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2020-JUN-17「いい未来を具体的にかんがえる」

なんだか社会が混乱しているときって、ネガティヴな未来予想が幅を利かせがちだとおもうんです。

世界恐慌がやってくるとか。
失業者が増えて、格差が拡大するとか。
テレワークによって仕事ができない人が炙り出されるとか。

どれもがまぁ、そのとおりなのかもしれません。
僕もそういったことを考えるし、口に出すし、文章にも書いてます。

でもネガティヴな未来予想って、みんな似たり寄ったりなんですよね。
インターネットの例えば。。。Youtubeとか開いてもらったらわかるんですけど、コロナに関して、みんなおんなじようなこといってます。

「これから世の中ヤバくなるんだぜ!」

悪いほうのヤバいばかりです。
火事が迫ってるぞー!っていったもんが目立つこの世の中。
危ないといって煽ってくる人に注目しますから。
そういうのって何万年もサバイバルしてきた人類に本来、備わってるもんだから仕方ないです。

それでも仕方ないで済ますことのできないうんざりするのがあります。
「もう世界はもとに戻らない」

この意見ってかなりインパクト大きいけど、あたりまえなんですよね。
世界がもとに戻らないのはあたりまえじゃん。過去には帰れませんよ。
僕もあなたも、世界だって、いっつも進みつづけています。戻ることなんてあり得ません。
訳知り顔で深刻な顔で、そんなあたりめーのこといってもしゃーないやん、と思うのです。

良いほうのヤバい意見は少ないんですよね。
想像したらいろいろ出てくるとおもうんです。

たとえば、、、
パラダイムシフトが起こって、硬直していた社会のシステムが良いほうに変化するとか。
人との接触が断たれることで、会いたい人に会えるって貴重なことに社会が気づいてやさしくなれるとか。
経済活動を自粛して、本来は必要のなかったものを消費していることを知れてお金とはちがう価値観をみつけたとか。

こうやって書いてみて気づいたんですけど、良い予想ってぜんぶ抽象的で回りくどくなっちゃいますね。悪いことって具体的にズバッと予想しちゃうのに。

いいことを想像するって、どうやらむずかしいようです。
みんなが火事場スピーカーになるのってこういうことなんですね。
わるいことを考えるのは簡単なんだ。

だったら意識しよう。
「いい未来を具体的にかんがえること」
なかなかむずかしいけど僕はそうしようと、いま決意しました。
うん、がんばります。

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