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ロックダウンのマレーシアから、大人も子どもも気持ちが折れない引き篭り生活の送り方

マレーシア、ロックダウン2週目に入りました。
そして今週になり、マレーシア政府はさらに2週間の延長を発表。
思うように外出できない日々が、少なくとも4/14(水)まで続きます。

プランBどころか、プランD、Eくらいに突入していますね(苦笑)。

不安に支配されたまま過ごすのか。
ぼんやりなす術もなくゴロゴロ過ごすのか。
はたまた、毎日を楽しく過ごしてやろう! なのか。

まずは私たち大人が、態度を決めなければなりません。


大人自身がどう過ごすか腹を決める

東日本大震災の時、幼子を抱え、妊婦でもあった私が、余震、原発事故、物資不足のなかで感じていたのは、不安と恐ればかりでした。

スーパーに行けば当たり前に手に入っていたものが、みるみる消えていく恐怖。

でも、今回のコロナウィルス騒動は全然違う。
物流は止まっていないから、多少手に入りにくいもの(卵、じゃがいも、玉ねぎなど)はあっても、なんとかなる。

もともと引き篭り気味なので、それほどの不便もなし。
スタッフとのコミュニケーションも、日頃からZoomやチャットワークを駆使しているので問題なし。
今回のウィルス、確かにお年寄りには深刻だけど、子どもたちはまず大丈夫。

そう思ったら、不謹慎と怒られそうですが、この歴史的出来事を脳裏に焼き付けようと、ワクワクしている自分もいるのです!

大人こそがまず、ゴールを迎えた時(マレーシアの場合は4/14であると願いたい!=最楽観シナリオ)、どういう自分でいたいか想像してみましょう!

イライラと不安に苛まされ続け、ようやく終わった……と思うのか、
いつもより時間があって充実した日々が送れた!! みんなよく頑張った!! と思うのか。

流石に4週間は長いなあとは思いますが、イライラしたり、うんざりしたところで状況は変わりません。
ならば、とことん楽しみ、休養もしつつ、しっかり仕事もしようではないか!! と決めてしまてしまうのが得策です。

これをしないと、長時間のストレスに耐えきれずイライラしたり、予想もつかない出来事に出会った時、簡単にうろたえたり。

そして、そんな大人の感情は、子どもたちにいとも簡単に伝搬してしまうものだからです。

大人も子どもも、本当に使える目標と時間割をつくろう

実は今、私がガーディアンをしている単身留学生たち、18名中11名がロックダウン後もマレーシアに残留しています。

なぜ残留しているかというと、現状では日本に一旦帰国してから、次にマレーシアに戻ってきた時、2週間の自主隔離が必要になるから。
つまり、春休み明けすぐに学校に戻ることができない(マレーシア国内のホテルなどで、人との接触を避け、2週間缶詰めになる必要がある)んですね。

両親が共働きだったり、祖父母の介護があるなど、諸般の事情で残留している子どもたちです。
なかには「日本に帰っても不自由な缶詰め生活は変わらないし、家にいてもだらだらゲームばかりしてしまうくらいなら、友だちと一緒に過ごす方が楽しいのでは」という理由で、子どもの残留を決めている親御さんも。

しかし、子どもたちは大なり小なり「できることなら日本に帰りたい」と思っているんですよね。

残留せざるを得ないなら、日々を楽しんでほしい。
ガーディアンとしてはそんな思いのなか、ちょっと早めの春休みホームステイがスタートしました。

ロックダウン初日の午前中、留学生たちと最初にしたのは、春休み中の目標と時間割決め。

目標、時間割と聞いて、ちょっと窮屈な気分になりましたか?

かくいう私もそんなひとりでした。
だって子どもの時、ことあるごとに目標をつくらされ、夏休みにも時間割をつくったけれど、守れた試しがなかったからです。

しかし、大人になった今なら、目標と時間割の正しい設定方法、使い方がわかります。
別ブログで紹介しているので、よかったら参考にしてみてください。

時間割のおかげで留学生たち、オンラインで授業を受けたり、課題をこなしたり、予め決めておいた自習をしたりしています。

目標管理、時間管理のヘルプと適切なカリキュラムは必要ですが、中学生以降は他に何の手助けも必要ありません。

大人もぜひ一緒に目標をつくり、時間割の通りに動いてみてくださいね。


アフターコロナに備えて

コロナ引き篭り中、大人の過ごし方が子どもと違う点は、アフターコロナを見据えて準備をする必要があるということです。

コロナウィルスによる経済ダメージに慄いているのは、オリンピック延期が決まり、封鎖さえ囁かれている日本ばかりではありません。

世界中の人たちが不安に包まれ、買い控えするなか、景気の低迷は長く続くでしょう。
普通に新しい商品やサービスを売ろうとしても、苦戦するのは目に見えています……。

ならば、今からコロナの後に備えましょう。
いつでもすぐに動き出せるように!

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日中、日頃なかなかできずにいた、ビジネスの導線の整理をしました。
そうしたら、今、必要なこと、いらないこと、速やかに手をつけた方がいいことが明らかに!

おかげで、コロナ騒動が長引いた時のアイデアも思いつきました!!
普段はバタバタしてしまいがちですが、じっくり考える時間があるのはいいものですね。

私たち大人の責務は、アフターコロナをなんとしても生き抜くこと。

恐れたり、諦めたりする姿ではなく、たとえ転んでも何度でも立ち上がる姿を、子どもたちに見せようではありませんか!



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