見出し画像

ファジ丸の激闘2023~外だ!外だ!!~

※この記事は2023 ファジアーノ岡山 Advent Calendar 2023 - Adventarに参加しています。


2023年はクラブ史に残る一年

ファジアーノ岡山の2023シーズンが終了しました。

前半戦が終わったときに振り返り記事を書いたのですが
タイムリミットを気にしすぎている(ファジアーノ岡山2023前半戦感想)|その後も、結局最後まで突き抜けきれず終わってしまったという印象ですね。8~9月の連勝時は昨年のようなうねりを感じたのですが…。

昨年の3位という結果を受けた上で、ある程度の戦力をキープして「J2優勝」を掲げ挑んだシーズンですが、分厚い壁に跳ね返されてしまったわけですね。

しかし思えば昨年ほどすべてがうまくいったシーズン(主力の怪我人の少なさなど)はそうそう続かない、続けて通用しないのが生き馬の目を抜くような苛烈なJ2リーグです。

これまでも数多くの「優勝候補」「昇格して当然」という前評判のチームが中位以下に沈む姿を我々は見てきたわけで、ある意味ではそれが他人事から自分事になった年だったとも言えます。
これも一つの通過儀礼、ステップアップと呼べるのではないでしょうか。

それに、トップチームの成績以外に目を向けると
・新スタジアム建設運動が動き始める
・U-18チームの躍進、中国プリンスリーグ優勝→プレミア昇格の快挙
・地元出身の高卒2年目・佐野航大選手の海外移籍
・選手の髪染め解禁

など、どれもクラブ史に残るような大きな出来事の連続でした。間違いなくファジアーノ岡山というクラブが歩みを進めた、それが2023年という年です。
2024年にはユース出身の注目大卒ルーキー・太田龍之介選手の加入などもあり、木山体制3年目の集大成の年としてさらに熱い盛り上がりが期待できるでしょう。いや、盛り上がらないわけにはいきません。

ファジ丸は外に出たがっていた

さて、この激動の一年において、マスコットのファジ丸はどうだったかというのがこの記事の本題です。
結論から言うと、外に出る喜びが溢れた一年だったと思います。

2020年のコロナ禍以降、Jリーグマスコットはスタジアム場外での活動(グリーティング、ファンとの直接の触れ合い)を長らく自粛するようになり、その触れ合い活動が本格的に復活したのが今年2023年でした。開幕直後から各スタジアムで3年ぶりにマスコットと直に触れ合う喜びの声が聞かれるようになったのです。

しかし岡山Cスタでは最初のホーム開催3試合で、ファジ丸の場外グリーティングは無し。もしかしてこのまま今年もファジ丸が外に出られないのか…?と思った矢先の4月2日いわき戦。

出てきた。

ファジ丸が2020年開幕戦以来の場外グリーティング実施。
嬉しくて自作のボードを持ってもらいました。
きっと他のファンの方も嬉しさはひとしおだったことでしょう。


ですが、一番喜んでいたのはファジ丸本人でした。

というのも、グリーティングが再開してからというもの、1回1時間超の(マスコットとしては)異例の長時間グリーティングを毎試合やっているのです。

ある日など、アテンドのお姉さんが「ファジ丸そろそろ戻ろうか」と促してから30分くらいグリーティング延長してましたからね。どんだけ外にいたいんや。
ファジ丸がこの3年間、外に出られずため込んでいたものを晴らすような圧倒的グリーティング量を今年は見せつけられましたね。

時間だけでなく、そこで見せるアクションもやたら派手というか、力強さを感じました。

変な場所でバランスを取るファジ丸。アテンドさんが「体幹エグい」と漏らしていた


クライミングに挑戦するファジ丸。良い子は真似してはいけない

外に出る喜び、これこそが今年のファジ丸のテーマだったように思います(本人に聞いたわけではないので間違ってたらごめんなさい)

ファジ丸クラップとDJファジ丸


そして今年のファジ丸を語る上で必ず触れなければならないのが「ファジ丸クラップ」ですね。
ファジ丸クラップとは今季一年通してホーム戦のハーフタイム終了時に行われた取組で、後半に入る選手たちを鼓舞するためにファジ丸の映像に合わせて手拍子を送るというものです。

DJになったファジ丸が手拍子を促す映像が流れる

ファジ丸クラップの公式動画がないので、この動画の最初のほうにあるメイキング映像をご覧ください…

後半を盛り上げるために手拍子を送る企画自体がとても良かったのですが、何よりそこにマスコットの名前を前面に出してくれたことに、これまでになかったファジアーノ岡山の心意気というものを感じて熱いものがこみあげてきますね。

そしてこのファジ丸クラップの時間だけ、ファジ丸も毎回DJ風の衣装に身を包んで盛り上げていました。

ヘッドホンと上着着用


そして脚立

最終的に飛ぶ。

ちょっと面白かったのは、試合を重ねるごとにファジ丸の着替えがどんどん早くなっていたことですね。

よどみない共同作業。ヘッドホンが壊れたこともありました

スタジアムを一体にさせるファジ丸クラップ、来季も続けてほしいものです。

長崎に行ったり、長崎から来たり

ファジ丸のマスコット交流と言えば、「プライドオブ中四国」の枠で毎年徳島のヴォルタくん、山口のレノ丸が岡山にやってきて、ファジ丸も徳島、山口遠征を行うというのが定例。
それは2023年も無事継続されました。

それに加え、今年は長崎とのマスコット交流も実現。

5月にファジ丸が長崎へ行き
参考記事:ファジ丸の九州初上陸と、ヴィヴィくんのおもてなし (旧ブログ)


7月にヴィヴィくんが長崎からCスタにやってきました。
参考記事:ヴィヴィくんの豪快なファジフーズ探訪っぷりに勇気を貰う

正直言ってこの展開はシーズン前では全く予想だにしなかったので、衝撃の一言でしたね。特にCスタでの交流は双方の持ち味が存分に出ていて、これぞマスコット交流の神髄という感じでした(詳しくは参考記事をどうぞ)

総じてなかなか外部のマスコットがやってこないCスタですが、友達の輪がこれを契機にどんどん広がっていくといいなと願わずにはいられません。

来季に向けての期待や要望

と、色々あったファジ丸の2023シーズンでしたが、2024シーズンへの期待もいくつか書いておきましょう。

・試合日以外の活動の増加
これは毎年言っていますが、岡山のホームタウン活動においてファジ丸の出番がまだまだ少ない(前よりは増えている気がしますが)。
もっと本当の意味での「外」に出て行って、クラブの顔としての活動を見せてほしいところです。まあ色々事情はあると思うのでできる範囲で…

・グッズ展開
昨年のビッグファジ丸ぬいぐるみに続き、今年もファジ丸関連のグッズがいい感じに展開されたと思います。
デビュー14周年記念のしっぽキーホルダーやカチューシャなどは印象的でした。ファジ丸なりきりグローブというのもありましたね。

また、シーズン途中からファジ丸の実写アクリルキーホルダー(全15種)を常設販売するようになったのは何より嬉しいサプライズでした。毎試合買いました。

アクキーはぜひ来年も置いてください…。
限定じゃなくていつも気軽に買えるマスコット実写グッズがあるのは本当に大事なことだと思うので。
もちろんそれ以外のグッズ展開も期待したいです。

・脚立芸
ファジ丸の武器ともいうべき脚立芸なのですが、最近上がってる段が高すぎて危険な気がするので、事故が起きる前にそろそろ低めの段でパフォーマンスするようにしたほうがいいと思います…(老婆心)

2023ファジ丸ギャラリー

最後に、今年のCスタで撮ったいい感じの写真をアップして締めたいと思います。

スタメンボードとファジ丸


梅雨の時期のアンブレラ装飾とファジ丸


初めて場外グリーティングで共演したファジ丸としまじろう


仙波大志選手とファジ丸


鈴木喜丈選手とファジ丸


ビッグフラッグとファジ丸

改めて、2023シーズンお疲れさまでした。
2024シーズンも素晴らしい景色が見られますように…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?