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中田英寿から学ぶ「苦労」の捉え方

Q:頑張るフィールドをサッカーからビジネスに変えて、苦労したことはなにかありますか?
中田英寿:
何か好きなことをやっている時に苦労する!という前提はないですか??
何をやるにしても苦労する。
好きだとずっとやれる人間だから苦労を苦労と思っていない!

昨日の続き。

中田英寿の人生観が垣間見える受け答えだった。

「新しいチャレンジをする=苦労が伴う」「苦労(=やりたくなくて嫌なもの)をどう乗り越えるか?」という質問者の前提と

実現したいことのためなら苦労は苦労じゃないでしょ!という中田氏のコメントのギャップ。

ここに一流と呼ばれるステージにいく人のヒントがあるように感じた。

遊びでサッカーが始まり、どんどん上手くなりたいから練習にも打ち込んできたし、それが仕事になって、あらゆることを突き詰めてきた。
子供の時は、失敗することに恐怖をもたないじゃないですか。
どうやったら上手くなるか、そのために練習する。
それを苦労してるとは思わない。

「努力する」=「実現するための必要不可欠な(避けられない)もの」

という中田氏の前提に対して、

「努力する」=「苦労する」=「やりたくないこと、避けたいこと」

という前提が見え隠れする。

実現したいことが今やっていることの先にある目的が明確であれば、そこに向かうための努力や負荷は、成功への過程であり、苦労だと感じない。

逆に、目的もなく、何のためかわからない中で、努力や負荷がかかるとそれが「苦労」に変わる。


今やっていることが辛い、大変、苦労しているという感覚がある時は、

「これをやった先に何が待っているのか?」「この作業の目的は何か?」

それを見つめ直すだけで、苦労は苦労じゃなくなるかもしれない。


(Mr.Children「彩り」)
僕のした単純作業が この世界を回り回って
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑



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