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2024/06/18  日経新聞 朝刊 個人的厳選3トピックス

[大見出し] 曲がる太陽電池に積極投資 供給網構築、中国に対抗
キヤノン、劣化を防ぐ素材/ENEOSは主原料増産

キヤノンはペロブスカイト型太陽電池の耐用年数を20~30年に延ばす素材を開発し、ENEOSホールディングスは主原料のヨウ素の生産能力を増やす。ペロブスカイト型は中国が先行し、政府支援を受けて国際競争力を高める取り組み。ペロブスカイト型は日本の技術で進化し、耐用年数が10~15年から20~30年に延びる可能性がある。新素材は2025年から量産し、ENEOSHDもヨウ素の生産能力を増強する計画。フォーチュン・ビジネス・インサイツによると、ペロブスカイト型太陽電池市場は急成長しており、日本は中国に勝る強力なサプライチェーンを築くことが求められている。また、日本政府はペロブスカイト型の研究開発や実用化を支援するためのGI基金を設立し、ペロブスカイト型の社会実装を目指す方針を打ち出している。

家計の「円売り」はや前年超え
新NISAで海外投資増 1~5月5.6兆円、続く円安圧力

家計の円売りが加速しており、新NISAを通じた個人の海外投資の拡大が影響している。1~5月の累計では5兆6388億円の買い越しとなり、23年の4兆5454億円を上回った。このペースが続けば、24年通年では13兆円の買い越しになり、年間での最高も更新する見通し。新NISAの影響で個人の海外投資が増加し、特に「株式・投資ファンド持ち分」が9割を占める。具体的には三菱UFJアセットマネジメントのオルカンが最も買われており、円を外貨に替えることで海外株の購入資金を確保している。新NISAによる家計の円売りは持続的で、今後FRBの利下げなどでさらなる円売りが加速する可能性がある。

米カーライルCEO「日本、投資リターン驚異的」 多様な産業、さらなる商機

米大手投資ファンドのカーライル・グループが日本企業の大型買収に向け4000億円のファンドを立ち上げ、1300億円で日本KFCホールディングスを買収する方針を示した。同社CEOは日本事業の高い投資リターンに驚き、日本投資に注力する理由を語った。カーライルは日本投資の好成績に着目し、日本市場における商機を探る姿勢を示している。また、700億ドルの待機資金を活用し、プライベートクレジット分野にも進出している。投資ファンドと銀行の違いや米国経済の好調要因についても言及されている。

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