怪我をしなければ

※本内容は、個人的な意見や推察が含まれております。あらかじめご了承ください。

本日6月6日は、元北海道日本ハムファイターズの斎藤佑樹さんの誕生日です。

私が初めて彼を見たのは2006年の甲子園決勝。エース田中将大投手(現:東北楽天イーグルス)を擁する駒大苫小牧との死闘でした。

決勝戦では延長15回でも決着がつかず、翌日の再試合では、もう限界が来ているはずなのに彼は志願して登板する。
そして涼しい顔をしてハンカチを拭いながら、最後まで諦めず投げきり早稲田実業を甲子園優勝へと導いた。

直接プロには進まず、早稲田大学へ進学。4年間エースとして君臨し、4球団競合(ヤクルトも指名)の末、北海道日本ハムファイターズへ入団。
1年目は6勝という結果を残し、今後の飛躍を期待された。

その後は度重なる怪我に悩まされ、期待と裏腹に結果のでない彼に厳しい声が聞かれるようになった。それでも彼は自分を貫き、何も言わず腕を振り、もがき続けた。
2021年10月17日、本拠地の札幌ドームで多くのチームメイトとファンに見送られ11年のプロ野球人生を終えた。

あのとき怪我をしていなかったら、彼はもっともっと活躍していたはずだ。
でも彼は後悔をしてはいないだろう。彼は野球人生を通して「最高の仲間」を持つことができたのだから。

引退した現在は解説や会社を設立し「未来の野球づくり」に関する活動をされているようです。

酸いも甘いも経験した彼であれば、持ち前の根性と強い信念で、今後のプロ野球やアマチュア野球界に大きな功績を残してくれる。そう信じています。

誕生日おめでとうございます。

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