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観葉植物を置いたら変わった3つのこと

観葉植物と暮らす生活を始めました。写真のこの鮮やかな緑色が特徴的な植物は「フィカス・アルテシマ」と言います。「フィカス」というのはゴムの木という意味です。「アルテシマ」はインドや東南アジアが原産で、観葉植物の中では比較的最近になって親しまれるようになった種類のようです。

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(みずみずしい青々とした葉っぱが特徴です)

私は山歩きが趣味で、静かな森の中を黙々と歩く時間が大好きです。植物にも興味があったのですが、自分で育てたのはこれまでニンジンのヘタを水に浸して1ヶ月くらい置いてみたことがあるくらいで、こうした観葉植物を暮らしに取り入れたのは初めてです。

なぜ置いてみようと思ったかと言いますと、zoomがきっかけなんです。新型コロナで家で過ごす時間が長くなり、友人や仕事関係の人とzoomでやり取りすることが増えました。すると、普段見られない他の方の部屋の中をちょっと覗ける機会が出てきました。何人かのお部屋の中に、大きめの観葉植物が置かれているのを拝見しました。直感的に、いいな!と思いました。部屋にいながらにして、なにか森のような安らぎの雰囲気を感じられそうだったためです。

先週土曜日、東京で緊急事態宣言が解除されて始めての週末、私はさっそく営業を再開した観葉植物の専門店へ行きました。JR小岩駅から歩いて10分くらいのところにあるワールドガーデンです。

観葉植物の本を読んでネットで選んで買うことも考えましたが、一緒に長く暮らすものなので、ちゃんと自分の見て、気に入ったものが欲しいなと思いました。店に行く前は、何を買おうかというのは決めていませんでした。

30分くらい店内に置いてあるたくさんの種類を見て回りました。選ぶ基準はただ一つです。「部屋に置いて安らげそうかどうか」ということです。結果、ほとんど迷うことなく選んだのが、この「アルテシマ」くん(さん?)です。

青々とした葉っぱが美しかったのと、またこの幹のS字型、とてもユニークじゃないですか。まっすぐなのよりも、自然な感じがして、直感的にこれいいな、と思いました!

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(このS字型の自然な感じにひかれました)

 このアルテシマくんと暮らし始めて5日目くらいですが、小さな変化がありました。3つご紹介したいと思います。

 1つ目は、毎朝布団から抜け出る時間が少し早くなったことです。私は田舎育ちということもあり、けっこう極端な朝方です。早朝4時台に起きることも多いのですが、起きて10分くらいスマホをいじることが習慣でした。

 ただこのアルテシマくんと過ごすようになってから、まず葉っぱに霧吹きで水をたっぷりあげることが朝のおつとめになりました。買うときにお店の人から育てるポイントとして教えてもらったことは、アルテシマは土に水を毎日あげたらダメだということです。土がずっと湿っている状態だと根腐れを起こしてしまうそうです。代わりに葉っぱには毎日水をあげてください、ということでした。青々しい葉っぱを保つことや、虫を寄せ付けないようにするためです。

朝まずスマホをいじるより、葉っぱに水をあげることの方が、何倍も朝が爽やかに始められる気がしています。

 2つ目は、部屋のレイアウトが大きく変わったことです。予想だにしない変化でした。これはzoomで話をするときに、このアルテシマくんのみずみずしい姿をぜひ相手にも見て欲しいと思ったためです。画面に映るように机の配置を変えました。すると、部屋が広々と使えるようになったのです。3年くらい同じ部屋に住んでいるのですが、この配置はこれまでまったく思いつきませんでした。アルテシマくんさまさまです。

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(zoomでアルテシマのみずみずしい姿をお見せしたいと思い、結果的に部屋が広々使えるレイアウトに変わりました)

 3つ目は、部屋でよりリラックスできるようになりました。私は自宅にいても、時間をもっと有意義に過ごそう、といったような気ぜわしいところがあります。ただ観葉植物をおいてからは、この自然の緑の姿をぼーっと眺めることが楽しみのひとつになりました。心が安らぐ感じがします。仕事から帰ってきて、葉っぱに霧吹きで水をあげていると緊張が自然に解けてきます。

リラックスするには仕事モードの交感神経から、安らぎモードの副交感神経への切り替えが大事だと聞きます。観葉植物はその切り替えをスムーズにさせてくれるものなのかもしれません。

在宅での働き方はこれからますます増えてくると思います。おそらく観葉植物への興味は高まるのではないでしょうか。「新たな生活様式」という言葉がはやっていますが、観葉植物を暮らしに取り入れることは個人的におすすめできることの1つかなと思います。



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