【アルビ日記】2023-2:vs広島 2-1
「踏ん張るのもまた楽し」
試合情報
・2/26(日)14:00キックオフ
・@エディオンスタジアム広島。晴れ
・新潟、広島とも開幕戦は引き分け
アルビレックス新潟・スタメン
GK小島享介。DF藤原奏哉、トーマス・デン、千葉和彦、堀米悠斗。MF高宇洋、秋山裕紀、太田修介、伊藤涼太郎、三戸舜介。FW鈴木孝司。
【途中出場】島田譲、谷口海斗、グスタボ・ネスカウ、田上大地、松田詠太郎。
試合ダイジェスト
【前半】
14分、カウンターから新潟が先制。PA手前で左から右に流れる三戸に伊藤から縦パス、ドリブルのこぼれ球に太田が反応、左足を振り抜いた。さらに37分、新潟が加点。カウンター、伊藤が左足で右サイドの太田に浮き球パス、受けた太田が冷静にワントラップ、左足アウトサイドで中央へ、鈴木が合わせた。2-0で前半終了。
【後半】
広島が3枚替え、フォーメーション変更で流れを変える。前線からのプレスが強まり新潟を押し込むも点が入らない。79分、塩谷のスーパーボレーで1点返すも、その後は新潟が踏ん張り2-1で試合終了。
右の矢
立ち上がり15分くらいまでは、サンフレッチェ広島のプレッシングに苦しんだ。セレッソのときも感じたけどより強く感じるJ1の洗礼。
プレスを剥がせない。一つ飛ばしたパスも狙われてる。選手間の距離、行くとこ、行かないとこが整理されてる。
必然、ロングボールを蹴る機会が増えてしまう。
ただ、トップ下・伊藤涼太郎がいいところで受けて、苦しい局面でも前を向けるのは希望。相手を外すトラップ、そして右に左に、軽やかなターン。
最前線の鈴木孝司のポストワークも光ってたな。収める。時間を作る。次に繋げる。
伊藤と鈴木の前線中央2枚が、苦しい中でカウンターを成立させていた。
そしてなんと言っても太田修介。町田から来たサイドアタッカー。前に進む一歩一歩が力強い。
タテ突破だけでなく、フィニッシャーとしても輝けそう。今日の1ゴール1アシストは圧巻だった。
アルビは強力な「右の矢」を手に入れたようだ。
スキッペ監督さすが、でもふんばる
広島は、アルビの前半に少し驚いたろう。J2覇者が築き上げたスタイルに、敬意を表してくれただろうか。
後半は広島の智将スキッペ監督、ショック療法気味に動いてきた。
一気に3枚の選手交代(FWソティリウ、ゲームメーカー森島司、左ワイドの東俊希と攻撃的な3枚をIN)。
そしてフォーメーションの変更。ダブルボランチの3-4-2-1から、3-1-4-2とも言える攻撃的な布陣へ。
これによりアルビの4バックとダブルボランチに広島の前線がピッタリハマるようになり、ほぼマンツーマン気味に。アルビの後方からの組み立てに対し、完全にフタをする作戦だ。
これがハマって、後半のアルビはあえいだ。
広島の猛攻。苦しいアルビは前で起点が作れなくなり、両サイドの太田、三戸も帰陣回数が増え、しんどそう。
選手を替えながら、流れを戻そうと試みる。谷口を左に入れて三戸を中央に入れたり、最前線に新加入のブラジル人FWネスカウを入れたり。
ただなかなか流れは変えられない。
迫りくる広島の鬼の形相、アルビの忍耐の表情がクローズアップされる。
やっぱりサンフレッチェ広島は、ちゃんと強いのだった。
それでもアルビはなんとか踏ん張った。全員で守ったと言っていい。GK小島は今日も今日とてビッグセーブを連発。トーマスデンも人に強くて読みが鋭かった(勇気ある持ち出しもいくつかあって、メンタルタフネスを感じる)。
強い広島をみて、その上で踏ん張れるアルビをみた。ほんとに熱くていい試合。
つぎはホーム開幕戦。J1に帰ってきたことを、より実感するんだろうな。
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