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推理カードゲーム「アルゴ」と「選択の科学」

最近6歳の子どもがハマっているゲーム「アルゴ」。そして自分も子どもと対戦しながらハマってます(笑)自宅にいる機会も多いので、子どもとの対戦も、大人同士の対戦も楽しいと思います!ルールはシンプルなので子どもも楽しめますし、シンプルなだけに深みのあるゲームです。

アルゴをやりながら、書籍「選択の科学」で書いてあったあることとリンクするなぁと思ったので、それとあわせて紹介します。

推理カードゲーム「アルゴ」

「アルゴ」には2人用や3・4人用、ペアプレー等いろいろなモードで遊べますが、基本となる2人用を紹介します。

0〜11までの白黒のカードが1枚ずつあります。これを1人に4枚配ります。配られたカードを自分からみて左から右へ、小さい順にふせて並べます。

↓実際はふせてます。

note記事の文章内 (1)

残りのカードをふせて山にして中央におきます。そしてゲーム開始!

まずは山からカードを1枚引きます。引いたカードと自分のカードから相手のカードの数字を推理します。

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並び順がポイントです。左から小さい順に並んでいるので、それがヒントになります。もちろんゲーム開始直後は当てずっぽうです。一番左が小さいはずなので「0かな?1かな?」くらいの推理です。

ハズレたら、引いたカードを自分の手持ちカードに加えます。

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相手からみたカードの並びです。左から小さい順に並んでいるので「8のカード」が置かれた場所によって、隣にあるカードの数字が限定されていきます。↓の場合は、9か10か11になります。もし「黒10のカード」を持っていれば、もっと限定されて9か11ということに!

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黒と白で同数の場合は、黒→白の順番で並べるルールです。

まとめるとこんな感じです。

「アルゴ」ルール
準備

・カードは白と黒があり、書かれた数字は0〜11まで、1枚ずつ。
・対戦相手に自分の数字がわからないようにふせて置いておく。
・カードの置くルールは左から小さい順。同じ数字の場合、黒が先で、白が後。
・2人用の場合、最初の持ち札は4枚ずつ。残りは山にして中央に置く。

ゲーム開始
・中央の山のカードから1枚引く。
・引いた1枚のカードと、自分のカードを元に、対戦相手のふせてあるカードの数字を推理して当てる。
・当てると対戦相手のカードは表になる。ハズレると引いたカードを表にする。だんだんと数字の全貌が明らかになっていく。
・対戦相手のカードを、先に全部当てた方が勝ち。

シンプルなので子どもも大人もすぐにはじめられるのが良かったです。ちなみに6歳の子どもはハマっていますが、4歳子どもはさすがに難しいらしく離脱します(笑)

「選択」と「偶然」と「運命」

書籍「選択の科学」に書かれた人生もまた選択と偶然と運命の三元連立方程式であると。つまり選択だけでもないし、偶然だけでもないし、運命がすべてを決めるわけでもない。その入り組んだ相互作用が人生を決めていくと。

あぁこれぞまさにアルゴじゃないですか!笑 いや、本当に、アルゴもまた選択と偶然と運命であると感じます。逆に言えば、アルゴで人生の選択と偶然と運命を体感できるともいえますね。(ちょっと大げさかなw)

選択
「選択」の部分は、シンプルに数字を推理して当てるゲームとして、自分がどんな数字を(推理して)言うか。文字通り選択しながら、アルゴというゲームを切り開いていきます。

偶然
論理的に考えて、ふせられたカードの数字が10 or 11というシーンがあります。このとき「10!」と言って当たるのは偶然です。反対に「11!」といってハズレるのも偶然。なんのヒントもなく、テキトーにいった数字が、偶然当たるときもあります。

自分が追い込まれたとき、相手が論理的な思考を間違えて、誤った数字を言ってくれて救われるケースもあります。偶然が救ってくれたシーンです。こんな風にアルゴをやっていると偶然を感じます。

運命
最初に配られる手持ちカードは運命といえます。この運命にはあらがえない。何一つ論理的な根拠なく、相手がテキトーにいった数字で当てられてしまう場合もあります。この運命は受け入れるしかなく、その上で次の一手を考えて進むしかありません。

選択と偶然と運命がアルゴにはいっぱい!そして、シンプルでおもしろい!子どもが相手でも、本気でゲームできるのが良いところかもしれません。なぜなら偶然と運命には、年齢は関係ないから〜!

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