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東京のJRの西の最果て。奥多摩へ。

中央線の終点の奥多摩。東京都なのに東京駅から中央線に乗って2時間もかかる東京の奥地。果てがあると行ってみたくなる。

中央線を乗り継いで、東京の西の奥地の奥多摩まで中央線で行ってきました。

立川から1時間かけて奥多摩駅へ

関東の駅百選にも選ばれている奥多摩駅

奥多摩駅は1944年に開業。戦時中であるにもかかわらず、石灰石の採掘と開発のために青梅線が延伸されたことが背景にあります。石灰石の採掘まいまでも駅のすぐ近くの工場が稼働しています。

立川から中央線の分線で青梅線になります。その立川から青梅までが30分。さらに青梅で乗り換えて奥多摩まで30分ほど。合計で立川から1時間もかかります。

そんなに遠いのか…と驚き。

青梅から奥多摩に乗り換え。中央線と同じ車両で奥多摩へ

青梅からの中央線は外見こそ中央線と同じですが、内装はちょっとポップ。

中央線ではみたことのないシートの色

シートだけが違う感じでした。車内の広告も中央線とは違い、青梅・奥多摩地域に特化したものが多く広告されていました。広告の管轄も違うんですね。それもそもはず、奥多摩に行く電車は、全て青梅発。記憶では、奥多摩への直通電車が以前はあったのですが、いまは無いようです。

奥多摩の街並み

奥多摩には1万年前から人が住んでいたそうです。奥多摩町は多摩川流域であり、学校の歴史でも学んだように、川の近くには古くから人が住んでいます。

いまとなれば東京の奥地のように感じますが、ひょっとしたら東京都心よりも奥多摩の方が古くから人が住んでいたのかもしれません。東京の発展は、江戸時代以降ですからね。

路地裏に入れば古い街並みも

奥多摩駅から多摩川を渡った反対側に日原街道があります。その脇道を通ると、ほんの少しだけ古い街並みがあります。これはおそらく日原街道の弓道なのでは無いかな、と想像してみました。

壮大な三本杉

奥多摩駅のすぐ近くの奥氷川神社に三本杉があります。奥氷川神社の御神木であり、神体として祀られている杉になります。

奥氷川神社の三本杉は、樹高が50mほどあり、都内で最も大きい杉の巨木であると言われているそうです。

奥多摩駅近くの三本杉

近くで三本杉を見ると、とても壮大です。しかも、根本がくっついている…

3本の杉野根本が一体になっています

奥氷川神社の三本杉は、東京都の天然記念物であり、推定の樹齢は600年を超えているのだとか。600年前といえば、1400年とか1500年あたりですから、鎌倉時代にあたります。よくぞここまで生き絶えたというか、なんというか。

2000年の歴史を持つ奥氷川神社

2000年の歴史がある奥氷川神社

奥多摩駅からすぐ近くにある奥氷川神社。ちょうど三本杉の裏側になります。写真でも三本杉が境内の左奥に見えています。

奥氷川神社は、日本武尊さんによって2,000年も前に建立されたのだとか。日本武尊さんって、古事記の「やまとたけるのみこと」さんなんですよね。今は感じでは日本武尊と表記されるようです。

なんでこんな山奥に…とも思えるのですが、昔は東京は発展しておらず、むしろ多摩川流域の奥多摩の方が栄えていたのかもしれません。歴史的に川の近くに人が住んでいたって言われています。

多摩川と日原川の合流

紅葉が綺麗でした

奥氷川神社のそばにある階段を降りていくと、河原に行けます。都内よりも紅葉がおよそ3〜4週間早いような感じです。

ちょうど紅葉が始まっていました。

揺れる吊り橋

奥多摩神社の前に対岸まで行ける吊り橋があります。しっかりしたつくりのように見えますが、やはり揺れます。高所恐怖症の人はご注意あれ!

紅葉と吊り橋の組み合わせって、綺麗ですよね。

吊り橋をしたから望む

こちらも紅葉が綺麗でした。もう少し紅葉が進むともっと綺麗かな。

昭和橋をしたから望む

この日は天気が良かったです。多摩川にかかる昭和橋の赤と空の青のコントラストが綺麗でした。

河原ではキャンプや釣りをしている人たちがいました。

さいごに

奥多摩駅周辺だけをサクッと散策するだけなら、およそ1時間で一通り回れます。紅葉の時期は奥多摩に向かう道も車が多くなります。中央線で奥多摩に行くことも一つの選択肢かもしれません。

2023年の11月3日に奥多摩に行ってきました。

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