台詞=言葉=人格
以前にも書いたと思うが、台詞が言葉にならないとキャラクターは人間として生きてこない。
人間の発する言葉には何が含まれているのか?
本質としての育ち方、考え方、見解、その人の話し方で性格や出身地、教養、好き嫌いの好み、まで解る。
場面では、意思、意図、意向、感情、、、
相手に対しては見解、思い、感情、望み、、、
つまり台詞=言葉=人格=キャラクターなのだ。
キャラクターを演ずる前に、台詞を暗記する前に、俳優が台本から見つけなければならない事柄である。
台詞の中で知らない言葉があったら徹底的に調べて理解する、そしてその言葉を使う人間の考え方や背景を見つける。
台詞はキャラクターが発する言葉である。俳優がそれっぽく言っても設定内でキャラクターとしての説得力はない。台詞に説得力が足りないと、人間像を出せない。
俳優が人間像を出せると物語を引っ張って行ける。そして観客は、物語に吸い込まれ、現実世界から逃避出来る。
俳優には作者が書いた台詞を言葉にする責任がある!
DAN KOJI
https://www.dankoji.info/