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#14 1億年ぶりにお雑煮を食べた

表題通り。

昔歯の矯正をしてたこともあったけど、そもそもお餅という食べ物自体をそんなに好んでなかったので、事あるごとに「矯正してるから~」とか何とかで、かわし続けてきた。深層心理に、ご老人がお餅を喉に詰まらせて亡くなってしまうというニュースを毎年毎年見ていて、本当に恐ろしい食べ物だ…自分も危ないのでは…とネガティブ極みを発揮していて、それで食べたくなかったのかもしれない。

いつしか時は流れ(ほんとにだいぶ流れた)今になったわけだけども、「○○さんの作るお雑煮は美味しい」という話題と、「今度○○さんの作るお雑煮を食べてくれば」という話題で、合わせ技にて一気にお雑煮と距離を詰めるイベントが発生した。

それが、今日だった。

そして、目の前に出されるお雑煮。めちゃくちゃ緊張しつつも食べる。
「…美味しい…!!!」
これが、世の言うお雑煮なのだ。みんなが今までお餅という強大なリスクと隣り合わせになりながら、平気な顔して美味しい美味しいと食べていたお雑煮なのだ。本当に美味しいんだ。
1億年以上(注釈:20年以上の意味)食べてこなかったお雑煮。なんだか、克服したことによって、また一つ大人になれた気がした。いや、みんなはこれを子供の、ちびっ子の時から大人の顔を食べていたのだろうか。敢えて私は食べるタイミングを遅らせることで、少し「ちょっと大人になれた感覚」を手に入れることができたのだから、間違いなく得したと言えよう。

早起きは三文の徳と言われるが、
『遅お雑煮は三文の得』なのである。三文はきっとあるだろうけど、一切考えてないため割愛。

…ここまで書いてきて少し思ったのは、恐らく大学を卒業して以降で、お雑煮を食べた記憶があった。今日食べたときに「あ~これこれ!!!!」という感覚に陥ったのだ。「え、コレとは!?!?」とお雑煮氏によってかき乱された自分の思考、てやんでいっ

とはいえ、ずっとお雑煮を避けてきたのは事実であるので、ここに投稿す。


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