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オリンパスカメラに外部給電

概略

オリンパスのカメラに外部給電しようと思うと
・特定の機種のみ対応
・USB PDのバッテリー(30W以上)が必要→E-M1X/E-M1 Mark III/E-M5 Mark III
・外部バッテリーとACアダプターが必要→E-3/E-5/E-M1/E-M1 Mark II
と意外とハードルが高い。
もっと手軽に通常のモバイルバッテリーとの組み合わせで給電できるようにする。
注:製品として保証されたものではないので、自己責任でご使用ください。

必要なもの

・オリンパスバッテリーカプラー付きUSB電源ケーブル
注意点としては、オリンパスカメラにそのまま使える安価なもの(数千円台)は無いことだ。
Case Relayという製品は1万円以上出せば購入可能だが、OM-D系のバッテリ BLN-1に対応したものしか存在しない。
・CASE RELAY USB外部電源供給器 CRUPS110 https://amzn.to/3fB3cy9
・CASE RELAY DCカプラー CRBLN-1 https://amzn.to/2WIWSfh

なので、このような
・バッテリーカプラー付きUSB電源ケーブル https://amzn.to/2WB2mbO
・DCカプラー BLN1ダミーバッテリー充電アダプター https://amzn.to/2WOaMNs
を組み合わせて使うと安く仕上がる。
ただし、既製品ではないので、次のような問題点がある。
・バッテリーカプラー付きUSB電源ケーブルを選ぶときに、USBプラグが1個のタイプのものだと、カメラを連写した時に電源が落ちるものもあったので、USBプラグが2個のタイプがお勧め。
・USBプラグが2個でも、プラグが大きいものだとモバイルバッテリーによってはプラグが干渉してそのまま挿せないものがあった(削りました)
・DCプラグの径が合わないので、はんだ付けが必要になる。私自身は、手持ち機器のDCプラグを統一するため、EIAJ-3タイプのDCジャックとDCプラグに付け替えて使用している。また、プラグの径があった場合も必ずテスターで、極性を確認すること(極性が逆のものが存在しました)
・Amazonには、BLS-1(Pen系)/BLH-1(E-M1 Mark II以降)のカプラー(ダミーバッテリーが存在しないため、BLH-1はB&H
https://www.bhphotovideo.com/c/product/1434824-REG/tether_tools_crblh_1_relay_camera_coupler_for.html
BLS-1は、AliExpressで購入した。
BLS-1
ただ、1年前には無かったが、BLH-1やBLH-1のカプラーも安く売っているので、AliExpressで安く買うのもよいかもしれない。

モバイルバッテリー

バッテリーカプラー付きUSB電源ケーブルのUSBプラグが2個なので、必然的に、USB給電ポートが2個以上の大容量のバッテリが必要になる。また、大容量のためQCやPD対応など充電が早いもののほうがお勧め。将来性を考えるとPD対応のバッテリを購入したくなるが、PDを複数本同時に充電できる給電アダプターはまだ無い。なので、できるため同時に充電したい場合はQC対応のほうが、良いこともある。
https://amzn.to/3dy6joy
大体感覚的には連続撮影した時に、10000mAで10時間撮影できたので、撮影時間1時間あたり1000mA消費すると考えてモバイルバッテリーを用意すれば間違いないだろう。

カメラへの装着

カメラにバッテリーカプラーを装着するとき、カメラ側のバッテリーカバー開けたままにする必要がある。つまりそのままでは、防塵防滴性はなくなることに注意したい。
バッテリーの蓋は、OM-Dシリーズのように取り外しの機構をもっていて、比較的容易に外せるものもあるので、落下や破損を防止するために、外しておくのも悪くない。

おまけ

こんなことをやろうと思ったのは、一晩中撮影できる360度VR星空撮影システムを作ろうと思ったから。
こちらが成果物です。


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