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読書するために雪国鉄道の旅に行ってきました
こんにちは。
カイロスマーケティングというITベンチャーで代表を務めております佐宗(さそう|@dsasoon)と申します。
「週末はゆっくり読書したい!」
という思いがあって。だったら、どこか近所の公園にでも行こう!
「でも、それじゃつまらんな…。」
それならば自分はぼーっとするけど自分の周りの景色は動いていた方がいいな、と思って。電車に乗って読書する計画を立てることに。
どうせ電車に乗るだけなら、豪雪地帯を走る電車にしようと。Google Mapを探して、なんとか見つけ出しました。飯山線、磐越西線、会津鉄道の3つ。これを乗り継いで2日かけて東京に戻ってくると。我ながら大発見!
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Google Mapで見ると、なかなかの山間部と豪雪地帯を通る鉄道の旅になりそうです。ホント鉄道オタクかよ!やりすぎかな?
ちなみに、電車にこんなに乗って旅することは人生で初めてです。
新幹線で長野へ
長野までは新幹線にしました。もう少し時間に余裕があれば中央線の特急に乗る選択肢もあったのですが、その先の飯山線が1日に数本しかなくて。
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乗った新幹線はこれではないと思います。詳しくは忘れてしまいました。もっと地味な白い新幹線だと思います。
連休だけあって、新幹線はほぼ満席状態。東京駅から1時間半ほどで長野に到着しました。ちょっとだけ読書できた感じです。
ついに飯山線に!
そう、今回の旅の目的は読書。飯山線で読書をすることが楽しみだったんです。飯山線を走る電車は長野駅が始発。
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飯山線は2両編成。午前中に長野駅を出発する電車が、飯山線の終着駅の越後川口まで行きます。ちょっと早いので長野駅内で多少ぶらぶらしながら、時間より少し前に乗る電車の場所を確認しにきました。
が、すでに車内はほぼ満席。なんと!長野駅についてゆっくりしている場合ではなかった…。
しょうがないので空いている座席に座ったら、次の車内アナウンスでびっくり。なんと、越後川口まで行くのは1両のみ。わたしが乗っていた車両は越後川口まで行きません。
隣の車両まで行って空いている席に座りましたが、なんと幸いにもお隣の北長野駅で降りる人がいて、向かい合う2人席を確保することができました!良かった!
飯山線は長野駅から先頭車両に乗ること。できるだけ早く電車の席を確保すること。今回学んだことですな。
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外見に比べて、車内の内装はとても綺麗で驚きました。よくもこんなに改良したなと感心しちゃいました。でも、シートの形状は古いまま。ものすごく垂直なんです。
長野から終点の越後川口までは、途中33駅を経由した3時間半の旅。10時29分に長野駅を出発して、14時4分に越後川口駅に到着します。
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車窓からの景色はこんな感じ。長野を出てしばらく走ると、周りはホントに銀世界。読書するよりも、車窓からの景色にうっとりする時間の方が長くなっちゃいました。全く読書が進まない(苦)。
途中で戸狩野沢温泉まで着いたところで、2両編成の電車が1両になりました。それにしても積雪がすごい。電車の横に見えるところまで雪が積もっているのでしょうか。
飯山線はその前身の飯山鉄道によって1917年に建設。のちに国有化されて飯山線となりました。発電所建設資材運搬などのために運行されていたのですが、今では1〜3時間に1本程度運行されているようです。
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戸狩野沢温泉駅で10分ほど停車。10分じゃ、ご飯食べられないし…でも外に出てみたい。列車内にもトイレがありましたが、駅構内のトイレを使ってみることにしました。
戸狩野沢温泉を出たら、また引き続きすごい光景。車窓くらいの高さまで雪が積もっていてびっくり。
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車窓見ながらすっかりとリラックス。読書はほとんど進んでいないのですが(笑)。途中からiPadでGoogle Mapを見ながら電車が走っている場所を確認しながら景色を見るようになりました。
飯山線は千曲川沿いを北に向かいます。
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電車は途中の森宮野原駅で20分も停車します。みんな電車から降りてそこらで写真撮影。あぁ、この電車には鉄道ファンが多く乗っていたんです。この駅でわかりました。
森宮野原駅に止まる理由は、この駅が日本最高積雪を記録した地点だからなのかな。20分の間に駅をぶらぶらしていて気付きました。1945年の2月12日に7.85mの積雪を記録したそうです。この駅にたどり着いた日が2022年の2月11日。惜しい。およそ77年前に7.85mも積雪があったとは。
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森宮野原駅から先はこんな感じ。森宮野原駅ではホームから線路を横切って駅に行くため、線路の様子を写真に撮ることができます。この線路すごい。雪の壁の間を電車が走っていく感じです。
雪が降ったら除雪車が走っているんですかね。もう雪が壁状態です。
駅構内にはお蕎麦屋さんがあるのですが、さすがに20分しかないとお蕎麦食べるの難しいですよね。この電車を逃したらきっと次の電車は数時間後。
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1両しかない電車の中、先頭にも行って前方の景色も写真に撮ってみました。なんだか森の中を走る感じが不思議。東京にいると、超大雪の奥多摩にでも行かないとこんな光景は見れないでしょうか。
あ、読書はどこにいったんだろう(笑)。
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その後、途中駅の十日町駅でも20分以上停車。ポテトチップス買いました。これがランチ(笑)。とにかく雪がすごい。車窓から見える光景が雪だけ。窓くらいの高さまで積雪があるなんて。
ホント、飯山線の車窓は見飽きることがありません。
越後川口から電車を乗り継いで新潟まで。長岡で遅れていた特急に偶然にも乗ることができて、快適に新潟まで特急に乗りました。この特急の名称は「しらゆき」。予定していたよりも1時間近く早く新潟に着くことができました。
なんともラッキーでした。
新潟プチ観光
新潟は仕事で何回か来ていたのですが、観光は初めてでした。あ、そうそう、今回の宿泊は新潟駅直結のJRさんが運営するホテルのJR東日本ホテルメッツ新潟。部屋も清潔で、駅から直結で、とてもよかったです。
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写真は、新潟のBefcoばかうけ展望台から。サクッと出かけてサクッと帰ってきました。行きは迷子になるのも面倒なのでタクシーで。帰りは道を覚えたので、徒歩でテクテク15分くらいかけて帰ってきました。
夕飯は駅の回転寿司にて。お店のおすすめと新潟産地の特産品を中心にいただきました。
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この日は食事後にマッサージに行ってリラックス。ホテルに戻ってゆっくりしました。
JR磐越西線の旅
翌日は新潟始発の会津若松行きのJR磐越西線にて会津若松まで移動。8時25分発のJR快速あがの。会津若松まで2時間20分で行ってくれます。
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工事中の新潟駅。このホームだけは地上にあります。その他は2Fだか3Fに。ようやっと到着して、少し早めに電車に乗ろうとしたら甘かった…。またしても、空いている座席がほぼ無し。
こういったローカルな電車で観光地の路線って、電車が入線するタイミングで席を取らないといけないと、学びました。
磐越西線も景色がすごい。
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磐越西線は、ばんえつさいせん、と読むそうです。郡山から会津若松を経て新津までがそのルート。臨時列車としてSLばんえつ物語というい蒸気機関車が牽引する列車も走っているようです。
阿賀野川沿に会津若松まで2時間とちょっと。どの区間でもやっぱり景色は壮大です。
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電車のガラスの色のためか、写真が青っぽくなってしまっていました。でも景色の壮大さは伝わりますかね。ホント、こんな景色がずっと続く磐越西線の2時間の旅でした。
会津鉄道の旅
会津鉄道を知らなかったんです。会津若松から東北地方の真ん中を通って日光を通って浅草までくる。この路線に乗ることをとても楽しみにしていました。
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会津若松から出発する電車は1両編成。前回から学習したので、この電車に真っ先に向かって座席取り。見事窓側の座席を確保できました!
会津田島という駅まで1時間ちょっと。途中から乗ってくる人が意外にも多く、会津田島に着く頃には立っているお客さんもいるほど。満員になっていてびっくりしました。
車窓はもうすごい。飯山線とも磐越西線とも違う。雪の平原の中を走る走る。
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1両編成だけど平原も、山の中も走り続けます。
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1時間ほど走って会津田島へ。そこからは東武線の特急に乗りました。写真の左側の特急です。
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しばらくは雪の街の中を走ります。
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ここから約3時間半。気づいたら東京に近づいていました。あっというまに夕方。今日一日電車に乗っていただけでした。
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読書はほとんど進まず。長野→新潟→会津→浅草、と2日間の旅でした。
さいごに
飯山線+磐越西線+会津鉄道の雪見鉄道の旅、とにかくこの3つの路線の組み合わせが最高。首都圏から出発して2日で3つの路線でたっぷりと雪景色を楽しめるところがとてもよかったです。
どの路線もローカル線で、指定券の販売がありません。かなり早めに始発駅に着いて、ベストな席を確保することが重要であることを学びました。
いつか機会があったらまた行きたい!
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