AEとデザインの勉強方法について
<どうやってAE、デザインの勉強をしてきましたか?>
この質問をDMでよく聞かれます。
大前提、自慢できるほどのAE、デザインスキルがあるとは思っていません・・・
ですが、割とよく質問されるので、この際noteにまとめようと思いました。
(今後この質問をされたら、このnoteのリンクを送る為です笑)
※あくまで「自分はこうやった」というだけなので、これが正解というつもりは一切ないです。そもそもそんなレベル高くないので!
これから勉強始める人の参考になれば!という程度です。
<まず自己紹介>
名前:だいとも
経歴:
2014.4 金融機関(リース会社)で、法人営業職に就く
2020.9頃 副業で動画編集を開始
2021.2頃 本格的にサービス紹介動画などのアニメーション制作を開始
2021.3末 勤めていた会社を退社、個人事業主に
現在はAfterEffectsを使用し、サービス紹介動画をメインに、アニメーションの制作活動をしています。
依頼元は、映像制作会社であったり、Twitterで知り合った同じフリーランスであったり、企業から直接だったり様々です。
担当する工程は案件次第で、シナリオから作ったり、用意してあるシナリオにデザインからつけたり、要望に応じて対応しています。
<AE の勉強について>
最近Colosoを受講しましたが、それまで(2年近く)スクール、教材のようなものは頼らず、独学でやってきました。
ではどうやって勉強したのか?
箇条書きで書いていきます。
①YouTubeチャンネル:Putti Monkey Wrench
https://www.youtube.com/c/PuttiMonkeyWrench
これからAEの勉強を始める場合、一番のオススメはプッティモンキーレンチさんのチャンネルです。
躓きやすいポイントを先回りで解説してくれるので、挫折することなく学習を進められると思います。
「これから勉強始めたい人はとりあえず見ろ!」って感じです笑
②YouTubeチャンネル:After Effects over drive
https://www.youtube.com/c/AfterEffectsOverdrive
ある程度、基本操作がわかった段階で拝見していました。
こういう操作をしたら→こうなる
は、ある程度理解してても、
じゃあ、「なんで」そうなるの?
という「理屈」の部分の理解も深まりました。
初心者向けのチュートリアルでは解説されないような、少しだけマニアックなAEのショートカットや、機能解説もありがたいです。
作業の正確性の向上や時短に繋がりました。
エクスプレッションもこちらのチャンネルの動画を見て、少しだけわかるようになりました。
ここで学んだエクスプレッション知識の延長で、今ではめちゃくちゃ簡単なスクリプトなら書けるようになりました。
③YouTubeチャンネル:トニラボ - 専門学校でも教える映像クリエイター
https://www.youtube.com/c/tonylab
こちらもある程度基本操作を理解した段階で拝見していました。
初学者向けの発信もされており、段階をおって勉強できるのでとてもわかりやすいです。
個人的には、基本操作を覚えた段階で見ていたので、実際の制作風景のライブ配信や、実務に近い部分での解説動画に助けられました。
こういう知っとくと便利!みたいなのが個人的に好きです(実際、時短・効率化できてめちゃくちゃ助かってます)↓
④YouTubeチャンネル:サンゼの After Effects 教室
発信されているチュートリアルは、つい作りたくなってしまうようなカッコいい映像ばかりです。とにかく作ってて楽しい!
かつ、実務的な内容も多くて「これってどうやってやればいいんだろう」とGoogleで検索すると、サンゼさんのYouTubeがかなりの割合でヒットするイメージがあります。
最近、書籍も出版されて、初心者に優しいと思います!
話がずれますが、サンゼさんがペンタブを激押ししていたので、ペンタブ移行を決めたんですが、とても快適になりました!オススメです!
⑤その他、国内・国外限らずチュートリアル動画をたくさん
実際には上にあげた方々だけでなく、もっとたくさんのチャンネルや、チュートリアル動画、解説動画から勉強させてもらいました。
基本的には、「こういう演出をしたい!」という時に、調べて作り方を学んでいた感じです。
また、チュートリアル上げてる方を見つけたら、とりあえずチャンネル登録して、制作に行き詰ったら見返したりもしてます。
なので、僕の場合は片っ端からチュートリアルをこなす、という方法は取っていません。
⑥動画のトレース
勉強したてで、一旦基本操作を理解したけどまだおぼつかない、ぐらいの時にやっていました。
こんな感じです↓
(この二つは、勉強はじめて2ヶ月経ってない時だったはずです)
気になるアニメーションを見つけて、それを1Fもズラさないつもりでコピーします(結局ズレちゃうけど)
トレースする中で、「理解してたけど身についてなかった」機能や手順が出てくるはずてす。
少し話はズレますが、人間は「一回忘れて、改めて思い出すと、その後記憶に定着しやすい」らしいです。
なのでチュートリアルも全部一度に覚えようとせず、「忘れる為に覚える」ぐらいの意識でやるのがいいのかなと個人的には思います。
⑦とりあえずAEをさわりまくる
上記のようなところでいろいろ情報を仕入れた上で、とりあえず自分でソフトをいじりまくる!
この部分のこのパラメータってなんの役割?
↓
なんかよくわらんけど、いろいろ変わった
↓
Google検索
↓
なるほどこういう時に使うのね!
↓
てことはこういう使い方もできるなー
これを繰り返してました。
AE勉強方法まとめ、とスクールについて
こう見ると操作方法の学習はYouTubeでしかしてないですね汗
なので、基本操作だけであればYouTubeで十分学べると思ってます。
正直、制作してたら、いまだにわからないことがポンポン出てきます。
その時に、
「とりあえずググって解決する」
という『自己解決能力』は、フリーランス・副業問わず、個人でお金を稼いでいくには結構大事なんじゃないかなーと思ってます。
『自己解決能力』を養う訓練という意味でも、
「AEの操作方法を教わる『だけ』」が目的であれば、高額なスクールは必要ないのかなと思います。
そこにお金を使うのであれば、
デザインならデザイン単体、ライティングならライティング単体など、それぞれのスキル専門の教材に投資していったほうが効率的かな、というのが個人的な意見です。
(スクール自体を否定するわけではありません。「とりあえずスクールいくか!」じゃなく、よく考えて決めてください!ということです)
<デザインの勉強について>
①書籍
よく初心者向けに紹介さてる書籍で一旦勉強しました。どれも読みやすいです!
結局本を読むだけでなく、アウトプットしないと意味がないので、特にここで語りたいことがありません・・・
とりあえず最初は読みやすそうな本を読む、って感じでいいと思ってます!
②YouTubeで「デザイン 添削」と検索
結構これが勉強になったのでオススメです!
アニメーションに限らず、いろんなデザインの添削動画がヒットします。
デザイナーの方が「どういう考え方で」デザインを組んでいるのか、という部分に着目して見ていました。
また、自分だったらどう作るかというのも合わせて考えながら見ていました。
③ランディングページから
ランディングページ(LP)をまとめているサイトがあるので、よく参考にしています。
こちらは学習というよりは、実際に自分が動画を制作する際(アウトプット時)に参考にさせてもらうことが多いです。
サービス紹介動画とLPは構成(流れ)も近しい部分もあるので、シナリオを書く際も参考になると思います。
④動画をとりあえずたくさん見る
常にやってるのはこれです。
とりあえずいろんなアニメーションを見ます。
僕はひとまずPinterestを眺めることが多いです。
気になるアニメーションがあれば、掲載元のYouTubeなりVimeoに飛んで、製作者さんの他の動画を見ます。
あとは、「Eagle」というソフトでリファレンスとして収集しています。
④とりあえずたくさん作る
これまではいわゆる「インプット」ですが、インプットした上で実際に手を動かして作る(アウトプットする)必要があります。
※勉強の仕方に「これが正解!」はないと思いますが、「アウトプット」は間違いなく『必要』だと思います。
一番いいのはお仕事を受注して、イチから作って行くことです。
が、これから0→1をしようとする方には難しいと思います。
なので僕のおすすめは、
という方法です。
自分で考えた架空サービスの動画を作る方が多いイメージですが、「どこの誰向けのサービスか?」というサービスのコンセプトがブレブレになりがちです。
そうなると、デザインのしようがありません。
なので、既存のサービスを流用させてもらうのが、手っ取り早いし、練習になるかなと思います。
まとめ
偉そうなことを言える立場ではないのですが、この1年間の経験からいえることは
「とにかくたくさん作ることが大事」
です!
結局、自分で作らないと良くならないです汗
チュートリアルしてるだけでもダメだし、本を読んでるだけでもダメです。
ディレクションしてるだけも、(制作スキル面では)上達にはほぼ繋がらないと思います。
実際に手を動かす必要があると思ってます。
僕自身この1年間は、とにかくたくさんお仕事を受けることを意識して動いていました。
そのおかげで、まだまだではありますが、レベルアップした感覚があります。
デザイン面はもちろん、制作スピードも上がったし、工数の把握も正確になり、クライアントへの提案もより解像度高くできるようになりました。
なので、「1本ポートフォリオ動画を作ったけどうまくいかない」という方は、すぐに諦めるのではなく、2本、3本とどんどん作ってみるのもアリだと思います。
もし、最初うまくいかなくても、自分が作った動画を発信する努力(もしくは営業)を怠らなければ、いつかはいいクライアントに巡り合えると思います。
正直、制作スピードもかなり重要なスキルだと思っているので、いつかは苦労して制作してきた経験が生きるはず・・・と思っています!
以上です。
お読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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