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真夜中の妄想タイム「時間」

今、Brooklyn。NYにいます。
時差ボケで夜中に目が覚めたのでnoteを開いてますが、5年前(2018年4月)に書いた"時差"ネタが出てきたので紹介します。
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【真夜中のmo-so times】2018/04/1

※エイプリルフールネタではないです。
先日こんな事を聞きました。
「イギリスが金融で覇者になったのは
地政学的に有利だったと言われている。」
面白いなー。
確かにそうかも。。
金融は取引が多ければ多いほど利益が上がる基本構造なのだから、世界との取引が時差でコアタイムが長いことが有利。
活動時間を世界のどこかとやり取りできるように戦略的に拠点を置いている。
なるほど。。
時間の国際ルール策定の中心にいたのは恐らく
19世紀イギリスですよね。
海運国家、通商で培ったノウハウが根底にあったのかも知れない。。物流取引きの中で培った時間の優位性の知見があったはずですから。
しかし、今後もし金融の取引の仕組みが変わるなどして、
例えば取引き時間の枠が無くなるだけで、その優位性は他に移るか、消滅する可能性もあるわけですね。。
“お金”が情報化している中、今後“お金”の概念自体だって変わる可能性も十分にある。
物々交換やコトコト交換が、情報によってその不均衡を補えてしまえれば、何も一度貨幣にする必要もなくなったり?!そんなことが既に始まりつつある。
それはまた地政学も変わるってことですね。
時差による優位不利の観点は、他にもありそうです。企業の海外拠点などは、単純に時差によるコミュニケーション断絶が発展の妨げになっているとか?!そんなことも考えられます。
たとえばTV会議するにしても、日本の夜8時がイギリスの昼。(冬になると9時間の時差)
ほぼ半日時間がずれているので、コミュニケーション時間は少なくなる。
じゃあアメリカはどうなの?
こちら時差、日本-13〜16時間。(サマータイム)
それこそ丸々半日の時間ズレがある。
どちらかが無理しないとなかなか会議もできない位置関係です。
あぁ、そうか!
TV会議なんて、ここ10年の出来事でした。
それまでは電話か直接現地に赴くか。。
飛行機移動だと、日本にとってアメリカは
ほぼ時間差なく移動できる先なんですよね。
アメリカに行く場合、地球を東周りで飛ぶことになる。
日付変更線を跨ぐことが実は大きなポイントで
アメリカ方面ならば、夕方飛んで到着は同じ日のお昼。
例えば、日本で一日働いて飛行機に乗れば
アメリカで同じ日にまた半日働ける。(西海岸)
これならば日本で決めたことをアメリカには同じ日に
直接コミュニケーションしに行くことができる。
飛行機がフィジカルなタイムマシンのようなものになっている。
おぉ!これは凄いこと。。
欧州方面はそうはいかない。
午前中に飛んでその日の夕方着になる。
実はこの差が大きいのではないか?
日本の企業の多くがアメリカ進出ができたこと。
こんな地政学的な時間差も重要ファクターだったかも?
という仮説が浮き上がってきます。
あれ?
ちょっと待てよ⁈
今は情報通信時代になって、TV会議などが
普通に使えるようになったのだから、
世界の距離は縮まっているはず。
でも、働き方改革で残業すんな!と叫ばれてる今、
それは欧米とのコミュニケーション時間も増やすな!と同義。。
いいのかな?(ひょっとしてまた外圧?)
「24時間戦えますか?」は
バブル真っ只中のエネルギードリンクのコピー。
この頃って世界を相手に飛び回るジャパニーズビジネスマンが
多かったからこそ共感されヒットしたんですよね。
世界を相手にしてたら、定時帰りとかあり得ないのは
時差があるからなわけです。
グローバル企業は、働き方改革の中味を吟味しないとマズイんじゃないの?大丈夫?

こうなったら次の手は
日本人は日曜日を月曜日と見做す。ですな。
金土を休みにして、一日早く一週間をスタートさせる。
TV会議なんか頼らず、とにかくフィジカルな移動を推奨する。
どうですかね?
あ。。ユダヤ系の人は宗教上、金曜日の日没から土曜日の日没までが休息の時間…これ、そういうこと?
真夜中の妄想タイム「時間」について考えてみました。
おやすみなさい

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