時間を使いこなす

 実生活の中を思い返してみてください…
自分の友人や、先輩、または上司と食事の席で、
『本当に最近頑張っているよね!』
『前より成長したよね!』といつもより褒めてもらえて気分上々で帰宅する。
しかし、帰った途端に恋人から突然別れを告げられた…
兄弟、ペットにわざとではなくても、収集していたレゴブロックを壊された…(これは特に怒りのやり場に困りますよね…笑)

少々例えが大きすぎますが(笑)
そんな嬉しい事が起きたのに、次の日の仕事対するモチベーションはどこへやら…
なんてこと、たまにありませんか?笑
スポーツでも私生活でもよく起こる事だと思います。

継続に必要なスキル

何かを得る時、継続はとても重要ですが、逆にいらないものもあります。
それが、『モチベーション』なのです。

成長過程で、『行動する』→『失敗する』→『継続する』このサイクルを重ねてようやく『成功する可能性が見えてきた』という状態になります。
そんな中で、大雨の中飛ぶ飛行機のように、激しく上下を繰り返すと…酔いますよね?
人間でいう、モチベーションの上げ下げが大きすぎると、心身に大きなダメージをおいます。
スキルを身にるける、継続を行う上において、
今や、モチベーションは必要ないものなのです。
スポーツでいうと、野球の元ヤンキーズの松井秀喜選手は試合でホームランを打とうが、三振しようが、感情の起伏をほとんど出す事なく帰宅するとい逸話があります。同じスポーツをやっている私からしても、これは本当に大変なことです。(私の場合は特にパッションでプレーをするタイプなので…笑)
逸話からみてとれるように、松井選手からはモチベーションには左右されないことの大切さが伺えます。

セルフマネジメント

かといって、すぐ完全にモチベーションをなくすことはなかなか難しい…
しかし、一生懸命自分のモチベーションをあげるのに力を注ぐ事は得策ではないとしたら…
いったい何が必要でしょうか?
それは、自分の生活を仕組み化してしまうというスキルが必要です。
もし自分がコンビニで働いていたら…
どれだけモチベーションが高かろうと、低かろうと、仕事は決まっていますよね?やるべきことは、明白です。
コンビニの作るマニュアルは、しっかりしているので何をしようか迷う事がありません。
モチベーションが上がらなくても、パッションでプレーした後でも(笑)
自分の生活を自分でデザインする、『仕組み化』は非常に重要なスキルなのです。
ではどう仕組み化をしたらいいのか?
正直な話、やり方はいくらでもあります。そして1人1人にあったやり方である必要があるので、一概にこれとは言いにくいのです。
私の場合、Googleカレンダーを用いて今日やるであろうリストからスケジューリングしたり、携帯のアプリケーションをわざと画面の奥に配置して使いにくいiPhoneにすることで少しでもiPhoneの魔力から逃れようとしています。私が聞いて面白いと思った『時間術大全』という本があります。内容は時間を作り出し、うまく活用するための戦術が非常に多く載っていますので、ぜひオーディオブックで隙間時間に聞いていただけたらと思います。

タイムオーバーを減らす

マイケルジョーダンであろうと、ソフトバンクの孫社長であろうと、これを書いている私であろうと、与えられた時間は1秒も狂わず同じです。
そう聞くとなおさら、多くのことを成し遂げるにはどうしたらいいのか?と考え込んでしまいます。
そこで私がメンターとしている方のやり方を紹介します。

1つ1つのやることに、時間制限を設けて行動表を作ります。
この時注意しなくてはならないのは、『〇〇さんとと会う』
『カフェで〇〇をする』ではなく、
『人と会う時間』『カフェにいく時間』と行動を決めます。
先に時間を確保してしまうのです。後から、
『この時間は〇〇さんと会う。』『カフェでこれをやる』
この順番でスケジューリングをします。
もしも、カフェの時間にカフェにきても何もしなかったら…
時間はただただ流れていき、タイムオーバーになります。
時間はスケジュール通り、バスケであっても、カフェにいても、
制限時間で何もできなかった…がないようにしなければいけません。

何を行動表に盛り込むかも考えなければなりません。
緊急で重要なのか?でやるべきことを決めるのがとてもわかりやすいです。
緊急で重要な、『締め切りがある物』
緊急で重要ではない物、『後でも話せる突然の電話』
などは対応できる範囲を工夫して、減らしていく努力はできます。そして
緊急でもない、重要でもない『テレビや飲み会』は控えて、
緊急ではない、しかし重要な事、
『何かしらのスキルをつける』『健康管理のためにトレーニングする』
こういった、何かを生み出す生産的な時間を増やす事が
身も心も豊にしてくれる大事な時間だと思います。

このように自分の時間を管理していくと、意外にも今まで1つのことに関してダラダラと取り組んでいたなと感じる事ができます。
この時間でやると決めてしまうと、より効率よくやるにはどうしたらいいか考えるので違ったやり方を覚えたり、集中しやすくなるのです。
そして何よりも、スケジューリングする事で普段は目に見えない時間を把握する事ができます。
そういった隙間に、集中しなくてもできる『メールに既読をつける』
『SNSの返信をする』ということにあてるのもいいでしょう。
『時間を使いこなせる、大人…』
やっぱかっこいいですよね!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?