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7つのコーチングスキル【前編】

こんにちは!
DAISEIです!!

コーチングアウトプット20記事目です!!

ガンガン進んできました😁

前回は
「ギャップの原因分析」のポイントについてお話しました❗️


今回はクライアントの目標達成支援に向けた
「対話の構築」

ここに焦点を当てます。

これまでに解説してきたコーチングの考え方を踏まえ、
コーチは
どのようにクライアントの目標達成を支援していくのか。

代表的な7つの技術について解説します❗️


代表的な7つのコーチングスキルは

聞く
ペーシング
質問
アクノレッジメント
フィードバック
提案
要望

聞く

これらになります。
一つずつ説明していきますが、
7つ一気に説明するには多いので、
記事を前半と後半に分け、
当記事では、3つご紹介します❗️


【 「聞く(傾聴)」スキル 】

コーチに求められる「聞く能力」とは
単に鼓膜を振動させるレベルのものではなく

クライアントが何を言わんとしているのか。

発する言葉の本質は何なのか。

正しく聞き分け、
正しく理解することが求められます。

聞くためのポイント

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①「聞く」ことに集中
自分が話すことより、
相手に話させる環境をつくることに専念する。
②相手の話の先読みをせず、最後まで聞く
途中で口を挟まない。
自分の先入観で話を聞かないことが大切。
③相手のノンバーバル(非言語)な情報を受け取る
コミュニケーションは言葉だけで成り立っている訳ではない。
相手の表情・しぐさ・声のトーン
これらが言葉以上のものを語ることがある。
④「聞いている」と言うサインを送る
相槌や表情、目線で相手を安心させることで
より多くの情報を引き出すことができる。
⑤沈黙を共有する
会話は、言葉と沈黙によって構成される。
相手の沈黙の時間は、
新しいアイデアや正直な気持ちに向き合う大事な時間として捉える。


【 「ペーシング」のスキル 】

何の制約もなく、
自分の思いや考えを自然に話せる人はどれだけいるでしょうか?

自分のことを話すという行為は、
それほど簡単なことではありません。

しかし、コーチングではクライアントに

「どれだけ話をしてもらえるか」

ここが成果を大きく左右する。

クライアントがいかに緊張せず、
信頼関係を持ってコーチに心を開いてくれるか

この信頼構築に欠かせない要素が
「ペーシング」

英語の「pacing(歩調合わせ)」を語源とする
このスキルは、

信頼感・安心感を持たせるための相手に波長を合わせる

という意味があります。


ペーシングの意味

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キャッチボールをイメージしてみてください。

相手が自分に対して信頼し、
リラックスしながらキャッチボールをするには

赤いボールには赤いボール
同じ重さ
同じ大きさ
同じ質感
同じ速さ

これらを相手に合わせて投げることが大切になります。

違う重さのボールを急に投げたり、
急に速いスピードで投げてしまうと

相手はびっくりしてしまい、
信頼関係を築くことができません。

まったく同じボールを
クライアントが受け取りやすい放物線で返す。

これが大切です。

言葉によるペーシング

・会話のスピードや内容
・共通の話題
・相手が使う言葉の繰り返し
・言葉づかいを合わせる
・相づち


非言語によるペーシング

・声のトーン
・表情
・姿勢
・アイコンタクト


【 「質問」のスキル 】

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コーチングの「質問」に求められるものは、
コーチが知りたい情報を手に入れることではない。

「相手の視野を広げ、”オートクライン”を起こさせること」


コーチには、相手が置かれている状況を的確に判断し、
どのようなタイミングや目的での質問が最も効果的かを
判断する能力も求められている。

質問の目的の例

・問題点をはっきりさせる
・考えを整理
・物事を具体的にする
・視点を変える
・他の選択肢を引き出す
・アイデアを出す


①質問の種類

「クローズド・クエスチョン」
「オープン・クエスチョン」の2種類に分けられる。

クローズド・クエスチョン
Yes/Noで回答可能な質問

目的
・事実や内容の確認
・コミットメントを高める
・気持ちを引き締める
特徴
・回答しやすい
・スピード感がある
・Yes/Noなので、質問の中に答えが提示されている


オープン・クエスチョン
5W1Hの質問

目的
・広く情報を収集する
・具体化
・相手に考えさせる
特徴
・相手の自由な発想、意見を聞ける
・自発性を引き出す


②限定質問と拡大質問

オープン・クエスチョンの中でも、

「いつ」「どこで」「誰」など
物事を特定していく「限定質問」

「なぜ」「どうやって」
 を使う「拡大質問」がある。

前者は、行動プランをより明確にしたり、
目標を具体的に設定する際に有効。

後者は、考えを広げ、深める場合に効果的。


③チャンクダウンとスライドアウト

話題の抽象度合いを

「チャンク(塊)」
という言葉で言い表すことがある。

抽象度が高い方から

「ビッグチャンク」
「ミドルチャンク」
「スモールチャンク」

と分け、
このチャンクを上げ下げすることで、
コーチは情報の度合いをコントロールしていく。


〈チャンクダウン〉

受けた答えの内容に関して、
さらに細かい質問をすることで情報を掘り下げていくこと。

話が具体的になるほど、
クライアントは行動を起こしやすくなる。


〈スライドアウト〉

受けた答えから、
さらに新しい発想が生まれるのを促す時に使う。

アイデアのバリエーションを増やしたり、
原因のリストアップする際に有効。

スライドアウト(横すべり)




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