Z世代が悪いの?
最近Z世代といわれる年代の人と出会う機会や飲む機会、一緒に働く機会が多い。というより、増やしている。
「最近の若いやつらは〜〜〜」
から
「最近のZ世代は〜〜〜〜」
と言葉が変わってきていて、みんな若手を育てることに難しいと感じている人が多くなってきた。
ガネーシャの組織はかなりのスピードで若返りが起きていて、20代の社員が半数以上になってきた。
そして会社が急成長中で(前年比150%)初期の方から会社を支えてくれた社員が次々と辞めていった。
ただ、それは僕は悪いとは思わない。
ガネーシャで学んだことを次の環境で使ってくれた良い。
創成期のガネーシャでハードワークしてきた僕の仲間はどこでも活躍できる力を持っているやつらが多い。
話を戻していくが、そもそもなぜ若手を育てるのが難しいと感じるのか?が少しずつ答えに近づいて来ている気がするので書き綴っておく。
大きく分けて3つ。
1.若手が二極化しているから
2.社会的に労務、ハラスメント基準が厳しくなったから
3.世界が満ち足りているから
1つ目から説明すると
若手のすべてがやる気がないわけではなくて、かなり大きく二極化していて、めっちゃやる気あるやつと、やる気がない人が大きく分かれている。
そして、どちらでもない、というような中間層と言われる存在がかなり少なくなった。
あとはプライベートをめっちゃ大事にしている感はあるけど、それは30代も40代も変わらない割合ぐらい存在することもわかっている。てか従業員は大体そう笑
どちらにせよ、仕事とプライベートの境目がなくて、遊びながら働いている、そして好きなことが仕事になっている人は成果を残している人が多い。
だからこそ若手をどうやってそこまで引き上げるか、いや引き上げるのではなく、勝手に成長してもらうかが鍵なのかもしれない。(仕事面白すぎて楽しかったら成長したら辞めていくんだけどね笑)
2つ目は、
勤務時間の規制等の労務環境がかなり厳しくなり、職場がゆるくなっていったから。
またハードワーク(ハードワークとは長時間、超プレッシャー、超困難プロジェクト)をする機会が減り、大成長、大勉強するタイミングがかなりなくなってきている。
一方で、優秀な若手はハードワークを望んでいるのに会社や社会が推奨してくれないので縛られてしまい、成長の機会を失ったり、離職につながる。
組織としてどのようにハードワークしてもらうかを整える必要がある。残業代や休日手当による人件費の圧迫もかなり負担になるので、高い営業利益が出せるモデルを考えるのに必死だ。
あとは過剰なハラスメント基準のせいで管理職や上司といわれるポジションがコーチングしづらくなり、若手の感情までゆさぶることができなくなってきた。
3.世界が満ち足りているから
そもそもお金がなくても美味しいもの食べられて、おしゃれな服が買えて、エンタメもスマホで無料、もしくは少額で楽しめるとなっているこの日本において、足りてないものがない。昔、40代がもっていたハングリー感や切迫感がないからこそ、がんばれない若手が多い。今のままで幸せなんだから仕方ない。とよく言われる。
でもこれも疑っていて、そもそも世界が満ち足りているってことは、問題がすくないってことで、だから解決する必要もなくなった。仕事とは問題を解決していくことであるから、そもそも問題がないのであれば仕事自体生まれない。
と、色々考えていくと、仕事自体無駄じゃねーか?と思ったりもするんだけど、やっぱそんなことなくて、僕自体は若手に、
「こんな世界になったらおもしろくねーか?」
「こんな人になりたくない?」
「出る気であろう。」にならない?
と提案し続けていきたい。
僕自身も今まで馬鹿にしてた奴らを見返したい!!大成功したい!みたいなハングリー精神を持っていたし、まだまだ夢の途中だ。
まぁでも、良い意味でまるくなったし、優しくなった気がする。
そして、良いこと、いい方法は若手にもたくさん共有して、役立ててもらいたいみたいなことまで思うように、この5年で変わって来た気がする。
そもそも僕たちなんて所詮、飯屋でお客さんな楽しんでもらえればいいだけなんで。問題解決、問題提起は!なんて頭の良い話は全く持って関係ない話なんだけどね。
なんかそんなふうに最近考えます。