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2024年お正月料理

今の夫と結婚してからというもの、おせちというものは作っていない。「おせちは保存食である。故に今の時代おせちを作るのは理にかなっていない」とのこと。ああ、めんどくさい。おせちこそ箱庭の集大成のようなものではないか。「おせち好きじゃないんでしょ?」と聞けば「そうだ」と曰う。最初からそう言えばいいのに。

というわけで我が家のお正月料理2024年編。

お雑煮

シンプルな関東風なやつ

お雑煮はシンプルな関東風。合わせ出汁に鶏の煮汁を足したものに、大根、里芋、にんじん、ほうれん草、しいたけ、鶏もも肉に仕上げにゆずと三つ葉。あとはのし餅ね。いつもなるとを買い忘れてしまうのに今年は大丈夫だった、とにこにこしていたらなんの、入れ忘れてしまった。

下拵えしてバットに入れておく。こうすると「お腹すいた」の声にすぐに対応できる

ほうれん草とみつばの白和え

ゆずの香りを効かせたのが正解。でも海苔わさびのほうが美味しかったかな

いつもほうれん草と三つ葉を野菜室に入れっぱなしにしてシナシナにしてしまうので、今年はお雑煮分の三つ葉を分けておいたら残りは白和えに。近所の居酒屋でほうれん草と三つ葉を海苔とわさびで和えて出してくれるのだが、それがとても美味しくて。今回は冷蔵庫に豆腐があまっていたから白和えに。

黒豆と栗の甘露煮

黒豆は安定のおいしさ。栗の甘露煮はすこしえぐみがあったかな

どちらもスーパーで購入。黒豆は京・丹波ぶどう豆を使用したものでいつもこの時期いつも買うやつ。甘いものって日本酒に合うのよね。

つきじ入舟 錦玉子

「つきじ入舟江戸の味〜♪」ってやつでしょうか

たまに足を伸ばして行く一駅先のデパート内でみかけたので購入。切れ端をつまんでみたところ、ちょっと甘すぎるかなとも思ったけど、いやいやこれが純米吟醸によく合うではないの。添加物が入っていないのも◎。お正月の定番にしたい。美味美味。

お刺身

厚みがちょいと不均衡ですが、素人の包丁さばきなんてこんなもんです

近所のマルエツの得意分野はまぐろの赤身。今回も大当たりでした。そこそこたっぷりめの赤身が一柵1,500円。お正月だから紅白にしましょ、ということで真鯛も。真鯛は黄身醤油で食べても濃厚でいいよね。

豚の角煮

作ろうか迷っていたけれど、30日に肉屋に行ったらなんと豚バラブロックが半額。こりゃ作りますぜ。豚の角煮はなかなかレシピが定まらないのだけれど、味付けはウー・ウェンさんのものでほぼ定着。ただ私の場合このままだだと固くなってしまうので、重曹水に漬ける&豚の下拵えの際は茹でこぼしを何度か行って、一晩寝かせたらさらに脂を取り除くのが必須。黒酢を入れるのでさっぱり。

水餃子

今回はここでお腹がいっぱいになってしまったのでここまでだけど、水餃子も用意してました(あとで食べよう)。こちらも購入したもの。富澤商店謹製。お正月は楽しなくちゃね。美味しいので冷凍庫に常備しています。普段から楽するのも大事。

味付けは純米酢に醤油、ごま油、オイスターソース少々がおすすめ。

大洋盛 純米吟醸

料理によく合う純米吟醸。ふるさと納税で入手

ようやく去年になって物産展などで見かけるようになったけど、新潟以外ではなかなか見かけない日本酒。美味しいの。で、料理の味を邪魔せず良心的な価格。

以前撮影で村上に伺った際知ったお酒で、宿近くの居酒屋で頼んだら残りのお酒を持たせてくれちゃったり(しかも「紫雲」という限定酒だった)、新橋芸者さんの撮影で伺う料亭で「鄙願(ひがん)」というやけに美味しいお酒を出してもらったと思ったら、これが新潟の酒屋さんが大洋盛に作ってもらっている特別なお酒だったりとか。そんなこんなで愛飲している酒蔵のお酒です。

今年も美味しいお酒を飲めますように。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

ちなみに、お料理写真にはほぼ SIGMA の dp3 Quattro を使用。すでにディスコンですがまだまだ愛用のカメラです。


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