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超文系人間が独学で簿記3級に挑戦した話(合格しました)

みなさん、こんにちは。

2024年1月末、日商簿記3級を受験し、合格しました。
受験のきっかけや勉強の記録を残しておくため、noteを書いています。


簿記3級受験のきっかけ

「受けたほうが良いんだろうなぁ」とは、ずっと思っていました。

社会人の最低知識として知っておくべきだ、的な話を色んなところで耳にしてきた気がするし、実際に以前務めていた会社では、簿記3級取得が強く推奨されていました(簿記の勉強を始める前に、夫の転勤でその会社は退職したのですが…)。

実は、過去に簿記の勉強をしかけたことがあったのですが、挫折しています
市販テキストを買って順番に取り組む…のですが、全然面白く感じられなくて←途中で放棄しました。

そんな私が、なぜ簿記3級の受験を再度決意したのか。
理由は2つあると思っています。

・オンラインアシスタントの仕事につながるから
・イタボキで純粋に興味が持てたから

オンラインアシスタントの仕事につながるから

私は今、オンラインアシスタントとして働いているのですが、新たな業務としてクライアントの経理サポートを担当することになりました。

たとえば請求書の発行や送付、入金確認や売上管理などですが、私にとっては経理周りのすべてが初めて。
恥ずかしながら、会社の資金繰りや前払い・末締めなど…ふんわり、ぼんやりとしていました。

これは、基本レベルの知識をつける必要があるな。学びが仕事に直結しそう。
そんなふうに感じ、簿記3級を受けようかなと思い始めました。

イタボキで純粋に興味が持てたから

簿記への興味をうっすら持ちつつも、即行動に移せなかった私。
そんなときにX(Twitter)で、イタボキの存在を知ります。

イタボキとは、資格の大原の精鋭チームが作る、会計を楽しく学ぶためのコンテンツ(だと理解しています)。

「メッチャ楽しい会計入門」という無料講座の募集が始まっているのを見て、申し込むことにしました。

講座は、1回2時間×3講義。実際に受けてみるととっても楽しくて、「知りたい」という純粋な気持ちが引き出されました。その勢いのまま、簿記3級受験を決意。


スケジュールの作成

まずは、試験日の設定。

簿記3級は、統一試験とネット試験の2種類があります。
統一試験は、試験日が決まっているもの(年3回)で、ネット試験は自分の都合の良い日を選択できます。

2月からは社労士の事務指定講習に時間を充てたかったので、1月中に受験を終えたい。そうなると、ネット試験一択となりました。

試験日を1月末の土曜日に設定。
受験を決意したのが12月半ば。勉強時間は50日間ある。

簿記3級合格に必要な勉強時間を調べると、50〜100時間が目安と出てきました。
1日2時間×50日=100時間。
毎朝1〜2時間を確保できればクリアできると安易に見込みました。笑


勉強方法と勉強時間

①イタボキYouTube動画

予備知識が全く無かったため、前述のイタボキをとっかかりにしました。

全く堅苦しくなく、ソフトに導いてくれるので、気軽にインプットできました。

②ふくしままさゆき先生のYouTube動画

本格的な中身はこちらで学ばせていただきました。

表面的な解き方だけでなく、理屈から教えてくれるのでわかりやすかったです。
動画ごとに練習問題もついていて、動画視聴(インプット)→問題を解く(アウトプット)までをセットで取り組みました。

③市販テキスト

本屋さんで、自分に合いそうなものをじっくりと選び抜きました。
ポイントは、デザインを好きになれるか(←案外大事)と、問題もついている点です。

使い方としては、②の動画を視聴後、該当箇所をテキストで確認していました。

また、PCで解ける練習問題と模擬試験プログラムが付属している(専用サイトにパスコードを入力すると問題が表示される)ので、PC操作の練習もできました。

試験直前は、この付属問題をPCでひたすら解くことに集中しました。

※無料の仕訳アプリもダウンロードして、スキマ時間にポチポチ取り組みました。

勉強時間は、以下のとおり。
studyplusに未記録分もあるので、ざっくり60時間程度でした。

早起きして、家族が起きるまでの1〜2時間を勉強に充てました。

勉強記録(studyplus)


初めてのネット受験(CBT方式)

そんなこんなで試験当日。

CBT方式とは、テストセンターに出向いてPCで受験します。
初めてとはいえ、就活中のSPIで経験したことがあったので、なんとなくイメージはついていました。

PCで問題を解く練習もしていたので、操作に焦ることはありませんでした。(試験時間には焦りましたが…)

途中、第三問の精算表で貸借一致せず、これは終わったかも…と一瞬真っ暗になりましたが、なんとか冷静に立て直すことができました。

試験時間終了後は、ワンクリックで合否が表示されます…!
「合格」の文字を見て、胸をなでおろしました。

結果が即分かるのが、良くも悪くもCBT方式の特徴。
合格発表まで悶々と過ごすことがないので、個人的には良かったと思いました。


簿記3級を学んでみて

純粋に面白かった

素直な感想として、簿記を学ぶのはとても面白かったです!

会社の流れ、仕組みをざっくりと理解することができて、「たしかにこれは社会人になりたての頃に学んでおくべき内容だなぁ」と感じました(←社会人11年目の人間が言う)

簿記3級の後半では社会保険関係の仕訳が出てくるのですが、社労士の勉強をした身としては、テンションが上りました。
「ああ、やっぱり社会の仕組みを知っておくことは大事だよなぁ」と。なんで誰も教えてくれないんでしょう…←

周回学習の大切さを実感

まずは全範囲に触れ、何回も繰り返すことで理解を深める周回学習が有効だということを体感しました。

正直、1回転を終えた時点では知識はあやふやでした。でも、わからなくともまずはどんどん進めていくことが大切。2回転、3回転と同じことを繰り返す過程で、解像度が上がり理解が深まっていきます。

何事も、最初の1回転目が一番大変なんですよね。

動画学習の取り組みやすさ

今回私は初めて、動画メインで勉強をしたのですが、とても良かったです(笑)

具体的には、勉強にとりかかるハードルを下げることができるなと実感しました。やる気がなくても、まずは動画視聴だけしてみよう、見るだけならできるかも…という具合に。

自分で一からテキストを読み込むより、わかりやすくまとめられた動画で気軽にインプットした後、テキストを読んで確認する流れは効率的だと感じました。

今は質の高い無料コンテンツが溢れているので、独学勢にはありがたい時代です…。

簿記3級を学んでみて、資格を得られたことはもちろん、多くのことを学ぶことができました。

私にとって、楽しいチャレンジとなりました!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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