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自分の中にいるちょっと困ったモンスター、実は最強の相棒かもしれない

『キラリモンスター ちょっと変わった偉人伝』(著:小川凜一 絵:大野太郎 デザイン:砂田智香)8月10日発売の新刊をご紹介します!

本書の著者 小川凜一さんは、69万部の「こども六法」の出版を企画、プロデュース。本書のデザインを担当した砂田智香さんは同じく「こども六法」のデザイナー。またすべてのイラストを担当した大野太郎さんは”1いいねにつき1日成長する赤ちゃん”がバズり、「きみの中のぼく」を昨年刊行した人気イラストレーターさんです。

本書「キラリモンスター ちょっと変わった偉人伝」は現在活躍する15名の偉人たちを紹介する偉人伝です。
従来の偉人伝と異なる特徴は、偉人の個性をモンスター化していること。
偉人が持つちょっと変わった個性を“キラリモンスター”と名付け、進化の過程を時系列で追っていく”ちょっと変わった偉人伝”になっています。
全て漢字にふりがな付きで小学生から読むことができます。

登場する15人の“ちょっと変わった“偉人たち

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HIKAKIN
原ゆたか
冨永愛
いわいともひさ
奥村心雪
家入一真
渋井弘美
渡辺直美
井本陽久
動く城のフィオ
河瀨直美
ARuFa
澤田智洋
本木恵介
吉藤オリィ
(敬称略/登場順)

「人のことばかり気にして自分の意見が言えない」という弱みを、「人の表情を見る力」という強みに進化させお菓子マーケターとしてヒット商品を生み出した偉人。
また別の偉人は「怖い事から逃げ回る」というを弱みを、「自分とみんなの逃げ場を作る」という強みに進化させ連続起業家になった偉人。
それぞれが持つちょっと変わった個性が、どのように今の活躍に繋がったのか。その過程がモンスターの進化とともに描かれています。

一見弱点にも思える個性をモンスターとして可視化することで、自分のちょっと変わった部分も、自分にしかない魅力として肯定し、愛してほしいという思いも込められています。

本書のPR担当(小6息子を持つ母)が本書を読み、自分の経験とともに伝えたいと思った事があります。
大人ですら先行きが見えず不安な時代。自分が歩んできた道とこれから子どもが歩む道はだいぶ異なると思います。そのため子どもの将来に不安を抱く親は多いと思います。
私も焦ったり、周りに流されたりして、たくさんの習い事や塾、子どもの可能性を引き出そうと躍起になった時期がありました。でも親が不安になればなるほど、子ども自身が見えなくなってしまったことがありました。
正解は親が導き与えるものではなく、答えは子どもにしか分かりません。
なので、不安を抱くよりも、目の前の子どもに目を向けるのがいいのかもしれません。それは本書のあとがきにも著者の思いが込められています。

【あとがき】を一部ご紹介します。

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【あとがき】

『キラリモンスター ちょっと変わった偉人伝』を読んでくださり、ありがとうございます。

一般的に“ 偉人伝”というと、エジソンやヘレン・ケラーといった過去の偉人
の功績を通して、読者に「この人の生き方は素晴らしい」「このような生き方をしよう」という指針や基準を提示するといった印象があるかもしれません。一方、本書ではそういった人生の指針や基準となる考え方を示さず、むしろ、「この生き方が正しい」といった明確な“ 答え” を、あえて伝えないことを大切にしました。

今を生きる人たちのありのままを伝えたい。困難に立ち向かった人も、つら
いことから逃げてしまった人も否定しない。多くの人々との協力を大切にする人にも、最後まで1人でこだわり抜く意思を持った人にも、「こちらの方が正しい、素晴らしい」といったことを本書では明記していません。

世界の価値観は日々少しずつ変わり、数年前とは正しさや幸せの定義すら異
なってきているように感じます。新型コロナウイルスによる世界的なパンデミックが、世の中の考え方や見え方を一変させたことも、記憶に新しい価値観の変化かもしれません。富や名声という、わかりやすい基準ですら、幸せを確実に保証するものとは言い切れないと感じています。

人生の正解を外に求めても答えが見つかりにくい中、大切なことは“ 自分の人生に、自分自身が納得できるかどうか”ではないでしょうか。
つらかったことや苦しかった後悔も含めて、これまでの生きてきた時間の積
み重ねを愛してあげることができたら、そこでやっと自分の人生に満足できるのではないかと考えたのです。
そのため、本書では“ 人生のこれまでに姿を与える”という手段を考えました。それが、偉人たちの隣で寄り添う“キラリモンスター”です。これまでの積み重ねの結晶であるキラリモンスターは、カッコいい、美しいだけではありません。少し変わったところや不格好なところもあります。
そんなところであっても、モンスターの姿を通してみれば魅力的に見えるのではと考えたのです。癒いえないつらい体験も、失敗してしまった後悔も、なかったことにできたらどんなにいいかと思う時もあります。ただ、そのどれか一つが欠けても今のキラリモンスターにはならなかったかもしれません。
すべての出来事がなくてはならない積み重ねとなって、キラリと輝いて見えるのだと思います。

キラリモンスターという存在を通して、本書を読んでくださった方がこれまでの生き方を、価値あるものに感じられる一助となれれば幸いです。
また、ご自身のご家族やお子様、周りの方などのちょっと変わったところも、愛しく思うきっかけとしていただければ、これほどうれしいことはありません。小川凜一

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みんなのキラリモンスターをみつけよう!

巻末にはみんなのキラリモンスターを見つけてみよう!という自己分析シートもあります。
夏休みにお子さんと将来のキャリアを一緒に考えてみてもいいのではないかと思います。そして親である大人も、自分がどのような過程で今に至るのか、お子さんに聞かてみるのもいいと思います。

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「キラリモンスター ちょっと変わった偉人伝」公式サイトもチェックしてみてください。お試し読み、紹介動画などもUPしていく予定です。

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