石の上に三年もいるな

私はバスケットをかれこれ14年間続けています。
今でこそトップのリーグでプレイしてますが、そこに至るまでにどれだけ練習をしてきたのかを思い出すだけでも…頭が弾け飛びます。(笑)
特に、バスケットは『習慣のスポーツ』とも言われプレー中の癖、シュートのフォームなどなかなか直せません。習得までに時間がかかります。
しかし、世の中にある様々な自分の価値をあげる『スキル』は(伝え方や、会計、プログラミングetc)できるようになるまで、3ヶ月ほどで身につくものばかりです何も100%できるようにならなくてもいいのです。
6〜8割できるようになれば自信がつき見える世界も変わり語るには十分なレベルです。
事実、私はプログラミングを理解して話が合うようになるのに3ヶ月。
YouTubeの動画編集のスピードが上がってきたのも3ヶ月。
自分の価値をあげるスキルというのは、完璧を追い求めなければ3ヶ月程度でつくようになるのです。残りの2割は、本当に突き詰めたい人たちの中から、さらに突き抜けた存在になるためには必要な努力です。
まずは6〜8割のスキルをたくさんつける。そこから自分がどの分野のスキルを突き詰めるのか?または、その必要がないのかを考えていくのが、今の時代にあったスキルの学び方だと思います。

一つの学びに集中しない

スキルをつけるとなると、多くの方が自分の得意なこと、仕事の範囲のスキルをつけようと努力します。もちろんその道で突き抜けた物を手にするためには、非常に大事なことです。
しかし、ただ黙々と一つのことを学ぶことは自分の価値をあげる事ととは必ずしもリンクしません。
例えば、架空のバスケット選手2人で比較してみましょう。
まず前提として、バスケット選手になれる確率はざっくりですが男女合わせて競技人口は約62万人、半分で約31万だとすると選手はその中の178人…計算すると0.0005...と続くので1万分の5、約2000人に1人の存在となりますので…
それだけでも驚異的な価値であるというのは間違いありません。

その中でもA選手は、いつ何時もバスケットのスキルをあげる事だけが重要で、自分の事はほとんど世の中に発信せず、自分がどういう人間かをあまり表現しない選手でした。

B選手は、もちろんバスケットの練習も高いレベルで懸命にやるタイプですが、話し方も学ぶようになり、SNSでの発信も大切にし、また多くの選手が気にすることのない会計を学び、英語も少しだけど自信を持って話すのでコーチとのコミュニケーションも取れるようになり…
もう、ここまで話しせばわかりますよね?
選手として同じ努力をしていても、話し方も会計も英語も話せる選手となれば(ものすごい万能選手になってしまいましたが…笑)
価値としては、178人に1人。2000人に1人×178人に1人で、
35万6千人に1人の存在になります。
選手の中で何か1つでもできるようになるだけで、これだけの『人財』になれるのです。

100×100

これは有名な話で、100×100の法則と言います。
まず一つの分野で、100人に1人の存在になる。意外にも100人に1人というのは難しい話ではありません。例えば、保育士全体の数は約120万人いると言われています。全国民が約1億2000万人ですので、100人に1人が保育士という事になります。そして英語が話せる保育士さんが50人に1人だったら…、中国語も話せたら150人に1人…、速読を教える事ができたら…
このように自分のできる事が増えると、あっという間に1万人に1人の存在になります。今までと同じ分野を学べばプラスにはなります。しかし、自分の領域を超えた学びは倍増して、これからを生きる武器として使えるようになるのです。
自分はバスケット選手だから。自分は従業員だから。
このように思い込むのではなく、自分は選手だけど、会計しにもなれるかもしれない。自分はプログラマーなのかもしれない。と
自分の可能性を閉ざさず、こんな事ができるかもしれない!と
自分を違った方向から見る事が価値をあげる1番の生き方かもしれませんね

隙間を狙う

とはいえ、何かとやることの多い今に生きる私たちは学ぶ時間がなかなか捻出できない方も多いと思います。
そんな私たちは、とにかくスケジュールとスケジュールの隙間を狙ってインプット(学び)をしていく必要があります。
仕事もして、家のこともして、勉強もして…ってやる事が多すぎて手一杯になります。
だからこそ、隙間の上手い活用が必要なのです。
車での移動中・自主的に走るとき、私は本を『聴いて』います
しかも1.75倍速にして聴きます。笑
最初は、本当に集中しないと聴き取れませんでしたが、今では他の作業をしながらでも頭に入ってくるようになりました。
他にも多くの人はすでに活用していると思いますが、動画で学ぶ事も隙間を使って効率よく学べます
常日頃から、いかに効率よく学ぶかを考えるのは、忙しすぎる現代の私たちにとって非常に大事なことです。

そして最後に、どれだけ学んでも実生活に生かさないのであれば残酷な話ですが、時間を浪費するのと同じです。
学んだことは、人に伝えて自分も実践する。
伝え方はなんでもいいんです。
文にしてブログで伝える。YouTubeとして映像で伝える。友達に世間話として伝える。そうすることで自分の記憶の中に留まり、さらに実践することで体験として忘れることはありません。
私たちの社会では、知識持ちになるより、体験持ちがいちばん人生を豊にしてくれることは間違いありません。

『石の上に三年もいるな』まさににこの言葉通りですね!

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