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✔️知識0から学べる日本企業が海外進出する理由とは

近年、グローバル化が急激に進むにつれ日本の多くの企業が海外に進出して行っています。

そこで今回はなぜ海外進出をする日本企業が増えているのかを解説していきます。


【日本企業が海外進出する理由】


債権、債権者


日本企業が海外進出する理由の1つ目は、国内市場の縮小です。

現在、日本では少子高齢化に伴う人口減少が続いています。

今後もさらなる人口の減少が予想されます。

国内の人口が減少するということは、それだけ国内での消費量が少なくなることを意味します。

日本の人口は2005年あたりをピークに年々減少しており、2050年には日本の人口は1億人を切る予測となっています。

高齢化率も年々上がり、2025年には高齢化率が30%に達する見通しです。

人口が減少して消費が少なくなり、生産年齢人口が小さくなることにより日本の経済規模も小さくなると考えられます。

いずれにしろ、日本市場だけで取引していても利益が落ちていくのは間違いないでしょう。

市場規模が縮小すれば、それだけ売り上げを伸ばすのが難しくなります。

国内の少ない顧客の奪い合いになり、競争も激化。そんな国内事情ゆえに、現在多くの日本企業が海外進出を試みています。


債権、債権者


海外市場の大きさから、海外進出を考える日本企業も多いです。

日本の人口は約1億3000万人ですが、世界全体でみれば人口は約75億人です。

日本は人口が減少傾向にあるのに対し、世界の人口は増え続けています。

現在人口が大きく増加している地域は主にアジアアフリカ

具体的には、インドナイジェリアエチオピアインドネシアなどです。

これらの国は人口増加に伴い、さらなる市場規模の拡大が見込まれます。

予測では、2050年時点で世界の人口の1位はインド2位は中国3位はナイジェリアとなるそうなので、アジアとアフリカの人口がさらに増加する見込みです。

現在の海外の市場規模の大きさや今後の見込みから、今の時期から海外進出を目指す日本企業は多いです。


債権、債権者 (1)


発展途上国は先進国に比べて人件費や材料費が安い傾向にあります。

発展途上国に海外進出すれば、人件費は日本国内の20%程度に抑えることができるため、人件費の安さを理由に海外進出する日本企業は少なくありません。

日本は少子高齢化の影響もあり、労働力確保が難しく人件費が高くなると見込まれています。

日本企業は発展途上国に進出し、人件費や材料費を大幅な削減を目指します。

以前中国は豊富な労働力と人件費の安さから「世界の工場」として多くの外国企業が進出していました。

しかし、中国の経済発展に伴い人件費が上がり中国から撤退する外国企業も増えました。

現在、多くの日本企業は東南アジア諸国に海外進出しています。

そのため、東南アジアも急速に経済発展しており中国のように人件費が高くなっていくと考えられます。

現在の人件費の安さだけでなく、長期的な視点を持って海外進出する必要があると言えるでしょう。


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特に中小企業における海外進出理由として多いのが、取引企業の海外進出に追随して自社も海外進出する例です。

自社には海外進出する予定はなかったが、取引先から海外進出の要請があったり、取引先との関係を継続させるために海外進出を検討する企業もあります。

こちらは積極的理由ではありませんが、こうした海外進出の検討は少なくないようです。

例として、部品を扱う企業が完成物を扱うメーカーに追随して海外進出をするケースがあります。

ただ、近年は国内の取引が縮小していく中で自己判断で海外進出する中小企業も増えてきました。


以上が、日本企業が海外進出する主な理由になります。


【まとめ】

今回は、日本企業の多くが海外進出を試みている理由について詳しく解説してきました。

世界的に見れば。日本の市場は非常に小さいです。

また、これからもどんどん小さくなっていく事が予想されます。

そのため、事業内容によっては海外進出をすることをオススメします。

ですが、もちろん海外進出に向いていない企業もありますので、そこをよく理解して経営をして行きましょう。

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