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LOVE&ROCK

こんにちは。

『音楽家として生き続けること』を永遠の課題としている、だいぞう(坂本大蔵)と申します。

今回は、現在の『Project LOVE&ROCK』に進化したきっかけについて、書きたいと思います。

・・・

1.30歳という節目で

2010年。

この時期のソロ活動は、よりアコースティックサウンドに特化して行きました。

チラシを見ただけで音楽性がイメージできる様にも『情熱アコギロック』というキャッチコピーを打ち出して活動を行っていました。

上記は、前記事の名古屋&大阪ツアー後のワンマンライブ。

そして、ターニングポイントとなったのは、上記ライブ後の2011年1月、30歳を迎えるバースデーワンマンライブでした。

このライブ終了後、メンバーにある想いを打ち明けました。

こちらは、ファンの方々が用意してくれたケーキ。
このケーキをはじめて見た時、こんなことできるのかー!と感動しました。
ちなみに、この頃は車上生活ではなく家を借りていました(笑)
※車上生活についてはこちらの記事を参照。

2.武道館

2011年1月8日。

この日は、30歳というキリの良い年であり、ソロ活動を本格的にはじめて約10年という節目の年でもありました。

この区切りを機に大きな挑戦をしたい。

胸に秘めていた想いを、まずはサポートメンバーに打ち明けてみよう。

そう考えていました。

ライブを終え帰宅し、興奮冷めやらぬまま意を決して、メンバーに電話をかけました。

『武道館でライブをやる』

・・・皆の反応はそれぞれでしたが、誰一人として否定せず、真剣に話を聞いてくれました。

その日は中々寝付けず、武者震いが止まりませんでした。

3.戦友

公言したらば即行動!のスタンスは相変わらずで、『武道館』を口にした直後から、大きなステージを経験している音楽関係者に話を聞きつつ、調査を進めて行きました。

いつやるのか?
どれだけのスタッフが必要か?
借りる為の条件は?
どれ位の費用がかかるのか?

長期間かけて、チケットを手売りで10,000万枚!

当時は、それを本気で考えていました。

そんな中

武道館でやる!
その気持ちは大事にしたい。
しかし今の状況のままでは、リスクが高すぎる。
Daizo君の目標に、僕も最大限協力する。
大きな目標は目標として、まずは逆算して一つ一つクリアして行こう!

『Project LOVE&ROCK』の現メンバー、Ryoju君からの言葉でした。

ここから、サポートメンバーとして参加してくれていた、Ryoju君の更なる協力を得て、活動を進めて行くことになりました。

4.活動の数値化

思い返せば、それまではほぼ根性論で活動をしていました(笑)

がむしゃらに活動して行くスタンスは止め、年間計画や活動を全て細かく数値化する様にして行きました。

ちなみに、この時点ではまだ『Project LOVE&ROCK』名義での活動ではありません。

自分の歌詞や曲の世界観から、Daizoの表現したいテーマは何なのか?

それを明確化して、コンセプトを一言で表すならば?

特に、彼が着目してくれていたのは、僕の歌詞や人としての在り方でした。

『それを最大化してパッケージできたら』

その辺りからでしょうか。

視点を少し変えたことで、サウンド面の変な拘りも消化され、自分の音楽をちゃんと客観的に聴くことができる様になり、『曲の内容(歌詞の世界観)が求めている音を肉付けして行く』という考え方に変わって行きました。

そんな中、色々と模索して試行錯誤を重ねて生まれたのが『LOVE&ROCK』というテーマでした。

それまでは『反骨精神』を『ROCK』の定義と解釈していましたが、『強さ』に置き換えたことで、幅も広がった様に思います。

この頃から、ライブ活動や創作活動の他、Yahooリスティング広告や、googleアナリティクスを導入して、ランディングページやFacebookアプリを作って実験的にキャンペーンを打ち、ライブで実験を重ねて行くという、PDCAサイクルを回す動きをし始めました。
様々な企業の動きを参考にしたり、ビジネス書を読んだりと、慣れない経営の勉強をしはじめたのもこの頃です。
当時、お世話になったビジネス書の一つ。
初見の感想は、難しいぃぃぃっ!!でした(笑)
理解するまで何度も読んで、自分に置き換えてを繰り返していました。
『LOVE&ROCK』というテーマのお陰で、ハードサウンドとアコースティックサウンドを分けて考えるのではなく、根底にある芯がぶれず、実力をもっと付ければどちらも違和感なく表現ができる。
そう思い始めた時期でした。

さて、今回は2011年を迎え『Project LOVE&ROCK』の発端となった出来事を書かせていただきした。

次回は、この直後に起きた震災以降の心境変化や、生活の変化について書いてみたいと思います。







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