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24.3.2 レシェルドランジュ

こんにちは!だいゆいです。
今回は出資馬レシェルドランジュの応援に行ってきましたので、その当日の様子を記事にします。
レシェルドランジュの記事が初めてなので本馬の紹介を先にさせていただき、その後に当日の雰囲気をお届けしていきます。

◆レシェルドランジュの紹介

父ニューイヤーズデイ、母アンジュシャルマン、母父マンハッタンカフェの牝馬でキャロットクラブにて2,000万円で募集されました。
母のアンジュシャルマンもキャロット所属馬で4戦1勝の成績をあげています。
レシェルドランジュはアンジュシャルマンが7歳の時に産んだ2番仔になります。

◆出資した理由

その時は別馬に抽優を使う予定だったので、一般抽選で取れそうな馬の中で動きが良いと思った3頭に申し込みました。
その一頭がレシェルドランジュだったわけです。
また7歳2番仔ってところにも惹かれました。
預託調教師の成績はかなり気になりましたが、むしろ厩舎カースト上位になりやすいのではとプラスに考えるようにしました。

◆デビューまでの過程

2歳夏に蹄を痛めてお休み期間がありましたが、NF空港で坂路14秒くらいをこなしたところで伊藤厩舎に入厩。
一発でゲート試験に合格し、NF天栄に放牧に出されました。
ここからレシェルドランジュは出資者をヤキモキさせます。

すでにゲート試験を合格していますので、デビューするまで2ヶ月ほどトレーニングを積むのですが、割と早い段階で坂路15-14の時計でいっぱいいっぱいと言われてしまいます。
しかも目立った進展がないまま、とりあえずデビューさせようということで帰厩…

しかし出資者の不安をよそにレシェルドランジュは美浦の坂路を馬なりのまま上位の時計で上がってきます。
「やはり力があったのか」誰もがそう思った1週間後、Wコースで追い切った北村騎手から辛口コメントがでます。
本当にレシェルドランジュには能力があるのかないのか分からないままデビューを迎えます。

◆デビュー戦

12月23日のデビュー戦では今ひとつのスタートも二の脚をつけて先行集団に取り付けます。
1コーナーに入るところで内がごちゃつき、レシェルドランジュに向かって他馬が外に膨れてきます。
ここは北村騎手が上手く避けてくれましたが、レシェルドランジュもコーナーで外に膨れる不利を受けました。
向こう正面から3コーナーまでは先行集団の外目を追走します。
4コーナーでも進路を求めた内の馬と接触しますが、怯むことなく3番手まで押し上げます。
ここまでは手応えよく上位着順を狙えそうな気配でしたが、直線はジリジリ下がっていき6着で入線。
レース後、鞍上からは実戦に行っての良さや使ったことによる上積みなど前向きなコメントが出ました。
※このレースは所用のため中山に行けず写真がありません。

◆2戦目に向けて

1戦目を終えてレシェルドランジュはNF天栄に放牧にでます。
正直、これまでの経緯やデビュー戦の内容から本馬に勝ち上がる能力があるかどうかの見極めは非常に難しいものがありました。
ただ前回は坂路15-14でいっぱいいっぱいと言われましたが、今回は14-14まで上げても対応が出来ているようです。
終い13秒まで上げてから帰厩かと思っていましたが、そのまま帰厩します。

帰厩直後の坂路調教では先生から前回からあまり変わってない印象とのこと。
しかし数日後のWコースではなかなかの時計で上がってきます。
前回は坂路で良くてWコースで良くなかったので本当に分からない。
これには先生も同じ印象を持ったようです。

さてこれから2戦目に向かうわけですが、レシェルドランジュを取り巻く環境について少しだけ書かせてもらいます。

レシェルドランジュが所属するキャロットクラブでは同世代のニューイヤーズデイ産駒が6頭いるのですが、レシェルドランジュ以外の5頭は既に勝ち上がっており、非出資のクラブ会員からもレシェルドランジュの走りに注目が集まっていました。

さらにニューイヤーズデイ産駒が中山ダート未勝利だったり、伊藤調教師も2024年未勝利という不吉なデータもありました。

◆2戦目当日

そして迎えた2戦目。
3/2(土)中山4R ダート1800m 牝馬限定戦に石川騎手とともに出走します。
前日では7倍台の4番人気でしたが、当日には5倍台の2番人気となっています。
前日に口取り当選のお知らせを受けましたので、スーツ着用で中山に向かいます。

では当日のパドックの様子からお伝えします。
周回では終始落ち着いていました。
時折観客側を見たり、舌を出したりと可愛らしい姿を見せてくれます。

続いて返し馬ですが、首を振ることなく淡々と走っているように見受けられます。

ゲート裏での輪乗りでは担当さんの笑顔が見られました。
普段はクールな石川騎手も少し表情が柔らかい印象。
それほどレシェルドランジュの気持ちは落ち着いていたのでしょう。
そのまま残り200m地点でレースを撮影することに。

肝心のスタートですが、空いた瞬間に煽ってしまいます。
これで他馬よりやや遅れてスタートとなります。

「ごめんね。出遅れちゃった!」
と言わんばかりにコチラを向いています。
かわいいから許しますが、走る時は前を向いてくださいね。

ここから前走同様、二の脚を使い先行集団へと取りついていきます。

逃げたのは1番人気の馬。
レシェルドランジュは1コーナーまでに先行集団に取りつき、コーナー手前で4番手に落ち着きます。
向こう正面の後半から3番手へ上がり、3コーナーに入ります。
レシェルドランジュ同様、前にいる2頭も徐々に騎手の手は動いてペースが上がってきます。

4コーナーでは4頭が横並びで回ってきます。
手応えが良く見えるのは前走と同様。

4コーナー出口で外の馬が脱落。
依然として3頭とも手応えは良く見え、レースは三つ巴の雰囲気。

石川騎手の激に応えてレシェルドランジュは脚を伸ばします。
明らかに前走とは違う手応えに勝ち負けが出来そう。

ちょうど私の目の前で真ん中の馬が脱落。
1番人気の馬とマッチレースとなりますが、手応えはレシェルドランジュの方が良さそうに見えます。
完全に勝ち負けしそうなので、急いで口取り集合場所に向かわなければなりません。
私もカメラを持って愛馬と一緒にゴールを目指し走ります。
なのでレース写真はここまで。

レースは直線半ばで1番人気の馬をかわすと1馬身1/4差をつけ1着でゴールイン。
私もカメラをお知り合いのカメラマンに預けて、無事集合場所に到着。

◆口取り式にて

ウィナーズサークルには先に石川騎手が到着し、「馬の息が戻りきっていないからジッと出来ないと思います」と関係者に伝えていました。
レシェルドランジュが到着するとウィナーズサークルで何回も回して息が整うのを待ちます。
なんとかジッと出来るようになり、ササっと口取り写真を撮って解散となりました。
そういえば伊藤先生は口取りに来ませんでした。
色々ある時期でしたから小倉にいっていたのかもしれません。

◆レース後の所感

今回の勝因は1コーナーの入りが良かったことかと。
あの位置を取れたから逃げる1番人気の馬を見て競馬ができ、競り落とすことに成功しました。
1コーナーでごちゃついた前走とは大きく異なります。
そのポジション取りはレシェルドランジュの二の脚の速さと石川騎手の好騎乗によるもので、今回は馬の実力以上の力が発揮されたはずです。
そうすると上のクラスで戦うためには他馬より大きく成長をしなければならないでしょう。
その証拠に今回の勝ちタイムは決して早いものではなく、同日同条件で行われた2R未勝利戦よりも0.6秒も遅く、馬場が回復した翌日1Rよりも1.8秒も遅いものでした。
ペースが早かったこともあり、上がりも13.0-12.9-13.6とラスト1Fで失速しています。
このことからも一旦放牧に出し、成長を促すことになると見ています。
こういう力の見極めが難しい馬こそ人気薄でも穴をあけるのではと淡い期待を持ちつつ、次走を楽しみに待ちたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今後も私の出資馬が関東で走る際は必ず撮影に行きますので、その際はまたノートを書きますのでお付き合いいただければ幸いです。
それではまた!!





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