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[#3]14日間でマスターするペンタトニックスケール

8日目から10日目の内容です。後半戦突入ということもあり、とても難しい内容が続きます。動画と記事の内容をしっかり理解していないと次の日に進めないと思いますので、じっくり時間をかけて練習してください。

・14日間で目指すこと

「アドリブでギターソロを弾いてみたい!」
「ペンタトニックスケールがうまく使えない」
「ペンタは弾けるけど1箇所しか知らない」
「自分のアドリブにマンネリ化している」

そんな生徒さんの悩みを解決すべく、無料のレッスン動画を作成しました。

目標は2週間でペンタトニックスケールを12キー全部ネック全体で使えるようになり、しかも自由自在にアドリブできるようになる!

14日間で達成できる練習メニューになっています。

この記事の中では、
ペンタトニックスケール音の役割

ネックをどう見たら良いのか

運指よくある間違いなど、

その日ごとに練習するポイントが用意してあります。

半分の1週間を終えたところでネック全部で弾けるようになってると思います。

14日間のトレーニングを終えて、

みなさんがどんな景色を見ているのか楽しみです。

最後まで一緒に練習していただけたら幸いです。

・トレーニング8日目

今日から14日間トレーニングの後半戦スタートです。

8日目はGmペンタトニックで練習してみましょう。

7日目でCmペンタの練習をしていました。

5弦ルート、6弦ルートが綺麗にネック全体に配置されていて、

ボックス内でのソロからポジション移動して次のボックスに入るような練習をしています。

GmペンタはCmペンタと配置が逆になっています。

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5弦ルートがあった位置に6弦ルートがあるので、最初は混乱すると思います。

8日目の練習では、

自分が何の音を弾いているのかしっかり把握できているかチェックできます。

そしてこれまでは5thの音ポジション移動のきっかになる音という風に使って来たと思います。

今回はこの5thを中心にオクターブ上、下の2つのボックスを絡めたフレージングを練習してみましょう。

・8日目おさらい

Cmの次にGmを練習することで、

6弦ルートと5弦ルートが真逆の位置に配置されます。

ネックの音の配置を理解する良い練習です。

そしてここまでは、

♭7、R、m3、P4というボックス内でのフレーズを中心に練習して来ましたが、

今回は5thの音の周りでのフレーズに注目して練習しましょう。

今までに無い歌い回しがたくさん出てくると思います。

・トレーニング9日目

9日目の内容は少し難しくなっています。

Bluesのコード進行を使って、m3とM3を使い分ける練習です。

「コードに沿ったアプローチ」をしていくのですが、

自分が今何のコードの上で弾いているのか、しっかりと伴奏を聴きながらソロを弾く練習が必要になってきます。

ブルースのコード進行は12小節でできており、それをひたすらぐるぐるリピートしています。

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今回はA7のところでm3の音をM3にして弾く練習をしてみましょう。

D7のところでは今まで通り堂々とm3で弾いてOKです。

・9日目おさらい

12小節を4小節ずつ3段に分け、

それぞれの段のコード進行の特徴を捉えると、

アドリブソロ中でも自分の居場所が分かるようになります。


スライドハンマリング半音チョーキングなどを使って、

m3からM3に変化させるようなフレーズに挑戦して見てください。


M3にアプローチする練習が、

同時に「コードに沿ったアプローチの練習」になっています。

・トレーニング10日目

10日目はメジャーペンタトニックスケールについてです。

ここまでの内容は全てマイナーペンタトニックスケールの内容でした。

世の中にはメジャーペンタというものも存在しています。

ですが私個人の見方としては、全てマイナーペンタで見るようにしています。

Gメジャーのキーの伴奏に合わせて、今までのペンタの拡張アイデアを展開したいのですが、

キーがGだからGマイナーペンタを弾いてしまうと、

伴奏に合わない音が出て来てしまいます。

まずは動画をご覧ください。

ちょっと音楽理論っぽい内容で、

何を言っているのか分からないと言う人も多いと思います。

要約すると、

キーはメジャーとマイナー両方持っているということ。

GメジャーのキーはEマイナーでもある。

Gメジャーペンタは覚え直さない。

平行調のEmペンタで弾けるから。

でも5つの音の価値(意味)は変わるので注意する。

並びや形は同じだからネック全体に展開して弾けるけど、

ボックス内の4つの音の価値が変わっている。

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ここではキーがメジャー側に寄っている場合を想定して、

いつものボックスの音がそれぞれ役割が変わっているところに注意して練習しましょう。

・10日目おさらい

メジャーペンタマイナーペンタ中身は同じものです。

Gメジャーペンタは、

G A B D E

R M2 M3 P5 M6


Emペンタ

E G A B D

R m3 P4 P5 ♭7


同じ音です。

ただ見る角度が違います。

一般的にはメジャーペンタを覚え直す必要がありますが、

この14日間のトレーニングの中では、

キーそのものを「メジャーとマイナー両方持っている」という見方にすることで、

実際に覚えるペンタは1つで良いという風にしています。

この考え方はポップスを演奏する上でも重要な要素で、

「長調」「短調」のような、クラシックの概念では、

近代音楽は作られていません。

1つのキーにどちらも常に存在していて、
その時々で「どちらかに比重が寄っている」ような作りをしている
ため、

キーの見方を「G=Em」のようにして見ておく必要があります。

・11日目以降の話

11日目からは、いよいよ終盤に入っていくため、

内容がかなり難しくなっていきます。

9日目の内容だったm3からM3にアプローチする内容や、

10日目のメジャーペンタ側からのアプローチをしっかり理解していないと11日目の内容は全然ついて行けないでしょう。

しかし、
表現力が圧倒的に増えるのが11日目の内容です。

シンプルなアイデアで、

今まで練習してきた
「手グセ」に成りつつある物の、

新しい使い方

新しい見方

そして2倍、4倍にも増える表現力につながる内容です。


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