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心房細動発症から手術を受けるまで19

手術して退院後一ヶ月

手術して退院後一ヶ月が経過しました。
退院時に次回の受診日が3月9日と指定されていましたので群馬県立心臓血管センターまで受診しに行ってまいりました。

9時30分の予約でしたが診察前に心電図検査を受けるよう指示が出ていましたので9時くらいに来院し受付を済ませます。

受付は診察券を受付の機械に入れると予約票に検査項目が記載された用紙が出てくるのでそれを持って受付に行きます。

受付でクリアファイルに予約票と診察券を入れてもらいそのまま心電図検査の部屋の前に行き診察券を受付機に入れると心電図検査を受けるための受付が完了し番号札が発行されます。

検査室前の椅子に座り待っていると番号で呼ばれるので呼ばれたら部屋に入室して心電図検査を受けて終了です。

心電図検査が終了したら外来の受付で受付機に診察券を入れると外来受診の受付が終了し番号札が発行されますので自分の番号が呼ばれるまで待合所で血圧を測って待機します。

手術前と手術後の心電図

待合所で待っていると自分の番号を呼ばれるので呼ばれたら診察室に入室します。入室すると主治医医の先生からその後調子はどうかと聞かれたので手術後はアップルウオッチの心電図でも心房細動の検知はなく階段を上がっても息切れや足が重くなるような事もなくなった。違和感や痛みもなく順調だと答えた。主治医の先生が手術前と今回の心電図をプリントアウトして見せてくれ術前と術後の違いなどを説明してくれた。

手術前の心電図

上図は手術前の心電図
安静時なのに脈拍が120と高い
心房細動
高度な頻脈
心室期外収縮
左室肥大
左軸変異
平低T
陰性T派が疑われます
まあ、ボロクソな心電図です。
上から順に解説すると
心房細動は洞結節以外の場所から発生する無秩序な電気信号により心房が細かく震えるような動きになり脈が不規則になり心房内の血流が淀み血栓ができやすくなってしまいます。そのため脈も速くなって頻脈となってしまっています。

心室期外収縮は正常な電気信号による心室の拍動が起こる前に異常な電気信号によって余分な拍動が起こるため心電図では脈が飛んだり乱れたりします。

左室肥大は心臓の筋肉(心筋)が厚くなってしまっている状態。左室肥大は左心室の心筋が厚くなった状態です。心肥大の原因は高血圧です。

左軸変異は心臓を収縮させるための電気信号の軸が左(横向き)に偏っている状態で肥満や高血圧などが原因

平低Tは心電図のT派の事で収縮した心臓が元に戻る時の派です。通常だとなだらかな山型の派ですが平低Tでは平坦になっている状態。またしても原因として肥満が挙げられます。

陰性T派、これもT派で平低Tが平坦な形に対して凹んだ形の派

心電図の波形はそれぞれP派Q派R派S派T派で表されています。
P派は洞結節からの電気信号を受けて心房が興奮する時の派
QRS派は心室の興奮を示す派です。
T派は興奮がさめる時の派です。

手術一ヶ月後の心電図

手術後は見事に心房細動の発生もなくなり脈の間隔も一定で脈拍も落ち着いています。左室肥大は高血圧を改善すれば(もしくは降圧剤でコントロール)改善していくと思われます。QT延長はβ1受容体を遮断して心臓の過剰な働きを抑える薬を飲んでいるのが原因と思われる。左軸変異・平低T・陰性Tは肥満・高血圧を解消すれば改善すると思われます。

とりあえず心房細動の再発は今の所はありませんが先生曰く高血圧(といっても自分の血圧は普段130くらい)を改善しないと再発もあり得るということ。普段の血圧は110くらいが望ましいという事でした。因みに手術前に飲んでいた薬は今も継続して飲んでいます。

手術後、心房細動の発生は無くなったものの再発を予防するためにはそれなりの対策と行動が必要ですね。

・高血圧の改善
・飲酒量を減らす(できれば禁酒)
・塩分摂取量を減らす
・肥満の改善
・適度な運動
・喫煙者は禁煙(私はタバコは吸わないのでこれはクリア)

これらの対策や行動をするのはなかなか大変ですが、これからどんどん歳も取り高齢になっていくのでもし今よりも高齢になってから再発なんて事になったら次は治療しても治りにくくなってしまうかもしれません。その方が大変なのでそうならないように自分で予防する事ができますので頑張りたいと思います。

頑張れば自分で予防できるのだから!

次は三ヶ月後にまた受診します。

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