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[#1]14日間でマスターするペンタトニックスケール

1日目から3日目までの練習メニューです。まずは4つの音だけで弾く練習。そして6弦ルートのペンタトニックスケールを拡張します。5つ目の音はポジション移動のきっかけとして使います。

・14日間で目指すこと

「アドリブでギターソロを弾いてみたい!」
「ペンタトニックスケールがうまく使えない」
「ペンタは弾けるけど1箇所しか知らない」
「自分のアドリブにマンネリ化している」

そんな生徒さんの悩みを解決すべく、無料のレッスン動画を作成しました。

目標は2週間でペンタトニックスケールを12キー全部ネック全体で使えるようになり、しかも自由自在にアドリブできるようになる!

14日間で達成できる練習メニューになっています。

この記事の中では、
ペンタトニックスケール音の役割

ネックをどう見たら良いのか

運指よくある間違いなど、

その日ごとに練習するポイントが用意してあります。

半分の1週間を終えたところでネック全部で弾けるようになってると思います。

14日間のトレーニングを終えて、

みなさんがどんな景色を見ているのか楽しみです。

最後まで一緒に練習していただけたら幸いです。

・トレーニング1日目

1日目は、おそらくみんなが知っている、
Amペンタトニックスケール(6弦ルートポジション)の見え方を変えていきたいと思います。

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このような図は良くネットや教則本などでも見かけると思います。

まずはルート以外の音の役割に着目しましょう。

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スケールをなぞってしまうような演奏、階段を登って降りてくるような。

そこから脱出するにはどうしたらいいのか。

2枚目で紹介している赤いボックスの音、

R、m3、4th、7thという4つの音を、

「プリング」
「ハンマリング」
「スライド」
「チョーキング」

を使って、
どのようにそれらの音を鳴らすか、
ただ弦を押さえて弾くのではなく、
5つの音の「発声の仕方」を試してみてください。

例えば、
4thをチョーキング
して5thの音を出す。

スライドを使って半音下から狙った音にアプローチする。

1日目の練習のポイントは、

この赤いボックス内でどれだけ弾けることを増やすか。

ペンタトニックという5つの音知ること。

1カ所だけに絞って、もう一度時間をかけて練習してみてください。​

・1日目おさらい

6弦ルートのペンタトニックスケールを拡張するアイデア。

同じ音が同じ配置になっている場所が、3カ所あると思います。

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赤いボックス1カ所で弾けることが増えれば増えるほど、

オクターブ上、オクターブ下のポジションでも使えるので、

いきなりネックの広い範囲を使ってアドリブソロが弾けるようになります。

5thという音を、このポジション移動のきっかけになる音、
という風に練習してみてください。

・トレーニング2日目

2日目の内容は、

4thと5thの間にある不協和音の音、
「♭5」(ブルーノート)と呼ばれる音を足すというアイデアを紹介しています。

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この「♭5」という音は、気持ち悪い音がします。

なのでこの音で立ち止まってしまうと、
「変な音を弾いてしまった」と耳に残ってしまうでしょう。

でもスライド半音チョーキングなどを使って、
経過音のように使うと、

アドリブソロがブルージーになっていきます。

ペンタトニックという5つの土台にちょっとスパイスを足すようなイメージで使ってみるといいでしょう。

・2日目おさらい

あえて気持ち悪い音を一瞬混ぜることで、

味のあるアドリブのフレーズが生まれて来ます。

ここでも1日目の内容が非常に重要になっています。

ペンタの5つ音の特徴をしっかりと耳や体で覚え、

それにスパイスを加えるようなイメージで「♭5」を足します。

1日目5thの音はポジション移動のきっかけになる音という紹介をしましたが、ポジション移動の際にこの「♭5」を足してクロマチックで移動するというのも、使えるフレーズになると思います。

・トレーニング3日目

3日目はあえて新しい内容には進みません。

特に1日目のボックス1箇所に留まって、その中だけでどれだけ弾けることを増やせるか、

いろいろな歌い回しを試してみる。

2日目の「♭5」の音も混ぜたフレーズのニュアンスなど、

1箇所のボックスという縛りの中でさらに表現の幅を広げる挑戦をしてほしいと思います。

その際の注意点、

「よくある間違い」についてご紹介します。

・3日目おさらい

自分が今何の音を弾いているのか、

R、m3、4th、5th、7th、の5つの特徴をもう一度確認しましょう。

慣れるまではボックス内の音は同じ指使いで弾くことをお勧めします。

オクターブが変わってボックスを移動しても、

同じ運指でフレーズを弾くことによって、耳と体でそのフレージングを覚えていくことができます。

チョーキングするのであれば、狙っている音程は何の音なのか、

そこに届いているのか耳でしっかりと聴いて、正しいピッチを練習しましょう。

・4日目以降の話

4日目からは5弦ルートのペンタを拡張していきます。

ここでも同じ音の並びをしたボックスが登場します。

5弦ルートの拡張が使えるようになれば、

ネック全体で弾けるようになります。


次回までに一つのボックス内で弾けること、

それぞれの音のイメージを把握すること、

ハンマリング、プリング、スライド、チョーキングを使い、

表現の可能性を広げること、

もう一度ここまでの内容を消化できているか確認して見てください。


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