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歩いて国境を越える

もう3年以上前のことになるけれど、
未だに覚えている国境越えの話を書き記しておこう!

2017年1月くらいに私はアルゼンチンのサルタにいたはず。
サルタとはアルゼンチンの北部に位置している、
超素敵な街、アンデス感が強め。

▼赤いピンがサルタ、BAと書いたところがブエノスアイレス画像2

サルタでは、愛くるしいリャマを見た後、
リャマの煮込みを美味しくいただいたりして楽しんでいた。

クラブで飲みすぎて、ホステルでぶっ倒れたのもサルタだった。
深夜に一人でホステルに歩いて帰れるくらい治安も良かった。
サルタは本当にいい街だった。


さて!バックパックを背負って一人で陸路旅をしていた私の、
次なる目的地はボリビアのウユニ塩湖。

▼みんなご存じウユニ塩湖画像1

ネットを見ていると、サルタからウユニ塩湖に行くには、
まずバスでアルゼンチンの国境の町である「ラ・キアカ」に行く
⇒ラ・キアカから、ボリビアのビリャソンという町に歩いて向かう
⇒ビリャソンから、ウユニまで鉄道に乗る
鉄道なら、高山病にもなりにくいし、最高!ということだった。
(ウユニの街の高度は3700m)


3,4日滞在したサルタに別れを告げ、ラ・キアカ行きのバスに乗った。
(はず、もう記憶がない)
ラ・キアカには昼に着いて、そのまま国境を越えたんだと思う。

▼ラ・キアカのバスターミナル(らしい、忘却の彼方)

その旅中は、通信できるスマホもなくて、
今にも充電が切れそうなサムスンのちっさい端末のGPSを基に、
目的地を目指していたが、如何せん田舎すぎてGoogle Mapに道がない。

"Donde esta la frontera"(国境はどこ?)と道にいる人に聞き続けて、
とぼとぼ歩き、国境を目指した。
みんな、あっち!とどこかを指さしたので、その方向に歩いて、
そこにいた人にまた、国境の場所を聞く。
この瞬間がラテンアメリカ放浪の旅の中で、最も印象深い瞬間の一つ。

結局辿り着いた場所は、フェンスだった。
そこに明らかに人がこじ開けた感じの穴があった。
国境は目の前。その穴をくぐれば、確かに越えれそう、国境。

近くにいた同じく国境を渡りたそうにしている夫婦に、
「もしかしてここを通るのかな…?」と聞いたところ、
「そうっぽいね!」ということになり、みんなで穴を抜けたような記憶がある。

違法に国境を越えてるような気がして、どきどきわくわくした。
その後ちゃんとパスポートチェックしてくれる建物に辿り着き、
無事、合法的に国境を越えれました。

▼これが国境らしい、確かに先に見える街並みの見覚えはある

パスポートチェックでは、「日本だってよ、へへっ」と、
物珍しさからパスポートを数人で回し見されたりして、微笑ましかった。

国境から鉄道の駅まで確か歩いて30分くらい。
荷物たったの10kgほどだったのに、重すぎて、
歩いては立ち止まり、歩いてはしゃがんだり、を繰り返した。

自分に負けてタクシーで、"Estacion Central"へ。
確か次の電車までめちゃくちゃ時間があって、数時間潰した覚えがある。
することはないので、本当にただただぼーーーっとする。(やばい旅)


やっと乗れた鉄道内もまた、めちゃくちゃ楽しくて、
ラテンアメリカを放浪している!!!という感じだったので、
また書きたいな。

P.S.
おそらくこの旅の写真が入っているであろう、
メモリーカードを、ついに読み込んでみようと思う。
タイムカプセル。
アダプタが届いたら、懐かしさに涙する予定なのでお付き合いください。


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