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0円で人の心を動かす〜SDGsとヘタウマと〜

>散歩をしていると、近所の居酒屋が素晴らしい試みをしていたのでシェアします。

>「居酒屋スーパー始めます!!」
確かにニュースでは飲食店の経営危機にばかりフォーカス当てられますが、生産者も同じくだよな〜と。
今日はもう売り切れとのことだったので、明日買いに行こうと思います。

>ここにクリエイティブはあるか?
”クリエイティブ”の定義にもよりますが、僕は無いと思います。
でもそれが悪いことじゃ無い、むしろいいことだという話をさせていただければと思う次第です。

>字は汚いし、ビジュアルも無い
普段マーケ業界で働く人ならわかると思いますが、これをクライアントに見せたらどうなるでしょうか(笑)
きっと通らないですよね。でも本質的に見るとその判断はどうなのかと思ったり。

>僕の心は動かされた
この居酒屋の取り組み、このポスター?をみて僕の購買意欲は掻き立てられました。きっと従業員の一人が書いた、このA3用紙に。
今すぐ買いたいと思った。※本日は売り切れとのことでした
人の心を動かすために、必ずしも費用をかける必要は無いと感じさせられました。

>2つの側面からこの取り組みを考える
1つは”SDGs”
もう1つは”ヘタウマ”

>SDGsの観点で見る
僕はこの取り組みがSDGsの考え方の原点にあるんじゃないかと感じさせられました。
「持続可能な社会を作り出す」
ニュースでは飲食店の経営課題ばかりが取り上げられますが、絶対に生産者も苦しいわけで。単純に供給先が減ってる状態だから。
地元の飲食店だけでなく、生産者も救う。何というか、それが一つの購買のきっかけに僕の場合はなったんですよね。

>SDGsマーケティングの気持ち悪さ
昨今、企業のマーケティングにSDGs的観点を取り入れる流れが活発になっています。でも、僕はそれが気持ち悪いというか、下世話な話だなとも思っていて。
SDGs的に考えることは意義のあることだと思いますが、「SDGsマーケティング」とかいうワードは気持ち悪い。そう思うわけです。
なんかこう、うまく言えないんですが、この居酒屋の取り組みはスーっと僕の心に入ってきたんですね。ただ大手企業が提唱するSDGs的な動きはなんか気持ち悪い。下心見え見えというか。
それこそ、いかに下心を見せずにSDGsするか。みたいなことになると、それもう意味わかんねーな状態で。
本当の意味での持続可能な社会が作られることを願う次第です。

>もう一つの側面”ヘタウマ”

といった具合で。
ちょっと、文脈的に違う部分もあるんですが、僕はこの居酒屋の取り組みに”ヘタウマ”的要素も感じました。
”ヘタだけど”、”ウマい≒味がある”、通称ヘタウマ的な要素を。
お金をかけずに、A3用紙とマジックペンだけで生み出すこの広告。
実はめちゃめちゃクリエイティブなんじゃないかと思ったりもします。

>以上
また明日、買いに行きます。
なんか料理でもしようかな。

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