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フルエール新聞#2/地域活性化リーダー・川口紗英子さん

2版の紙面では、京都・京北地域で地域活性化のリーダーをされている川口紗英子さんを取り上げました。

紗英子さんの「ふるえるポイント」

記事でご紹介した紗英子さんのふるえるポイントは以下の3つです。

①京都中心部から過疎村の京北・黒田地域に3人の娘と移住
②空き家だった古民家を、人と人とをつなぐカフェに改装
③限界集落を存続させるため、若手と一緒に盛り上げる活動

それぞれ紹介していきます。

①京都中心部から過疎村の京北・黒田地域に3人の娘と移住

紗英子さんは2011年3月の東日本大震災をきっかけに、京都市中心部から車で1時間ほどの距離にある京北地域に移住しました。その理由は「都市部ではいざという時に子どもを守れないと思ったから」だそうです。

大都市で災害が起きた時、食料の調達や避難所の確保などに不安を感じる方は少なくないと思います。いざという時には、食べ物を自分で作ったり薪で暖を取れるところの方が、安心できる。そう考えて移住を決めたそうです。自ら考え、自ら動く、その姿勢に心ふるえます。

②空き家だった古民家を、人と人とをつなぐカフェに改装

紗英子さんは京北の黒田地域の古民家をカフェに改装して営業しています(きくやカフェ)。江戸時代には造り酒屋、明治には郵便局に使われ、地域の交流拠点でしたが、しばらく空き家になっていました。それを買い取り、再びカフェという現代の交流拠点に変えました。

食事は地域で採れた旬の野菜や小魚などを使い、食から地域を感じられるお店です。黒田地域にはカフェがほとんどありませんでしたが、このお店ができたことで地域のおじいちゃんやおばあちゃんと、移住してきたばかりの若者らが交流する場にもなっています。カフェから地域が変わっていっています。

③限界集落を存続させるため、若手と一緒に盛り上げる活動

この黒田地域は人口が約200人ほどの限界集落です。この地域は平安時代から京の都との強いつながりがあり、格式のある神社や伝統的なお祭りが残っています。ただ人口が減り続けていて、存続が危ぶまれています。

紗英子さんは地域の若手リーダーとして、他の30,40代の若手の人と一緒に、お祭りの存続などの活動に率先して取り組んでいます。移住して6年、黒田地域は「最近元気になってきているね」と言われるようになったそうです。「地域はひとりの人から変わる」このことを紗英子さんの姿から感じます。

限界集落でチャレンジを通づける紗英子さんにフルエールです!

紗英子さんが運営しているきくやカフェ(京都市左京区京北黒田地域)

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