珈琲レポート#01
今回ドトールさんのマイルドブレンドを色んなドリッパーでひたすら飲み比べしてみました!
豆の使用総量だいたい1kg。10L以上は飲んでますね...。
※あくまで個人の感想ですので参考程度にご覧ください!
総評
「コーヒーの自然な甘味、酸味、苦味がバランスよく調和したドトールの代表ブレンド」という公式の説明にもあるようにバランスの取れた、まろやかで飲みやすいブレンドです。
苦味だけではなく、ちゃんと酸味と甘みも感じられて飽きの来ない普段使いにぴったりな印象です。
味が複雑である分ドリッパーや、挽き目、湯温等、わずかな違いによって味が変化するので研究のしがいのあるコーヒーでした!
おススメドリッパー
おススメのドリッパーは「コーノ」と「カリタ」です。
バランスの良い味わいのコーヒーにはやはりバランスのとりやすいドリッパーということで上記の2つを挙げさせていただきました。
この2つだとちょうど良い甘味が出やすく、カリタだとビターのアーモンドチョコのような甘味。コーノだと表現がすごく難しいのですが...例えるなら杏仁豆腐...?のような...?(ごめんなさい勉強不足でこの表現でいいのか微妙です...)甘味が感じられます。
「ウェーブドリッパー」は浸漬時間が長くなるからなのか、少し苦みが際立ちすぎて少しトゲがあるような味になりやすかったです。挽目を粗くする工夫で美味しく淹れることが出来ました。
抽出時間の短くなりやすいドリッパーは難しい印象です。確かに酸味や甘味はありますが、ブレンドしていないストレートコーヒーやスペシャリティコーヒーに比べユニークな酸味や甘味は持っていないのでこの2つの抽出が得意なドリッパーでは、このブレンドの持ち味を引き出しにくかったです。
今回使用したドリッパー
今回のおススメドリッパーの「カリタ」「コーノ」に加え
「メリタ」「ウェーブドリッパー」「ハリオV60」「ORIGAMI(円錐フィルター&ウェーブフィルター)」「フラワードリッパー」「クリスタルドリッパー」
の8+1種のドリッパーで検証しました。
基本レシピ
豆15g
お湯240CC(豆の量の16倍)
蒸らし30秒
注ぎ完了120秒(蒸らし含める)
挽目に関して
挽目はちゃんとした定義があるわけではないので目安程度にお考え下さい。
細 中細 中挽き 中粗 粗 の5段階で表記してあります。
カリタ
90℃前後の抽出で甘味がよく出ました。少し細かく挽くことで苦みより酸味と甘みが出やすくなりビターのアーモンドチョコのような香りが楽しめました。湯温が高くなると雑味が出る印象です。
湯温:90℃
挽目:中細
甘味が強く出たが少し苦みが強くとげがある印象
湯温:90℃
挽目:中挽き
飲みやすくなったが香りや甘味が少ない
粒度調整よりも別のアプローチでのトゲの取り方が必要
湯温:90℃
挽目:細挽き
香りと甘みが良く出ている。舌触りやアフターテイストも柔らかく飲みやすい。
湯温95℃
挽目:細挽き
香りはあるがエグ味や酸味が気になる。
コーノ
コーノは通常レシピ通りの30秒蒸らしと、蒸らしを点滴でぽたぽたお湯を注ぎ抽出が始まったら一気に注ぐ点滴法を2通り試しました。
おススメは点滴法です。通常蒸らしに比べ香りや甘味を引き出しつつ、強い苦みを抑えることが出来ました。
湯温:90℃
挽目:中細
通常蒸らし
杏仁のような香り(?)少し酸味。ファーストインプレッションが強すぎる後味はマイルド
湯温:90℃
挽目:細挽き
通常蒸らし
アーモンドの香り、苦みより酸味と甘みを感じられる
湯温:95℃
挽目:中細
通常蒸らし
濃い苦み。スモーキーな香りが強い
湯温:85℃
挽目:中細
通常蒸らし
香りがよく出ている。口当たりマイルドだが少し物足りない感じ。
湯温:90℃
挽目:中細
点滴法
酸味甘味はほとんど出ないが程よい苦みと口当たり。
湯温:90℃
挽目:細挽き
点滴法
甘い香りが少し出る。酸味はほとんどない。軽やかな口当たりですっきり
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