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家庭菜園始めました。

2023年3月。
かれこれ30年は経とうかという夢の、家庭菜園を始めました。

義父は既に畑のプロで、キャベツでも白菜でも何でも立派に作られる方。
そんな立派な方が傍にいらっしゃると逆にやりにくいもので・・(笑)
でもここはやはり、先輩がお元気なうちに習うべき!と一念発起。
耕運機の使い方から教えて頂きました。

と言うのも。
家庭菜園をしてみたいという漠然とした夢を持つ中で、菌ちゃん先生こと吉田俊道さんという方のお話を伺う機会があった事が、いよいよ動き始めたきっかけ。

菌ちゃん先生は、地球への愛、野菜への愛、微生物への愛が半端ないのです。
私たち人間は地球の一員。
地球に生まれ、食物を食べ、排泄し、土に還す。
私たち自身も土に還る。
そんな一連のサイクルの中に、他の動植物とともに存在している私たちだけど、大脳が発達しすぎた人間は、まるで自分たちだけが偉いかのように振る舞っている。

先生の仰ることを上手く伝える事が出来ないのだけど、農薬や化学肥料を使わなくったって、自然が用意してくれたものを上手に使えば立派な野菜が作れるんだよ!と教えて下さったのが菌ちゃん先生。

無農薬の野菜に虫がついてるのは当たり前って思ってるでしょう?
私はそうだと思ってました。
だけど菌ちゃん先生曰く、そうではないのですって。

元気な野菜はファイトケミカル(野菜が昆虫や紫外線などから身を守るために作り出す成分)が豊富だから、虫は食べれない。
人間の健康には良いファイトケミカル。
これは元気な野菜に多く、弱った野菜には少ない。

分解者である菌や虫は、弱って腐りかけた美味しくない野菜を食べてくれるんだよと。
だから、虫の沢山ついてる野菜は弱ってるんだよと。

菌ちゃん農法の野菜は、微生物の力を借りて育てます。
肥料も農薬も使わないけれど、虫がつきにくい元気な野菜。

肥料を使い続けることが、結局は土(地球)を痩せさせてしまって元気な野菜が育たない。
虫や菌たちは、腐ったものを分解し土に還してくれているだけ。
その自然の流れに、人間も加わればいいだけ・・。

その考えに感動してしまったワタクシ。
真理だ!と思ったことは追求欲が止まらない・・。

落ち葉が畑の菌たちの餌になる。いわゆる肥料がわり。まさに宝の山!
枯れた草木に付いている糸状菌が野菜の根と繋がり、窒素固定菌との共生を助けてくれるらしい。
菌の餌になる枯れ葉をたっぷり載せ、高畝にすることで適度な湿度を保つ。
十分な雨に当て黒マルチをかける。ここから数ヶ月。菌ちゃんよろしくね〜と愛情をかける。

菌ちゃん農法独特の高畝黒マルチの畑は、この辺りでは見る事がない上、農業なんて無縁そうな私が耕運機をかけショベルで土を掘り起こす姿を、近所のオジさまたちが気にかけぬはずがない。

私に声をかける人は一人もいらっしゃらなかったけれど、義父には「あんたとこのお嫁さんは何を始めるんな」と聞く人もいたらしい。そりゃそうだろな(笑)。


雨に当てマルチをかけた土は、その温度と湿度で菌たちが土を肥やしてくれる。

菌ちゃんありがとう!菌ちゃんお願いね!と、心を込めて声をかけることが何より大切とのこと。ふむふむ。


今まで花壇に花を植えたことはあっても、野菜を育てた経験はゼロ。

しかも花だって苗を買ってきて植えるだけ。

種から育てるという経験は、小学生の時に朝顔を育てた以来かもというレベル。


まずは育てやすいと聞いた野菜からチャレンジ!

手始めは、空芯菜・モロヘイヤ・いんげん・オクラ。芽出し成功!

約3ヶ月後、ホームセンターでググッと興味を惹かれたサラダセロリと里芋の苗とともに定植しました。

サラダセロリ
里芋。暑さ避けに草を載せてみる。

楽しい。

とても楽しい。

自分の食べるものを自分で作れる。

最高の気分。


まだまだ始めたばかりで分からない事だらけだけれど、いつかは種取りもしてみたいなぁ。

菌ちゃんファームのホームページ。ぜひ見てみて!


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