えの雇用主がいる様子。

頑張って能力上げても給料上がらない、何も変わらないんじゃ、そりゃあやる気もなくなるわ。
それどころか、職場の改善を求めただけでも左遷されたりする(私はされた)んだから何も言えなくなるよ。
それに、その人しかできないような仕事だったら、辞められたら困るけど、同じような能力保持者って結構いるんだよね。
自分の代わりなんてたくさんいるから。

アメリカで働いていたときは半年ごとに自他含む査定があって給料がどんどん上がっていくシステムだったからそれこそ長くいれば勝手に給料上がってったけど、日本ではただでさえ安い給料が滅多に上がらなかった。そのくせ労働力は過剰に求める。日本はいつか過剰サービスで滅びるんじゃないかっていうくらいやりすぎ! ここまでやるならチップくれや! って言いたくなるし、アメリカ人の友人は「こんなにいいサービスしてくれてるのに本当にチップあげなくていいの?」ってしつこく聞いてきた。
まじでやりすぎ……。あと、外国人に甘すぎ!

客としては日本の方がいいけど、働くのはアメリカの方がいいだろうな。でも、アメリカは即クビにするのに対して、日本は滅多にクビにしないからどっちがいいかって言われると……うーん、答えに困るなぁ。



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