【アルビ日記】2023-11:vs横浜FC 0-1
「全員でたたかう」
試合情報
・5/3(水)19:00キックオフ
・@ニッパツ三ツ沢球技場。晴れ
・新潟13位、横浜FCは最下位
アルビレックス新潟・スタメン
GK阿部航斗。DF長谷川巧、トーマス・デン、田上大地、渡邊泰基。MF島田譲、秋山裕紀、松田詠太郎、高木善朗、小見洋太。FWグスタボ・ネスカウ。
【途中出場】三戸舜介、谷口海斗、伊藤涼太郎、早川史哉。
試合ダイジェスト
【前半】
新潟が後方でボールを回し、横浜FCがブロックを作って構える形。双方気持ちの入った攻防となるが膠着し、0-0で折り返し。
【後半】
HTでの選手交代はなし。53分、横浜FCが先制。右サイド遠目から新潟陣内GKの手前に落とすクロスを送り、ユーリララが頭で合わせた。新潟は前線の選手交代。終了間際の決定機、三戸のシュートもブローダーセンのセーブに阻まれ、0-1で試合終了。
同胞
昨年一緒にJ1に昇格した、横浜FCは言わば同胞。
仲良くJ1での労をねぎらい合いたい、というわけにはなかなかいかず、勝利無しで最下位に沈む横浜FCはもちろん苦しいわけだが、我らがアルビも連敗中で苦しい。
今日はなんとしても勝点3が欲しい。
横浜FCは、3-4-3とも5-2-3とも言えるような布陣できた。ボール非保持の時は4枚あるいは5枚で守備ブロックを固める。
今季のアルビは、相手が築く守備ブロックをなかなか崩しきれないでいる。
アルビは後方でボールを回せるが、いい形でアタッキングサードに運べない。
CBからボランチを一つ飛ばした縦パス、とか、対角ナナメにぐおん、といくサイドチェンジとか、そういうダイナミックなプレーをスイッチとして、勢を出したいのだけど、J2に比べJ1ではそういうのもきちんとケアされてる印象。
◆
横浜FCはリアリスティックに守備から入り、リズムを作った。後方でしっかり止めて、前の3人(小川航基、小川慶治朗、山下諒也)で攻め切る、という割り切りがあって、それが結果的に全体の勢いを強めた。
両ワイドの運動量も見逃せない。特に右の近藤友喜は随所で攻め上がりクオリティを見せていた。
アルビが自分たちのスタイルを貫いてJ1で奮闘しているのとは対照的ではあるが、横浜FCも試行錯誤しながら、これまたJ1で立派に戦っている。
ターンオーバー
アルビの1失点、ユーリララのヘディングシュートの場面は、ぽっかり穴が空いてしまった感じ。時間的にも空間的にもエアポケット的にそういうことがあるのは、致し方ない。100%を求めることはできない。(追求することはできるが物理的には不可能だ)
今日のアルビは、ターンオーバー的な考え方でスタメンを作った。
GWの過密日程の中での措置でもあろうし、「全員で戦う」という松橋監督のメッセージでもあると思う。
結果は出なかったが、面白かったし、個人的には好きな考え方だ。
単純にいろんな選手が見られるし、組み合わせも見られるし、可能性も広がりやすい。
◆
この日は新潟出身の両SB(長谷川巧と渡邊泰基)を応援していて、ふたりとも奮闘していた。特に渡邊は、対人で強さを見せていた。加えてヘディングでもほとんど競り勝っていて、とても頼もしく見えた。
最前線に入ったネスカウは、少しずつキレが出てきてる。あの体躯を活かしラフなボールをもっともっと収められるようになったら、ポゼッションや攻撃の糸口としても大きな役割を担えるはず。
高木も久しぶりのスタメン・トップ下で、楽しそうに見えた。
アルビのサッカーは全員の理解、認識の統一が必要で、それを高いレベルで維持していくためにも、こういうターンオーバー的なのは必要なんだと思う。
◆
初勝利を収めた横浜FCのヒーローは、最後の三戸の決定機を止めたブローダーセン。インタビューで、涙を流しながら、それでも一生懸命日本語で語っていたのにはこっちまでグッと来た。
いい選手だな。
横浜FCの今日の勝利に拍手を送りたい。そして同胞として、一緒に残留したいものですな。
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