舞台KING OF DANCEを観た話

　ふせったーに載せたものをこちらにも。素直に書いたので、褒めてないところいっぱいあります。大好きな方は要注意だと思います。

　時は大ダンス時代。誰もがダンスを嗜み、ダンスパフォーマンスにおける地位は最高潮を迎える。そんな時代にあって実力のあるダンサーたちが目指す一つのタイトルがあった。その名は「KING OF DANCE」。5年の空白を経て開催されるその大会を目指し、全国から実力者たちが集まる―。
ある事故をきっかけにダンスの表舞台から姿を消していた主人公・“空（そら）”。世界的なダンサーである父の死をきっかけにダンスをやめていた”海斗（かいと）”。ダンスの才能がありながらも、それぞれの葛藤によりダンスから離れていた二人が、KODという舞台を前に再びダンスへの想いを熱く燃やす。
メンバーとの確執や過去の辛い出来事を乗り越え、KODを獲るのは誰かー？！
仲間やライバルなど、個性豊かなキャラクターたちが全力で踊って魅せる、今年一番熱いダンスストーリー！

あらすじ　公式サイトより

　ドラマと舞台の連動プロジェクト。役者さんと脚本家さんのファンなので、発表時から楽しみにはしていました。先にドラマが放送されたので全話視聴済みです。

　まずは、この大変な中で徹底した感染症対策を行い、開催に臨んでくださった運営サイドに心からの感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。きやまさんの踊りをいつかそれメインで見られたらとずっと願っていたので、実現の機会をいただけたこと心から幸せに思います。

　ここからは素直に……。舞台作品を観た一人の観劇好きとして、書きます。

　どうしても気になってしまったのが、父親の手術のために一時的に決勝トーナメントを抜けると決意したヒデ君に対する、駆の台詞でした。
『俺達よりそっち（父親の手術の立会）かよ？！』
という旨のセリフ。

　何もかもをかけて闘ったことのある人なら『解る！』となるのかもしれないのですが、私は勝負事の世界にいたことがない素人なので、「（大切な家族よりも優先することってあるんだろうか）」と感じてしまいました。
（※多分観る側の家族関係も感じ方に関わってくるだろうと思うので、【何よりも家族が大切】という価値観が正解だとは思っていません。）

　大会は全身全霊で打ち込んできたことだろうし、台詞を放った駆の悔しさも、なんとか想像できます。駆がそういう気持ちになるのも仕方がない。ただ、せめて、あのセリフは別の表現にしてほしかったなと思いました。だって自分の大切なお父さんだよ。優先もするだろうし、これまで頑張って挑んできた大会やチームメイトと天秤にかけなきゃいけくなったヒデ君が一番辛いだろうと思ってしまった。どうしてもそこがしんどくて、少し集中力を失いました。

　あと、運営委員？に途中で時本さんが入るって話。仮にも出演チームの関係者なのにいきなり運営に加入の可能性が出るとかありえるのだろうか？と。

　自分でもこんなに色々気にしてしまうのが嫌で、どうしてスッと楽しめ無いのかとだいぶ悲しくなってしまったのですが、決勝戦のSHOWCASEのはるちゃん（きやまさん）の衣装を見て一気にもちなおしました。
「（蛍光ミリタリーかっこいい！ブーツカッコいい！）」
と大興奮。踊りで一気に心が潤って、バトルのときのソロで完全に復活しました。首の動かし方とか、笑顔とか、絶対にブレさせない体感とか、顔がまっすぐ前なこと、楽しそうにダンスするところ。観たかった景色がそこには広がっていて、しんどかったものが音を立てて身体から抜け出ていくような心地よさがありました。

　ここ最近の情勢で観る機会を次々と失い、自分の中で『薄れてしまったな』と思ってた感覚が、鮮やかに戻りはじめた感じでした。はるちゃんのダンス大好きだなぁ。あと、はるちゃん演じるマキチャン（本当は真城（シンジョウ）なんだけれども、なんとなくマキチャンと呼んでいる）が「ｱ"ｧ"？」ってガラ悪くなるところもめちゃくちゃ好きでした。

　はるちゃんが好きだなという感想になってしまった（笑）途中凹んでしまったけれども、たくさん踊っているところを見せてくれたキンダンには感謝が尽きないです。

　覚醒D2は文句なしにかっこよかったし、ヒデ君はかわいいし、駆くんや空君の動きも大好きです。決勝のドロバは色気があって最高にカッコ良かった！私は、自分の見た回はWMの優勝でそれはそれで嬉しかったのですが、個人的にはドロバが勝っていたなと思いました。

　大好きだったと書いたけど、きやまさんのダンス、終わったあと記憶全部飛んでいまはあんまり覚えていません（笑）我ながら不便な脳のつくりだなぁ。

　愛知でもう一度見られるのが楽しみです。劇場で何も写真を撮らなかったので、その後合流した友達と食べた海老と、グッズのアクリルスタンドをヘッダーにしました。読んでくださった人がいたら、ありがとうございます。ではまた。

観た日：2020年7月18日（土）昼公演